悪魔種族の特徴と戦い方を紹介します。悪魔には2つのアーキタイプがあります。1つは《憤怒の織屋》《浮遊する番人》を軸とした巨大なミニオンを作って戦うビッグデーモンで、これは1位を狙えるパワーがあります。もう1つは《ソウル・ジャグラー》を軸とした小さなダメージを連射するマシンガン型で、これは中盤に特に強く敵ヒーローに与えるダメージが大きいので下位を回避しやすいです。
悪魔関連のミニオン
悪魔をバフするミニオン
特徴
悪魔は、獣やマーロックに比べると酒場グレード2のシナジーが少ないです。
悪魔の全体バフミニオン《クリスタルウィーバー》は+1/+1という尖っていないものであまり強くないので普通に育てるのは大変です(マーロックやメカのバフは、全体の体力や攻撃力を高めて強いのですが)。また「猛毒」「聖なる盾」のような戦闘を有利にする能力を持ちません。
ヒーロー《リッチのバズィアル》とは特別に相性が良いです。ヒーローパワーで自傷する能力は、《浮遊する番人》《アニヒランのバトルマスター》と噛み合っています。
組み方
ビッグデーモン
《憤怒の織屋》の自傷する能力で《浮遊する番人》の能力を起動してサイズを大きくします。このコンボが決まれば50/50〜100/100程度のサイズになり、「猛毒」以外が相手なら強いです。
序盤は《憤怒の織屋》を複数並べてから悪魔を配置してまずは盤面を強化して戦闘で負けないようにします。ヒーローの体力がリソースであるビッグデーモンにとって負けは許されません。ヒーローの体力が尽きれば身動きが取れなくなってしまいますから。その後は酒場グレードを3に上げてからトリプルを組んだり、酒場グレード4をリロールしたりして、《浮遊する番人》を探します。あとは体力が尽きるまで悪魔を配置し続けるだけ。
《マルガニス》を配置すると自傷できなくなって《浮遊する番人》を育てられなくなるのは注意です、《マルガニス》が必要なのはヒーローの体力が1になってからです。体力が1になれば必須になるのでそのタイミングで《マルガニス》にアクセスできるように酒場グレードを調整します。序盤から多くのダメージを受けていれば《浮遊する番人》を諦めて早々に《マルガニス》を配置し、《憤怒の織屋》だけを育てる方向にシフトするのもありです。
戦闘で敵ヒーローに与えるダメージは小さい傾向にあります。最後まで生き残るのは《憤怒の織屋》か《浮遊する番人》くらいです。
初手から組もうとするのはリスキー
酒場グレード1の段階で《憤怒の織屋》と悪魔が売られているからといってビッグデーモンを組もうとするのはリスキーです。順調に《憤怒の織屋》をトリプルにできたとしても《浮遊する番人》のグレードは4なのですぐにはアクセスできません。急いでコンボを揃えようとして酒場グレードを上げるのに多くのコインを使うと、《憤怒の織屋》を育てるために配置する悪魔に使うコインが不足して盤面が弱くなります。《憤怒の織屋》を使うと最序盤で負けたり自傷したりしてダメージを受けています。なのでそこからさらに負けるようなことがあればもはやヒーローの体力が減りすぎていて《浮遊する番人》を活かせる体力が残っていません。
このようにコンボを安全に揃えるのは難しく、失敗すると下位に一直線な場合もあるからリスキーなんです。ただ2ターン目に動ける《大悪党ラファーム》であれば盤面を強くできてヒーローの体力を守れたりして相性が良いです。
《献身の英雄》と相性が良い
ビッグデーモンは悪魔部隊でありながらもほとんどスペースを必要としません。《憤怒の織屋》と《浮遊する番人》の2つだけ。なので他の種族の部隊に組み込んだり、好きな脇役を選べます。
脇役として相性が良いのは《献身の英雄》です。巨大なスタッツに「聖なる盾」が付けば苦手な「猛毒」にも対抗できます。《献身の英雄》のトリプルと《バロン・リーヴェンデア》を添えれば4つの「聖なる盾」を味方に付与できて強力です。またマシンガン型の要素も取り入れるハイブリッドも強いです。
マシンガン型
《ソウル・ジャグラー》を最大に活かして小さなダメージを連射するタイプ。《禁固番》や《ヴォイドロード》のような悪魔トークンを召喚するミニオンを添えます。3点というダメージは中盤まではかなり強く、敵部隊を壊滅させてヒーローに大ダメージを与えたりします。逆に終盤になりミニオンが巨大になってくるとダメージが不足しがち。こんな特徴から1位は狙いにくいですが下位を回避するのが得意なアーキタイプです。
序盤から《禁固番》のような悪魔複数と《ソウル・ジャグラー》が揃えば選択肢になります。悪魔を並べつつ、酒場グレード4の状態でトリプルを組んで《ヴォイドロード》《マルガニス》を狙います。余裕があればグレード5に上げてトリプルを組んで《インプママ》を狙うのもありです。「挑発」が多いので《強殻のクズ拾い》も活かせます。
特にメカに有利、メカは「聖なる盾」頼みで体力をバフするのが苦手ですから。高い攻撃力での手数の多さも《ヴォイドロード》のような優秀な「挑発」で受け止められます。逆にマーロック部隊・ドラゴン部隊・混成部隊は体力が大きいので相性が悪いです。マシンガン型で1位を取れるのはそういった終盤に強い部隊が十分に育っていないか存在しないようなロビーの展開が速い時です。
配置
悪魔部隊を使っているとき
ビッグデーモンであれば通常通り。マシンガン型の悪魔部隊であればトークンを生み出す「挑発」を持つ悪魔を左に配置し、その次に《インプママ》や《マルガニス》などのそれ以外の悪魔、右に《ソウル・ジャグラー》です。
悪魔部隊を相手にするとき
大抵は《禁固番》《シージブレイカー》などの「聖なる盾」を持たない大きくない「挑発」がいるのでバンパーはあまり必要ではありません。ただそれらを突破した後に相手の大きな悪魔をこちらの主力ミニオンで攻撃したい場合、突破するための弱めのミニオンを先にぶつけます。
「聖なる盾」は左に配置します。《ソウル・ジャグラー》に剥がされる前に攻撃するためです。
「猛毒」は基本的になるべく右に配置します。そうすることで最初の方で相手の大きくないミニオンにぶつかってしまうことを防げます。戦闘の最後の方になって巨大な《憤怒の織屋》《浮遊する番人》だけになった時にそれらにぶつかれたら理想です。逆に相手が巨大なミニオンに「挑発」を付与しているなら、それらに仕事をされる前に倒せるよう、左の方に配置します。