ロードバイクの一番の盗難対策は、鍵を持たないこと

ロードバイク

よくTwitterで「ロードバイクが盗まれました!拡散お願いします!」といったツイートを見ます。もし大切なロードバイクが盗まれたらと思うとゾッとしますよね。

ロードバイクを絶対に盗まれない方法は、鍵を持たないこと。

つまり、ライド中に一瞬たりともロードバイクから目を離さないということです。防犯を強く意識してロードバイクに乗っていると、逆に鍵を全く使いません。100km前後・5時間程度のライドではもちろん、伊豆半島1周などの200kmを超えるロングライドでも、鍵は必要ありません。

鍵を持たないメリット

絶対に盗まれない安心感

当たり前ですが一番はこれです、目を離さないのですから盗まれようがありません。ロードバイクから目を離している間って、盗まれないか心配で気が気じゃなくないですか?とても落ち着いて食事をしたり景色を楽しんだりできません。目を離さなければそういうそわそわした気分にならないので、精神が擦り減りません。

ちなみに鍵をかけていても、15秒あれば盗まれてしまいます。一瞬たりとも目を離してはなりません。

節約になる

コンビニやレストランなどに寄ると高くつきますし、家から持参したものでやりくりすれば安く済みます。ですがおいしいものが目の前にあるとき、我慢するのは辛いものです。

しかし、鍵がなければコンビニやレストランなどに寄りにくくなります。盗難されるリスクが出てきますからね。「コンビニやレストランなどに寄る」という選択肢が発生しませんから、迷いません。楽になれます、走る事に集中できます。その分、浮いたお金をパーツ・メンテナンス用品・ウェアといった他のところに回せるようになります。

軽量化になる

ほんの少しですが、軽量化できます。重量が軽くなると体力を温存できるようになりますから、止まって休憩をするような、鍵が必要になる状況にそもそもなりにくくなります。これは特に200kmを超えるようなロングライドでは効果が大きくなってきます。さらに鍵を入れていたスペース分だけの余白が生まれます。

話はそれますが、「1%の積み重ね」という言葉をご存知でしょうか。世界一のプロロードレースチーム「チーム・スカイ」を作り上げたマネージャーの言葉です。鍵の重さはほんの少しですが、それも積み重ねです。ロードバイクで速くなったり、危険を回避したり。これらは小さな改善の積み重ねが大切です。

傷がつかない

ロードバイクが傷つくタイミングは2つしかありません。

  1. ロードバイクから降りて車体を触る時
  2. 乗っている時

乗っている時の事故や落車などは滅多に起こりませんから、大抵は1つ目です。つまり降りる時に立ちごけしたり、立てかける時に擦ったり、倒れたり、メンテナンスしたりする時ですね。鍵を使う時もその1つ目で、鍵とフレームが擦れて傷がつきます。鍵を使わないことで、その可能性がなくなります。

鍵を持たずにライドする方法

トイレは公衆トイレを使う

前述したように、コンビニやレストランなどのトイレは使いません。こういった場所に立ち寄ると時間とお金を消費して盗難されるリスクを高めてしまいます。鍵を使うという作業には時間もかかりますからね。時間がかかると基礎代謝でお腹が減って、さらに補給が必要になる、というループになるかもしれません。

だから男性で小をするときであれば、トイレは公衆トイレを使いましょう。そして必ず、用を足している時でも見える位置にロードバイクを置きます。つまり、公衆トイレの入り口付近の壁の内側ですね。ロードバイク全体が完全に見えなくても、最低でもハンドルなどの車体の一部が確認できる状態にします。入り口が曲がりくねっていたりして、条件を満たせない公衆トイレは利用しません。あとはサイクルコンピュータを取り外すのを忘れないように。

多目的トイレも使う

女性の方・大をする場合・前述の条件を満たせない公衆トイレの場合は、こちらです。ロードバイクを壁の内側に置いても、個室に入って目を離してしまっては意味がないので、この場合は多目的トイレを使用します。多目的トイレの中は広いですから、中にロードバイクごと持って入ります

「どなたでも」と書かれているのですから、優先的に必要としている人がいなさそうであれば使います。ロードバイクには安全な場所が必要です、鍵を持っているかどうかに関係なく。マナーを守って、手早く済ませます。

多目的トイレのマナーを知ってね!

補給も公衆トイレで済ませる

水分に関しては、公衆トイレの手洗い場の水を飲みます。いくら飲んでもボトルに入れてもタダなのでコスパは最高です。ロードバイクは水分補給を頻繁に必要とするのに、それをいちいちコンビニや自動販売機で補給していたらお金がかかりすぎます。あと、財布を出して商品を選んで買うという作業が面倒です。ライド以外でも10年以上は手洗い場の水を飲んでますが、体調は全く問題なしです。

食べ物に関しては、まずライドの前に家でたくさんの糖質を摂ります。そして、和菓子などの糖質を多く含む補給食をサイクルジャージの背中ポケットいっぱいに詰めていきます。スーパーでまとめ買いしておけば、コンビニで買うより安く済みます。さらに万が一に備えて、ツールボトルなどにも補給食を仕込んでおきます。鍵を入れていたスペースも空いていることですし。これで150kmくらいまでのライドなら、外で食べ物を買わずに走りきれます。

食事メニューや補給食については以下で書いています。

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あと、よく走るエリアで使える公衆トイレをチェックしておくと、日々のライドコースを決めるのが楽になります。前もって場所を把握しておけば、ライド中に立ち寄る公衆トイレが見つからない、ということがなくなります。

ちなみに伊豆半島の場合は、こんな感じです。

走ることだけに集中する

前述したような方法を駆使して、コンビニやレストランなどには寄りません。というか鍵がないので基本的に寄れません。加えて観光地などロードバイクから離れる必要のある場所は、立ち寄るのをすっぱり諦めます。ロードバイクは、乗っている時だけでも十分に楽しむことができます。走りながら見る景色、車体と一体になってペダルを回す感覚など。観光地は、近くまで行くだけで良しとします。走ることだけに集中してスポーツとしてライドを楽しむ・そのためだけにロードバイクを使う、という考え方です。

まとめ

  • 鍵を持たないことは、完全な盗難対策になり、節約にもなる。
  • 公衆トイレを使い倒す。
  • コンビニやレストランなどに寄らず、走ることだけに集中する。

ロードバイクを絶対に盗まれない方法は、鍵を持たないこと。