ヒーローTierリスト【ハースストーン バトルグラウンド】

ヒーロー

ヒーローのTierリストです。
環境:4月20日《ミルハウス・マナストーム》ナーフ後 パッチ16.6 
※5月10日更新

環境としては、リロールしても特定のミニオン群を探しにくいために酒場グレードを積極的に上げることが多いです。それで戦闘の結果は大ダメージになることが多く、ハイペースなゲーム展開になりがち。そんな環境で重要なのは、酒場グレードの上げやすさ(=序盤の強さ)です。早期決着することも多く耐え凌いでいればトップ4に入れたりしますので序盤の強さは特に重要です。

評価項目をまとめると、

  1. 順位の安定性(4位以内に入りやすいか)・・・序盤の強さ、能力の安定性(どの程度安定して発動できるか)
  2. 勝ち筋の太さ・・・上手くいった時の爆発力

重視しているのは、「順位の安定性」です。どんなに太い勝ち筋を持っていても下位に沈むリスクが高ければピックの優先度は低いです。下位を頻繁に取っていればレートは下がります。したがって《レノ・ジャクソン》《菌術師フラァグル》などの評価は低いです。逆に1位を取る爆発力は不足している代わりに非常に安定して4位以内に入りやすい《ダンシン・ダリル》は高評価といった感じです。能力の安定性は、例えば《ネズミの王》などは一度も能力を活かせない可能性があるので不安定です。このような項目を総合的に評価して順位をつけています。

Sランク

最上級でピックできたら下位は取りにくいヒーロー達。文句なしに即選ぶレベル。

ノズドルム

毎ターン1回無料でリロールできるという汎用性の高い能力、序盤から質の高いミニオンを探せて終盤になっても腐りません。抜群の安定感です。メリットは様々。

  • 質の高いミニオンを探せる→序盤の盤面が強い→ヒーローの体力を守れる→酒場グレードを先行して上げられる
  • キーミニオンやシナジーを探して方向性を定めやすい

高いスタッツで序盤に強い盤面を作る《希望の終焉ヨグ=サロン》と比べるとこちらはミニオンの質で強い盤面を作ります。さらに終盤になっても腐らない点で上位互換です。《リッチのバズィアル》や《バーテンド・トロン》は1回分多くリロールできる能力とも捉えられるので、その点で毎ターン無料で1回多くリロールできるので上位互換です。

大悪党ラファーム

多くのミニオンに接することができたり、そこからトリプルを組んだりできるので部隊の方向性を定めやすいです。種族が増えたせいで方向性が定まらないまま下位に沈むリスクが大きい環境でこれは大きな利点です。うまく良いミニオンが奪えなかったり戦闘で負け続けたりするとあっさり下位で死ぬ時もあってやや安定感に欠けますが、1位を狙いやすいヒーロー

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希望の終焉ヨグ=サロン

序盤の強さで高い体力を保てるので、そこから酒場グレードを先行して上げていく勝ち筋が強烈で、環境に合っています。下位を取りにくいのも強み。安定性は最高レベルで上位も狙えるヒーロー。ただ他に《ミルハウス・マナストーム》《ノズドルム》のような序盤に強いヒーローが追加されてややその強さが目立たなくなりました。

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ダンシン・ダリル

早い段階から巨大なミニオン複数という毎回同じような盤面を作れます。序盤は《有徳の守護者》《ネズミ軍団》で踊ったり、グレード1や2で止めたりと色んなやり方があり、使い手によって個性が出るセンスが問われるヒーロー。使えるコインをスタッツに変換するという能力の特性上、毎ゲーム一定のパワーレベルの盤面を作れるため、4位以内を非常に安定して取れます。

踊る対象として優秀な「聖なる盾」ミニオンが削除されて弱体化しました。しかし種族が増えて方向性を定めるのが難しくなったせいで全体的な部隊の強さレベルが落ちました。結果として、そこそこの盤面を安定して作れるこのヒーローは以前よりも相対的に強いです。

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Aランク

Sランクよりもパワーは落ちますが十分に強いヒーロー達。ここまでが多くのプレイヤーが使ってくるボーダーラインで、Aランク以上のヒーローがピックできないとその時点で劣勢です。

ミルハウス・マナストーム

開始時の手持ちは3ゴールド。

多くのミニオンを買える手数の多さで序盤が非常に強く安定しているため、トップ4に入りやすいです。ヒーローの体力が守れることを活かして先行して上げた酒場グレードから《魔力のアスペクト・カレクゴス》を手に入れて相性の良いドラゴン部隊に繋がると強烈です。

バランス調整によって酒場グレードを上げるコストが1大きくなりました。やや序盤の安定性が以前よりも少なくなってパワーは落ち着きましたが、それでも強いヒーローです。

《ミルハウス・マナストーム》の解説【ハースストーン バトルグラウンド】
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エドウィン・ヴァンクリーフ

優秀なバフ先である多くの「聖なる盾」ミニオンが削除されてやや弱体化しましたが、依然として強いです。序盤の強さは《ネズミ軍団》のようなバフできるミニオンを引けないと序盤に特化しているヒーローには及びませんが、尻上がりに強くなります。堅実に強く、1位を狙えるヒーロー

非常に強いですが、酒場グレードをあまり上げずにミニオンを買うことに多くのコインを使わねばヒーローパワーを活かせません。これは酒場グレードを上げることを優先する環境と真逆の特徴であり、やや環境に合っていません。

《エドウィン・ヴァンクリーフ》の解説【ハースストーン バトルグラウンド】
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A.F.ケイ

普通のヒーローは3ターン目(5コイン)の時、グレード2のミニオンが2体(+トークン)となりますが、《A.F.ケイ》は5〜7点体力が削られて酒場グレードを上げるのが遅れる代わりにグレード3のミニオンが2体並びます。これが安定して強いです。

ピックして特に強力なのは《ブロンズの番兵》。《胃涸れるドラゴン》も強く、成長しだす止まらなくなって上位を狙えるようになります。

《A.F.ケイ》の解説【ハースストーン バトルグラウンド】
ヒーロー《A.F.ケイ》の解説です。通常より早い段階からグレードの高いミニオンを使えるだけで安定して強いです。《ブロンズの番兵》《胃枯れるドラゴン》といった強いミニオンが出れば上位を狙えます。安定感は...

無限のトキ

早い段階で酒場グレード5に上げてからヒーローパワーを連打し、グレード6のパワーミニオンを並べていくだけで強いです。ミニオンのパワーは高いけれどもシナジーはないというグッドスタッフ気味になるので、そこをうまくまとめていくのが難しいです。毎回ある程度強い盤面を作れる安定型のヒーロー

《無限のトキ》の解説【ハースストーン バトルグラウンド】
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サーフィンレー・マルグルトン

Aランクまでのヒーローはよく使われるヒーローで、その程度のパワーがなければ負け組に回ってしまいます。なのでそれ以下のヒーローしか候補に出なかった場合はこのヒーローでもう一度チャレンジします。《ミルハウス・マナストーム》が弱体化されるまでは生き残るために高いパワーが必要でしたが、現在は弱体化の影響で求められるパワーが低下したため、それに応じてこのヒーローの優先度はやや低くなりました。

ヒーローパワーの「発見」は、最初のターンにリアルタイムでスコアボードに更新されるので、他のプレイヤーに情報を与えないためにピックするのはなるべく制限時間ギリギリが良いです。

Bランク

中堅で、妥協できるレベルのヒーロー達。良い引きをすれば勝てることもあります。

デスウィング

手数重視という独特の方向性を持っていて、中盤まで強いのでトップ4を狙いやすい安定型のヒーロー。戦闘で負けにくく酒場グレードを上げやすい特徴が環境に合っています。

《デスウィング》の解説【ハースストーン バトルグラウンド】
ヒーロー《デスウィング》の解説です。序盤から戦闘で負けにくく酒場グレードを積極的に上げやすい、トップ4を狙いやすいヒーローです。買うミニオンの選考基準や酒場グレードを上げるスピードが通常とは随分異なる...

エリーズ・スターシーカー

酒場グレードを上げるたびに質の高いミニオンを調達できるという、運に左右されにくく安定する能力。腐らない能力で事故が少ないので下位に沈むリスクが低いのが利点。堅実に仕事をするヒーロー

《エリーズ・スターシーカー》の解説【ハースストーン バトルグラウンド】
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キュレーター

ドラゴンが追加されたおかげで序盤から《動物園ロボ》《トワイライトの使者》などを活かして強い盤面を作りやすいです。混成部隊やドラゴン部隊に進む割合が増えているのも追い風です。

ただ「融合体」を育てたくなるのが罠で、それをすると下位に沈みやすいです。+2/+2バフは堅実でそれをやっていくべきなのは確かなのですが、それはバフしたい《ハジキロボ》のような強いミニオンに対してです。「融合体」を育てるのは、中盤にそうするのが最も強い盤面になる場合や《動物園の奇術師》などでついでに育てる場合です。なんの能力もない「融合体」を育ててもただスタッツが大きいミニオンが完成するだけで注ぎ込んだ努力程の活躍をせず、もし多くの労力をかけた「融合体」が一撃で倒されれば痛手です。ほとんど育たないまま中盤に入った場合は、スペース的に邪魔なので売るのも選択肢です。

マリゴス

プレイヤーの発想力・創意工夫やミニオンリストがしっかり頭に入っているかが重要ヒーロー。トークンミニオンにヒーローパワーを使ったり酒場のミニオンを変身させて実質リロールのような動きをしたりできるので、序盤に特に安定して強いです。中盤以降も腐ることはなく、欲しいミニオンを探せて便利です。

ピラマッド

+4という大きなバフで盤面をコツコツ強化する能力。1ターン目にバフ対象となる良いミニオンを買えさえすれば強い盤面を作れてトップ4に入りやすい安定感があり、あわよくばマーロック部隊を組んで1位も狙えます。ムラはありますが勝ち筋を持っているヒーロー。

《ピラマッド》の解説【ハースストーン バトルグラウンド】
プレイスタイルが独特なヒーロー《ピラマッド》の解説です。1ターン目にバフ対象となる良いミニオンを買えさえすれば強い盤面を作れてトップ4に入りやすい安定感があり、あわよくばマーロック部隊を組んで1位も狙...

アレクストラーザ

酒場グレードを上げることを後押しする能力で、酒場グレードを積極的に上げる環境と合っています。普通のヒーローではグレード5に上げた直後は大抵隙が大きいですがそれをカバーできます。上振れて《魔力のアスペクト・カレクゴス》《放縦のレイザーゴア》などを引ければ1位を狙える勝ち筋を持っています。そうでなくともグレード5に上げたターンに複数アクションを取れるのが悪くなく、そのまま高グレードのミニオンを投下してごまかせたりもします。一方で序盤は盤面に干渉できずヒーローの体力を守る能力がないのが弱み。

上振れた時の爆発力はある一方で下位に沈むリスクもある、不安定なヒーロー。

Cランク

不安定だったり使いにくかったり能力のパワーが低かったりして弱いですが、勝ち筋を持っていたりするヒーロー達。

シンドラゴサ

序盤に特化したヒーロー。最初のターンから酒場のミニオンを凍結しつづけ、5コインや6コインの時にそれを買って強い盤面を作ります。序盤が強いというだけで、残り体力の多さから長期的な視点でプレイできるようになるので先行して酒場グレードを上げたりできて、下位を取りにくいです。中盤以降はほぼ役に立たないややパワーの低い能力ですが安定型のヒーロー

《シンドラゴサ》の解説【ハースストーン バトルグラウンド】
序盤特化型のヒーロー《シンドラゴサ》の解説です。序盤が強いことには大きな価値があり、それだけでピック優先度は高くなります。やることがシンプルで使うのがとても簡単なヒーローです。 特徴 ヒーローパワー:...

シャダウォック

トークンでトリプルを組んだり、マーロックや《ホッピング・ホッパー》に特化したりと、強い動きを持っています。普通にバフミニオンをヒーローパワーと合わせて使っていくだけでも強いです。《ブラン・ブロンズビアード》に頼らなくても良いので、その分盤面のスペースを1つ多く使えます。ただヒーローパワーを活かす良いミニオンが引けなかった場合は能力が腐ってしまう、上振れ狙い型の不安定なヒーロー

《シャダウォック》の解説【ハースストーン バトルグラウンド】
ムラはありますが上振れた時に強いヒーロー《シャダウォック》の解説です。《ブラン・ブロンズビアード》に近い能力でマーロック部隊を組めれば1位を狙えます。ただし能力の対象となる良いミニオンを引けないと能力...

イセラ

毎ターン酒場に1体多くミニオンが並ぶので、選択肢が多くなって引きに左右されにくい安定感があります。感覚としては劣化《ノズドルム》、選択肢が広がる能力です。常動型の腐りにくい能力で、一定の恩恵を受けられます。

特に酒場グレード2で安定して悪くないミニオンを買いやすく下位に沈みにくいのが強みでそれだけでも有意義です。5コインや6コインのターンにグレード2のミニオンを買えないと下位に沈みやすいですから。ドラゴン部隊と相性は良いですが、必ずしもそこに進む必要はありません。

リッチのバズィアル

酒場のミニオンが良くなければ「金貨」を使ってリロールするという選択肢があるので、運に左右されにくいです。能力の見た目とは裏腹に安定型のヒーロー

ただ戦闘で大ダメージを受けることが多い環境です。突然致死圏内に入ったりするのでヒーローパワーをどの程度使えるかが見極めにくくリスクが大きくなっています。

《リッチのバズィアル》の解説
悪魔がいれば安定して強いヒーロー《リッチのバズィアル》の解説です。グレード1で《憤怒の織屋》を集めて後は悪魔を配置するだけ。使うのがとても簡単かつ安定感があって強いです。前のめりなタイプで環境にも合っ...

レノ・ジャクソン

能力を使う良い対象が手に入るかどうかで次第でムラが大きいですが勝ち筋は持っているヒーロー。

対象として優秀なのは《ソウル・ジャグラー》《バロン・リーヴェンデア》。これらは即効性があるのでヒーローパワーを使った直後の隙がありません。《ブラン・ブロンズビアード》は決定的な動きになりますが直後の隙が大きく生き残れなかったりします。難易度は高いですが《カドガー》に使用してトリプルを大量に組むプレイもあります。

太い勝ち筋を持っている反面、ゲーム中に全く能力を活かせない場合があり、不安定で下位に沈みやすいヒーロー。マシンガン型の悪魔部隊に進む可能性がある関係で終盤にマーロック部隊に変更するプレイが必要になる場合もあって《カドガー》が絡みやすく、上級者向けです。

菌術師フラァグル

マーロックに特化した能力。マーロックを多く並べた状態さえ作ることができれば、リロールをせずにマーロックの売り買いを大量に行うことで強力なスタッツのマーロック部隊を組めるという独自のプレイスタイルを持っているヒーロー。上手く回れば1位を取れるパワーがあります。ただし序盤に上手くマーロックを買えるかどうかという運の影響を受けるため安定性に欠けます。

《菌術師フラァグル》の解説【ハースストーン バトルグラウンド】
不安定ながらも強力な勝ち筋を持っているヒーロー《菌術師フラァグル》の解説です。序盤から上手くマーロックで盤面を埋められれば、強力なスタッツのマーロック部隊を組んで上位を狙える爆発力があります。ただしマ...

ネズミの王

必ずしも最初が獣ではなくなりました。

毎ターン対象の種族が変わりますが+1/+2と大きなバフを得られる能力。運が絡みますがうまくいけば序盤で非常に強いです。序盤の+1/+2というのはそれだけで同じミニオンがぶつかり合った場合に一方的に倒せる差になるので強力です。

ただしバフされるのは買うミニオンであって盤面に配置しているミニオンではなく、ずっと使っていきたいスタメンのミニオンをコツコツ育てられるわけではありません。ここが《エドウィン・ヴァンクリーフ》《ピラミッド》のような盤面をバフするタイプとの違いで、弱さです。あくまで一時的に盤面が強くなるだけです。

偉大なるアカザムザラク

《アイスブロック》で延命してトップ4決定戦を乗り越える粘りが売り。そもそも粘らないといけない状況になるのは、盤面を強化する能力がこのヒーローにないからという理由もありますが。最終戦付近まで残れば《分裂の幻術》《自動防衛マトリクス》《救済》などがあって強いです。

Dランク

《パッチウァーク》以下、つまり能力に体力10以上の価値がないヒーロー達。上位のヒーロー達との使いやすさは雲泥の差で、ミニオンの引きが強くなければ勝てません。これらのヒーローを選んだ場合は下位を回避するのに力を注ぐ方が良いかもしれません。

パッチウァーク

能力が使えるかどうか分からなかったり弱かったりするのならば、それよりは少なくとも体力10を得られるこのヒーローの方がマシです。死ぬまでに時間がかかれば、他のヒーローが死んで下位を回避できるかもしれませんから。

《パッチウァーク》の解説【ハースストーン バトルグラウンド】
ヒーロー《パッチウァーク》の解説です。弱いですが分かりやすく腐らない能力で、能力が使いにくく腐る可能性のあるヒーローよりは良いのでピックする機会はあります。 能力 ヒーローパワー:ひとつなぎのツギハギ...

バーテンド・トロン

酒場グレードを上げるコストが1少なくなる、地味でパワーの低い能力。4〜5回ほど酒場グレードを上げるのでそれくらいのコインを得られる計算で、先行して酒場グレードを上げやすくもなります。5コインのターンにグレード3に上げる選択肢もあります。酒場グレードを上げるコストが安い分、1リロールがおまけで付いているとも捉えられます。つまり酒場グレード2や3に上げた時に1回余分にリロールできるので運に左右されにくいです。ほぼ《ノズドルム》の下位互換で、《エリーズ・スターシーカー》と似ています。

ミリフィセント・マナストーム

酒場グレード2で強かった「聖なる盾」を持つ《シールド・ミニロボ》《マジウザ・オ・トロン》が削除されて弱くなりました。種族が増えてメカだけに特化している能力は腐りやすいです。ただ常動型であり、うまくメカを買えれば能力は案外強力です。攻撃力を高める能力は「聖なる盾」で戦うメカと相性が良く、バフ幅が大きいですから。

イリダン・ストームレイジ

戦闘で先制攻撃できる能力。常動型でコイン不要な点が同じく戦闘を有利にする能力である《ネファリアン》《リッチキング》よりも優れています。先制攻撃は《チビレッドドラゴン》よりも先に発動します。計画通りの戦闘を行いやすいですが、盤面を強化する能力がないので部隊の強さでは劣りがちです。先制攻撃をしたとしてもそのミニオン達が強くなければ破壊力は今ひとつです。そのせいか下位で沈んでいることが多いです。

先制攻撃させると良いミニオンは、

  • 「断末魔」ミニオン・・・《ン=ゾスの落とし子》《巨狼ゴルドリン》《赤のナディーナ》など。
  • 横薙ぎミニオン・・・《洞窟ヒドラ》《エネミーリーパー4000》
  • 早く攻撃させたいミニオン・・・《秘紋の守護者》《大いなるマーク・アイ》など。

リッチキング

1コイン支払って戦闘を有利にする能力。《群れのリーダー》のようなシステムミニオンに使うと先に倒される事故を防げます。《マジヤバ・オ・トロン》のような「聖なる盾+挑発」のミニオンに使うと合計4回相手の攻撃を引きつけるのが強かったですがそれらが削除されてその用途で使いにくくなりました。かといって「断末魔」を持つミニオンに使った場合、先に「断末魔」が発動するため盤面が埋まって「蘇り」が発動しないリスクがあります。

このようなコインを戦闘のために使用する類の能力はあまり強くないです。盤面を強化するために使うコインと違って、ヒーローパワーのために使用するコインは使い切りです。テンポ気味(短期的)な使い方になるので長期的には他プレイヤーよりも盤面に使えているコインの数が少なくなって不利になるんです。ヒーローパワーの効果が高かったとしても相応のコストを支払っている時点で簡単には高評価になりません。

地獄のジョージ

強力な効果で、終盤になれば決定的な盤面を作る勝ち筋を持っているヒーロー。ただコストが重く酒場グレードを上げる助けとならない点が環境にあまりマッチしていません。

特に《ドラコニッド・エンフォーサー》との相性が抜群。《ブロンズの番兵》《ボルヴァー・ドラゴンフレイム》などと合わせた「聖なる盾」軸の部隊は中盤で非常に強いです。《母熊》《バロン・リーヴェンデア》《ソウル・ジャグラー》のようなシステムミニオンを守る用途でも使えます。

ワグトグル女王

全ての種族が対象です。

各種族の攻撃力を大きく高める能力。混成部隊と相性が良いですが、このヒーローを選んだからといって混成部隊を組めるわけではないので能力を活かせるかどうかは流れ次第です。体力が上がらないので、1対2交換になるような有利トレードをできるスタッツにはなりません。《ネズミ軍団》を序盤で引けると強く、そこから有利な展開を作れます。能力がそれほど強くなく、活かせるかどうかも安定しない弱いヒーロー

ガラクロンド

酒場を凍結しながらヒーローパワーをこつこつ使うことで早い段階でグレードの高いミニオンを買えます。ただこの動きは強くないです。凍結すればターン終了と共に自然にされるリロール1回を捨てているのと同じです。さらにヒーローパワーを使っているミニオン以外に良いミニオンが売られていないとコインを持て余してしまいます。行動に対するコストが大きすぎるんです。

それ以外で普通に使う価値もほぼないです。ヒーローパワーを使っても1体しか入れ替わらないので効果が低く、リロールする方が良いミニオンを見つけやすいからです。

ネファリアン

相手の「聖なる盾」を全て剥がす能力。戦闘に使い切りのコインを使用する時点であまり強くありません。盤面を強化する能力ではないので、毎ターン盤面に注ぎ込めているコインが1つ少なくなります。結果として能力は強いけれども盤面としては相手の方が強いということになりやすく、能力が有効な相手に対してもサイズで押し切られたりします。

多くの「聖なる盾」が削除された上にヒーローパワーの効果が薄いドラゴンが追加されて、相手が「聖なる盾」を配置している頻度が減ったため能力が腐りがちなので弱いです。

ピュートリサイド教授

こういった戦闘のためにコインを使う能力は、盤面の強化に使えるコインが少なくなるので強くないです。

ロード・ジャラクサス

悪魔に特化していて腐りやすい点が厳しいです。組む部隊を最初から決め打ちせずに売られている強いミニオンを買っていく方が柔軟性があり、最初から悪魔と指定されてもそれを組めるとは限りません。

また悪魔部隊を組むとしても必要ではない能力です。《憤怒の織屋》《浮遊する番人》を軸としたビッグデーモンでは、悪魔を配置するだけで大きくバフできます。なので2コイン支払って+1/+1というバフは相対的に弱いので使う価値があまりありません。《ソウル・ジャグラー》を軸としたマシンガン型は、スタッツの高さで戦うようなコンセプトではないのでサイズを大きくする意味は薄いです。元々のサイズが小さいので少しバフしたからといってぶつかり合いで勝てるサイズにはなりにくいですから。