レート8000に到達するコツ:変わらずメカが安定【ハースストーン バトルグラウンド】

メタ

レート8000に到達するための知識やテクニックのまとめです。バランス調整以降、マーロックが弱体化して、悪魔部隊や断末魔部隊が目立つようになり環境が変化しました。レートを上げるには、環境に対応したプレイをしていくことが大切です。

メカ部隊が安定、断末魔部隊や獣部隊も強い

最新(12月20日)のバランス調整以降のレート7000帯での戦績です。種族の分類は難しいですが、ある程度特定の種族に偏っていたらそちらに分類しています。混成にはうまく組めずにぐちゃぐちゃになった場合も含んでいます。

全体的な勝率は52%と低いですが、このくらいでもレートは上がりました。実際にはバランス調整前に7700まで上がっていて調整後に7300まで下がり、そこからじりじりと上がり続けました。

メカ

基本的にはレート7000までと同じようにメカ部隊を中心に使いました。115戦中の62戦と半分以上でメカを使っています。勝率は55%と微妙ですが、相手が強くなかなか勝てないので十分良い成績です。

使いやすい《メカーノ・エッグ》がグレード4に移動になったことで《コバルトの守護者》が以前にも増して安定して強いです。メカ部隊が強いのは酒場グレードに関係なく早い段階から強さを持つからです。人気で取り合いになるので早く酒場グレード3に上げてリロールして《コバルトの守護者》を探さなければなりません。序盤でこれを発見できれば下位を取りにくいです。

またメカ部隊に《洞窟ヒドラ》を添えるパターンが多く、その成績が良いです(メカ部隊の戦績のうち7勝1敗はこれ)。

トリプルの報酬カードで《ブラン・ブロンズビアード》を引いた時にバフミニオンの受けが広くなるように《洞窟ヒドラ》が売られていれば買って強化しています。メカの「雄叫び」バフのみだと《スクリュージャンク・クランカー》と《メタルトゥース・リーパー》しかないため《ブラン・ブロンズビアード》の能力を十分に活かせません。さらにバフミニオンの受けを増やすために《洞窟ヒドラ》に「挑発」を付与する時もあります。

またヒーロー《エドウィン・ヴァンクリーフ》を使っている時も《洞窟ヒドラ》を強化する動きが強いですし普段からメカ部隊をよく組むので自然とこの形になったりしました。

獣部隊は6勝3敗と安定して強いです。獣部隊はそちらに行くと一度決めたら、その後はシンプルなプレイになるのであまり悩みません。

  1. 《ネズミ軍団》《腐肉食いのハイエナ》《群れのリーダー》が集まって強い盤面が作れてヒーローの体力が守れる状態であれば獣部隊に進みます。
  2. それらのトリプルを作りつつ酒場グレードをどんどん上げて《巨狼ゴルドリン》《母熊》を狙いに行きます。
  3. 《母熊》が手に入って盤面が強くなってできることが限られてきて、ヒーローの体力に余裕があれば、酒場グレード6に上げてさらなるトリプルを目指すのもありです。

死にそうな状態でもコインが足りて盤面に《ネズミ軍団》などのトークンを生み出すミニオンがいれば、思い切って酒場グレード5に上げてトリプルから《母熊》を狙うのが安定です、どちらの方が成功率が高いですから。

マーロック

マーロック部隊は組まない方が良いです。

《コールドライトの予言者》がグレード3になったことで序盤の強さがなくなり、中盤を乗り切れません。さらに《原始フィンの見張り番》がグレード5になったことで柔軟性が減り、《ブラン・ブロンズビアード》+《温厚なメガサウルス》を決めるのは難易度が高すぎます。大抵《ブラン・ブロンズビアード》が手に入ってもその強化が間に合わずに死ぬか、代わりに《キング・バガァグル》を引いて延命するだけに終わります。

ですので序盤にマーロックを買うことになってそのペアを抱えている状態になりその流れでマーロック部隊の様相を呈してきても、なるべく早く手放して他の種族に移る方が良いです。マーロックが集まりだしている状態は危険です。

悪魔

悪魔はバランス調整後に、《憤怒の織屋》と《浮遊する番人》で巨大なミニオンを作って戦う型が猛威を振るっています。マーロックが弱体化して「猛毒」持ちが少ないためスタッツの大きさを活かせる環境です。人気のメカ部隊もサイズでねじ伏せるパワーを持っています。ランキング上位のプレイヤーでこの悪魔部隊を組んでくる人は結構いたりします。

しかし実際に悪魔部隊を組むのは難しいです。というのも《憤怒の織屋》と《浮遊する番人》が両方揃えばかなり強いのですがそれを揃えるのにリスクを犯す必要があるからです。《浮遊する番人》はグレード3ですが、そこで《浮遊する番人》を買える状態にするにはそれより前の段階から《憤怒の織屋》を買って悪魔を配置する動きをして受け入れ態勢を整えなければなりません。つまり「悪魔部隊に進む」とキーミニオンの《浮遊する番人》を見つける前の早い段階から決め打つ必要があるんです。

《憤怒の織屋》は最序盤の数戦は負け確定ですしその後もヒーローの体力を削ります。《浮遊する番人》が手に入らなかった場合は圧倒的な強さにはならないため、戦闘で負けることもあります。そうするとヒーローの体力が減りすぎて《憤怒の織屋》の能力を起動できる回数にも制限が生まれ、身動きが取れなくなってそのまま死ぬというリスクがあります。悪魔部隊は決まれば強いですが、リスキーな選択です。

断末魔

断末魔部隊は、《バロン・リーヴェンデア》が手に入った場合にここに区分されているわけで、当然勝率は良くなっています。《バロン・リーヴェンデア》に《ブーマーロボ》《メカーノ・エッグ》《ガストコイラー》《ケンゴーの弟子》などを添えた部隊。無限とも言えるほど断末魔がループして見た目以上に強いです。バランス調整によってマーロック・《ブラン・ブロンズビアード》・《悪夢の融合体》が減って(消えて)、バフミニオンが使いにくくなり、以前からあったこの部隊の強さが目立つようになりました。

断末魔部隊の解説【ハースストーン バトルグラウンド】
味方の「断末魔」を2回発動させる《バロン・リーヴェンデア》を軸にした断末魔部隊の解説です。《バロン・リーヴェンデア》の能力は即効性があるので配置した直後の隙がなくむしろ強くなるほどの安定感がありつつ、...

マーロック・ブラン・融合体の環境は終わり

バランス調整によってマーロックが弱体化し、《悪夢の融合体》が消えたことで《ブラン・ブロンズビアード》の価値が下がりました。《悪夢の融合体》が消えてバフミニオンの受けが狭くなったからです。

現在は、メカ部隊が安定して強いため多く、それをビッグデーモン ・《バロン・リーヴェンデア》を軸にした断末魔部隊・獣部隊が追従している環境です。マーロックは以前のようにサイズが大きくなりにくく、「猛毒」があっても、人気のメカ部隊に手数で負けるので使いにくいです。

ですので以前の感覚で酒場グレード4に上げてトリプルを組んで《ブラン・ブロンズビアード》を引くのを狙うだけでなく、それ以外にも強いアーキタイプがあることを理解して引き出しを広く持って部隊を作るべきです。

小さなバフをこつこつ積み重ねる

+2/+2の単体バフは地味ですが、序盤からこつこつ積み重ねていくと終盤には追いつけないほどの大きな差になります。ものすごい部隊を作るというよりは地味で堅実な部隊を作るのが下位を取らないポイントです。

下位を取るのは、高い理想のミニオンを探すためにリロールが多くなってコインを盤面の強化に使えていない時です。つまり買ったミニオンをそのまま並べているような状態です。地味で堅実な部隊は、そういった「ものすごい部隊を作ろうとしたけどうまくいっていない部隊」を倒して下位に落とします。

積極的にペアを作る

微妙なミニオンでもペアになるのであればある程度買ってトリプルを狙います。「微妙なミニオン」のラインは難しいのですが、例えば《ロックプール・ハンター》や《動物園ロボ》レベルのミニオンでもペアであれば揃えて中盤まで置いておいたりします。トリプルからの報酬カードは、部隊の進路を決めてくれるものなので重要です。

注意なのが、なかなかトリプルにならない場合にそれらの微妙なペアをずっと盤面に置いたままにはしないことです。ターンが進むにつれてより強力なミニオンが出てきて、こういった微妙なミニオンでは力不足になってきます。そういった時には複数ペアがあれば片方を諦めたり、他のもう少し戦力としてマシになるペアに入れ替えたりします。

盤面のアップデートをしつつペアを常に確保できていると理想です。また盤面のスペースが問題になりそうであれば、ペアの片割れは盤面に出さずに手札に握っておくのも良いです。

コインを無駄にせず効率良く使う

直近の戦闘のために全力を出し切るのではなく、次のターンも含めて長期的に見て最も効率良くコインを使えるように動きます

例えば、酒場を凍結していてコインを綺麗に使いきれない場合、盤面のミニオンを売らずに手札にミニオンを抱えたまま戦闘フェイズに入ったりします。コインが0の状態で盤面のミニオンを売って手札のミニオンを出すと1コイン余ってしまいます。次のターンになれば凍結しておいたミニオンを買ってから同じ動きができるので、その1コインを無駄にせずに済みます。

直近の戦闘でほんの少し弱くなるかもしれませんが、その代わりに後のターンで綺麗に動けます。戦闘フェイズは1回きりではなく何度も繰り返していく長期戦なので長い目で見て部隊を経営するイメージです。

たくさん練習して操作スピードを高める

このゲームは雇用フェイズの時間が圧倒的に足りません。ですので時間がない時にリロールして酒場をパッと見て、直感的に残りのコインと買いたいミニオンから「買って、売って、買って、売って、最後にこれを出す」というような動きを頭の中で素早くイメージできると良いです。そうすると時間不足でアドリブで操作する時の正確性が上がります。そのためには数をこなして練習し、頭の中にデータを蓄積させて直感を磨いていくことです。

あとは普段から早め早めのプレイを心がけましょう。残り時間からペース配分をしてゆっくり考えようとすると間に合わなくなることが割とあります。リロールをすることで思考材料が新しくなりますし、そこからトリプルを組んだりして、考えることが枝分かれして増えたりするので時間が余るくらい早めにプレイする方が安心です。そうでないとトリプルの報酬カードの選択に注意を割かれて、残り1コインが余っているのに最後にリロールし忘れたり、逆に酒場を凍結するのを忘れたり、というようなミスに繋がったりします。

勝ちパターンと負けパターンを理解して、動きを決める

  • よくある簡単な勝ちパターンは、序盤から盤面が強くてヒーローの体力に余裕があり、どんどん先行して酒場グレードを上げていけるとき。
  • 負けパターンは、強化する良いミニオンが引けずにリロールが多くなるときや、マーロック部隊や悪魔部隊に組もうとして失敗して即死するとき。
  • 負けそうだけれども粘って5〜6位になるのは、《コバルトの守護者》なしでも《マジヤバ・オ・トロン》《手動操縦のスカイ・ゴーレム》などを強化して微妙なメカ部隊を作るとき。

プレイ中、今はどれに分類されるのかを俯瞰して見て評価して動きを決めます。中盤になっても微妙であれば「あ、これは下位を回避して粘るパターンだな。」というような感じで。

体力が減っても焦らず、落ち着いて一番良い部隊を作る

画面左のスコアボードは対戦のたびに変動します。戦闘で大きく負けて自分のヒーローがガクッと下位に落ちると怖いですよね。でも自分のヒーローの体力が減っても順位を気にして焦ってはいけません落ち着いて自分の部隊にとって最も良いピックを続けるだけです。

危機感を持って下位回避に目標を切り替えるのはありですが、焦らないように。良い部隊を作れさえすれば戦闘で負けませんし、順位はすぐに取り戻せます。体力5の最下位からでも逆転して1位になれることだってあるんです。

どうしても気になるなら、順位表は見ないようにして酒場の売り場だけに集中するのがおすすめです。

デッキトラッカー HSReplayを使う

このアプリを使えば、戦った対戦相手の部隊の構成を記録して、スコアボードでカーソルを合わせることで見られるようになります。かなり便利なので必ず導入しましょう。もともとカードゲームモード向けのアプリなのですが何も設定しなくてもこれを起動してバトルグラウンドをプレイすれば勝手に対戦相手の部隊構成を記録してくれます。ただし何度も見ようとするとなぜか2回目以降は表示されなくなったりします。

Hearthstone Deck Tracker のダウンロード
Hearthstone Deck Tracker is a free app to help you play like the pros.

戦績をつける

毎ゲーム戦績をつけて、結果・気づいたこと・反省点を備考として書くのも良いです。ゲームが終わってしばらくすると忘れてしまうので、こうやって書き出すと一度思い出すので学習効果が高まります。あとは成績を客観的に見られるので、連敗によって精神が乱れにくくなります。記録しているだけで自然と冷静になれます。これを見返すことはなくても、メリットが多いのでおすすめです。

読み返さなくて構わないのでぐちゃぐちゃの文章でも大丈夫です。