12/06アップデート 新ヒーロー・ミニオン・バランス調整の考察【ハースストーン バトルグラウンド】

メタ

12月6日のアップデートでヒーローが5人入れ替わり、新しいミニオンが2体追加され、その他バランス調整がされましたのでその考察です。

エドウィン・ヴァンクリーフ

ヒーローパワー:刃研ぎ コスト1
ミニオン1体に、このターンに買ったミニオン1体につき+1/+1を付与する。

強いです。
コインを使用してバフする効果は、《ワグトグル女王》や《ピラマッド》に似ています。このヒーローは対象をランダムではなく選択できるので使いやすいです。

中盤以降に盤面が埋まっている状態でバフミニオンを買って売る場合、よくある+2/+2効果だとすると、2コインで+2/+2なので、1コインで+1/+1という相場になります。10コインあれば買って売ってを4回ほどと2回リロールできます。そのどれかの行動を削れば、1コインで+3/+3〜+4/+4の効果になるので強い動き。中盤までは買う回数を稼げずバフの値が小さいですが、1コイン余ってしまうことはあるのでその時の保険になったりします。コインが多く使えるようになってからはコツコツと強化していけます。時間の経過と共に尻上がりに強くなっていくヒーロー。

《マーロックのタイドハンター》《野良猫》といったトークンミニオンであればより多く買う回数を稼げます。この場合、追加の1コインで+1/+1となりこれは普通の相場ですのでバフミニオンとして使えます。それ以外の普通のミニオンで無理に買う回数を稼ぐと追加の2コインで+1/+1となり効率は悪くなります。

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シルヴァナス・ウィンドランナー

ヒーローパワー:バンシーの祝福 コスト1
味方のミニオン1体を除去し、隣接するミニオンに+1/+1を付与する。

普通です。
「断末魔」を持つミニオンに使ってもその断末魔は発動せず、取り除かれます。取り除くミニオンは売ると1コインに変換できるはずのものなので、1コインで+2/+2相当の効果。通常のバフ相場は1コインで+1/+1なので、1ターンに1回しか使えないですが効率は良いです。これはバフミニオンを買って売るという行動との比較です。序盤から中盤にかけては取り除いたスペースに置くミニオンが不足するので使いにくいです。序盤に使いにくい割に効果は地味です。また能力を使う度にバフしたい2体のミニオンを隣に移動させる必要があるので制限時間を余計に消費します。

大悪党ラファーム

ヒーローパワー:いただこう! コスト1
次の戦闘で味方が最初に倒したミニオンの通常版のコピー1体を、自分の手札に追加する。

強いです。
味方ミニオンの攻撃で倒したミニオンに限らず、単純に一番最初に死んだ敵ミニオン(未強化・未ゴールド)を得ます。最序盤以外であれば何かしら倒せるので手に入れること自体は成功します。自分の弱いトークンミニオンを売ってヒーローパワーを使えば相手の良いミニオンと交換できます。これを序盤に盤面が埋まっていない状態で行えばそれをしない場合と比べると戦闘で不利になります。うまく良いミニオンが手に入って強い盤面を作れればトークンが有る限りそれを繰り返せます。

また、以下のような序盤の3ターン目5コインの時などうまくコインを使いきれない時に保険として機能します。

良い動きがないのでリロールします。
リロールした後1体買い、1コイン余ったのでヒーローパワーを使います。次のターン以降の戦力を1コインで手に入れられます。

もし得たミニオンがハズレでそのまま売ることになったとしても、支払った1コインが返ってくるだけなので損はしません。コインを次のターンに持ち越せるので、少なくとも《商大公ガリーウィックス》の効果にはなります。ちなみに《商大公ガリーウィックス》は序盤の盤面を支えられずにあまり使うメリットのない効果なので弱いです

最初に戦闘で死ぬ敵ミニオンについて。基本的に、相手の「聖なる盾」剥がし要員のバンパーとして小型のバフミニオンやシステムミニオン(《ブラン・ブロンズビアード》など)をぶつけてから高い攻撃力や「猛毒」を持つアタッカーをぶつけます。お互いにそれをやる場合、先行後攻に関係なく、手に入るのは最初に攻撃する小型ミニオンです。

相手が警戒した場合に機能しにくいのは、《ピュートリサイド教授》に似ています。しかし《大悪党ラファーム》は対処が難しいです。強力な《光牙の執行者》や《ブラン・ブロンズビアード》などは渡せませんし、かと言って全く効果のないミニオンはそもそも買いませんから。受けが広い混成部隊であれば得られるミニオンを腐らせにくいので相性が良いです。

序盤の保険になってうまく回れば強く、中盤以降はやや当たりを引きやすい宝くじのような感覚。それ以外は《商大公ガリーウィックス》と同じ。うまくコインを使えない時にも便利です。

通常とは異なって、2ターン目に酒場グレードを上げないのが特徴的です。

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ミリフィセント・マナストーム

常動型ヒーローパワー:改造 
ボブの酒場の全てのメカは攻撃力+1を得る。

弱いです。
メカ限定で、《エドウィン・ヴァンクリーフ》のように盤面のミニオンをバフするタイプと比べると、永続的に育てたいミニオンを強化していけないので上がり幅が小さいです。一時的に盤面が強くなるだけ、《ネズミの王》と似ています。常動型なので腐りにくく考える必要がないのは利点。ヒーローパワーを使うか考える時間を他のことに回せます。

メカには主力の《コバルトの守護者》を含め、《手動操縦のシュレッダー》など、《メタルトゥース・リーパー》などで攻撃力を上げてぶつけたいミニオンが多いのでそれと噛み合っています。

リッチのバズィアル

ヒーローパワー:終夜勤務 0コスト
2ダメージを受け自分の手札に「金貨」1枚を追加する。

普通です。
ダメージを受ける代わりに、毎ターンコインをブーストして強い盤面を作れます。序盤から連打してコインを溜めて、柔軟に動けるようになるヒーロー。戦闘で勝てばダメージを受けないので《卑俗なホムンクルス》をピックするときの感覚に近いです。

溜め込んだコインを使って盤面を作っても、運が絡んで負けることはあります。そうして序盤から大きく体力を減らしてしまうと負けられない戦いが続き、短期的な視点でのプレイに追い込まれて上位が狙いにくくなったりもします。ヒーローの体力は回復できないので終盤は使いにくいです。

悪魔種族と相性が良いです。《マルガニス》がいれば能力を自傷なしで使えるようになりますし、《浮遊する番人》の能力を能動的に発動できます。体力が減れば《アニヒランのバトルマスター》で粘れます。

《リッチのバズィアル》の解説【ハースストーン バトルグラウンド】
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パッチウァーク

常動型ヒーローパワー:ひとつなぎのツギハギ 
開始時の体力は60
→開始時の体力は50、に修正

弱いです。
4位以内で勝ちなので他のプレイヤーが死ぬまで延命しやすいパッチウァークは強いヒーローでした。あまり意味のない能力を持つヒーローもいる中、体力が20多いというのは堅実でした。体力が他より10多い状態にナーフされ、これだと弱いです。10というのは序盤の何戦かの勝ち負けで差がつくダメージ量です。パッチウァークは盤面を支える力を持たないので、序盤で負けて体力を失うと、その後は能力を持たないヒーローになってしまいます。

《パッチウァーク》の解説【ハースストーン バトルグラウンド】
ヒーロー《パッチウァーク》の解説です。弱いですが分かりやすく腐らない能力で、能力が使いにくく腐る可能性のあるヒーローよりは良いのでピックする機会はあります。能力...

A. F. ケイ

ヒーローパワー:放置
最初の2ターンは何もしない。酒場グレード3と4のミニオンを1体ずつ得た状態で開始する。
→ 酒場グレード3のミニオンを2体得た状態で開始する、に修正。

強くなりました
グレード4でピックして強力だったのは《警備ローバー》くらいでした。グレード3には、《コバルトの守護者》《花形選手》といった強化の元として強いミニオンが多くいてむしろ強くなりました。

《A.F.ケイ》の解説【ハースストーン バトルグラウンド】
ヒーロー《A.F.ケイ》の解説です。通常より早い段階からグレードの高いミニオンを使えるだけで安定して強いです。《ブロンズの番兵》《胃枯れるドラゴン》といった強いミニオンが出れば上位を狙えます。安定感...

ネズミの王

+1/+2に戻されています。

常動型ヒーローパワー:獣の王 
自分が獣を買う度それに+1/+2を付与する。 毎ターン種族が入れ替わる。
→自分が獣を買う度それに+1/+1を付与する。 毎ターン種族が入れ替わる、に修正。

普通です。
ナーフ前は、やや強いヒーローでした。序盤に強く、中盤以降はあまり意味のない能力。ヒーロー《エドウィン・ヴァンクリーフ》のように盤面の育てたいミニオンを永続的にバフできるわけではありませんから。腐っても常動型ヒーローパワーなので使いにくいヒーローよりはマシ。

偉大なるアカザムザラク

ヒーローパワー:奇術 2コスト
秘策を1枚発見する。
→連続で「アイスブロック」を入手しにくくなり、秘策の候補から「救済の手」を除去。

やや弱いです。
強くはなかったですが、《アイスブロック》で延命することで地味に順位をあげられたヒーロー。基本的に《アイスブロック》《分裂の幻術》《自動防衛マトリクス》《救済》《毒牙の罠》しかピックしません。序盤に弱いこのヒーローの売りは《アイスブロック》であり、他はおまけのようなものです。もともと上記5つのどれかは大抵発見できていたので弱い秘策が除去されたのはあまり関係ありません。弱体化しました。

キング・バガァグル

グレード5 12/6 マーロック
雄叫び&断末魔:自身を除く味方のマーロックに+2/+2を付与する。

非常に強いです。
マーロックを大きくバフします。マーロック部隊を組んでいる時の酒場グレード4に上げてからのトリプルでの当たり枠。

同じグレード5で強い《巨狼ゴルドリン》(断末魔:味方の獣に+4/+4)と似ています。比較すると《キング・バガァグル》は半分を「雄叫び」で永続的にバフし、もう半分を「断末魔」によってその時に盤面にいるミニオンをバフします。バフしたミニオンを売ると効果が失われてしまいます。対して《巨狼ゴルドリン》は常に盤面にいるミニオンをバフします。

「断末魔」は発動しない時もあって不安定ですが《キング・バガァグル》は「雄叫び」で半分を先に行うので少し緩和されます。あとはスタッツが攻撃寄りで体力が低いため死んでくれやすいです。対して獣種族には《猟犬使い》があるので《巨狼ゴルドリン》に挑発を付与して断末魔の発動を安定させやすいです。

浮遊する番人

グレード3 4/4 悪魔
自分のターンに自分のヒーローがダメージを受ける度+2/+2を獲得する。

普通です。
能力を発動させられるのは、《憤怒の織屋》、《卑俗なホムンクルス》、ヒーロー《リッチのバズィアル》のヒーローパワーのみ。《憤怒の織屋》とのコンボを軸にしたビッグデーモンのキーミニオン。

悪魔種族の特徴と戦い方【ハースストーン バトルグラウンド】
悪魔種族の特徴と戦い方を紹介します。悪魔には2つのアーキタイプがあります。1つは《憤怒の織屋》《浮遊する番人》を軸とした巨大なミニオンを作って戦うビッグデーモンで、これは1位を狙えるパワーがあります...

光牙の執行者

グレード5 2/2
自分のターンの終了時、ランダムな味方のメカ、マーロック、獣、悪魔、ドラゴン1体に+2/+2を付与する。
→ 自分のターンの終了時、ランダムな味方のメカ、マーロック、獣、悪魔、ドラゴン1体に+2/+1を付与する、に修正

やや強いです。
「混成部隊」のキーミニオンでしたが、ミニオンを育てるスピードがほぼ半分になりました。《ブラン・ブロンズビアード》と比べると長期的な伸び幅で劣ります。それでも序盤にピックできればその後永続的に自動でバフできるのは強いです。中盤以降は盤面の枠を1つ使う割にうまく種族を揃えられないと強化値が小さいため、使いにくくなりました。混成部隊はピックの受けが広く安定感があるのが強みですが、今後はサイズが小さくなります。

まとめ

ヒーロー格差が是正されました。使う意義のなかったヒーロー《海賊パッチーズ》《バーテンド・トロン》《ピラマッド》《ピュートリサイド教授》《商大公ガリーウィックス》が消えてそれらよりは強いヒーローが追加。さらに今まで強めだったヒーローが弱体化。

環境としては、マーロック種族・メカ種族・悪魔種族が強化されて混成部隊が弱体化されました。ですのでどれかの種族に特化していく意義が高まりました。

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