環境で大切なことを踏まえたヒーローピックで重視するポイント、ヒーローの良し悪しを分けるパワーレベルを説明します。また、見た目の割に強かったり弱かったり、使いにくかったりする要注意ヒーローについては詳しく書きます。
Tier表
環境で大切なこととピックのポイント
バディというリソースを十分に使えるか、バディにプレイを寄せられるか、が大切です。ヒーローをプレイする、というよりはバディをプレイするという感じで、それができるかです。というのも、バディのパワーはヒーローパワーと同等かそれ以上に高いことが多いからです。例を示します。
バディにプレイを寄せられるタイプ
ヒーローパワーは弱いですが、バディによるスパイクは強烈です。8ゴールド目に巨大なミニオンを3体出したり、グレード5や6のトリプルを組んだりできます。
バディにプレイを寄せられないタイプ
ヒーローパワーは強いですが、バディがパワー不足でそれに頼れません。だからほぼバディなしでプレイするのと同じです。ヒーローパワーの強さが、弱いバディを持つ不利さを埋め合わせられるほどではないので、弱いです。
プレイ可能なパワーレベル
これらは、選ぶ時点で若干の負けを受け入れるようなヒーロー達です。バディに寄せてプレイできて、悪くない盤面を安定して作り出せます。そういう意味で「環境で大切なこと」の条件を満たしています。問題は、そのパワーが十分ではないことです。ゴールド・リソース不足で遅すぎるんです。だから良くて3~4位で厳しいロビーであれば負けます。
目安として、これをプレイ可能かどうかの境目のパワーレベルとします。最低限はクリアできて8位にはなりにくいですからね。これより上であれば、勝ちを狙う攻撃的なゲームをするリスクを取るほどのパワーがあります。これ未満であれば、台無しのゲームになるリスクを背負ってまで勝負に行くほどパワーが高くないので、こういったヒーローに逃げるべきです。
要注意ヒーローの説明
見た目の割に強かったり弱かったり、使い方が分かりにくかったりするヒーローについて詳しく紹介します。
《ン=ゾス》
《ドクター・ブームボックス》はグレード4として破格の強さです。これをバディでゴールデンにするだけで強い盤面を作れます。グレード4なので簡単です。これに《ケンゴーの弟子》《タイタス・リーヴェンデア》を加えれば盤石です。それ以外で方向性となる強いグレード4は《ネルビアンの王アヌバラク》、こちらは遅いです。
トリプルを組めるなら、グレード6を積極的に狙います。グレード6には《巨狼ゴルドリン》《ガストコイラー》《オメガバスター》《永劫の召喚士》とゴールデンにしたら強い当たりミニオンが盛り沢山ですし。その場合、8~9ゴールド目でトリプルを抱えたりしてダメージを受け、その後スパイクすることになるでしょう。
《強盗王トグワグル》
強いヒーローパワーとトリッキーなバディです。グレードの早上げをすることが多くバディのコストはあまり減りませんが、急いで欲しいバディではないので大丈夫です。大抵、相性の良い《茶人シオター》を決められたら勝てます。
ポイントとして、《テス・グレイメイン》のようにプレイすることです。つまり、方向性はバディを使って他人から盗めるので、自分で見つける必要はありません。バディの使い方は、多くの他人がトリプルを組んで高グレードミニオンがたくさん配置されているのを確認してから出すこと、それまで抱えることです。したがって自分がやるべきことは、その時間を稼ぐためにテンポを維持することです。だから高グレードに上げるよりは低グレードに留まったりします。高グレードに進んでも結局買うのはバディで出すミニオンであれば、高グレードに進む意味がないですし。
《コックのクッキー》
強力なヒーローパワーとバディの割に、苦しい展開になることが多いです。というのは、得られるリソースからテンポが得られるとは限らないにも関わらず、体力が低すぎるからです。ヒーローパワーから強いミニオンが出なければ死にかけます。序盤でプレッシャーを受けて体力が大きく減ると、ほとんど好きなことはできなくなります。特に5ゴールド目にグレード3に上げる場合など。
《レノ・ジャクソン》
軽いバディでトリプルを組み、そこから良いヒーローパワー対象を探せて強いです。グレード1のバディはこの動きが優秀です。ただその場合、バディ自体のパワーは不足している分、ヒーローパワーが強くなければいけません。だから同じグレード1バディの《マスター・ウェン》は強く《エンハンス・オ・メカーノ》は弱いです。
《ヴァンダル・ストームパイク》
酒場をバディでバフして《腹減りフェルバット》などの悪魔で食べる動きが強いです。ヒーローパワーにテンポがあるのも良いポイント。
《ヴォルジン》
強力なバディで突き抜けた攻撃力のミニオン達を作れるのが強み。ただ、そういう頭でっかちな部隊は《ドクター・ブームボックス》にカウンターされ、それが厳しいです。装甲が少ないのもリスキー。
《ヴォルジン》がいる場合、スタッツを巨大にすることはあまり意味を成しません。ロビーにいたらチェックして、トークン型のミニオンを組み込んだりして対策しましょう。
《ヴァーデン・ドーングラスプ》
バディを使ってトリプルを組むやりたい動きの割に、バディのグレードが高くて重すぎる上に装甲が少ないのが厳しいです。
《スニード》
ヒーローパワー・バディのテンポと大量の装甲20のおかげで硬いです。ポイントとして、序盤のヒーローパワーは1体のミニオンに集中して使うことです。その「断末魔」をバディでコピーして強いテンポを得られますから。良い方向性となるミニオンを引けなければ中盤以降に困ったことになりますが、硬いので何かを探す猶予があります。
《ドレクサー》
バディで酒場の「超電磁」をバフして頭でっかちの部隊を組めて地味に強いです。プチ《ヴォルジン》のような感じ。《ヴォルジン》と同じく体力が低いせいで《ドクター・ブームボックス》に弱いですが、このヒーローは使う人があまりいなくて警戒されにくいかもしれません。
《ドレクサー》がいたら、スタッツを巨大にすることはあまり意味を成さないので、手数を部隊に組み込んで対策しましょう。
《ガラクロンド》
1ターン目からヒーローパワーを連打するやり方だと、バディを活かすのが難しいです。だから特に1ターン目に経済的ミニオンを引けずうまく動けない場合、普通にスタンダードカーブでプレイしてテンポを維持しつつグレード4に上げ、そこでバディとヒーローパワーでグレード6を出していく動きはありです。もしくはジーフカーブで7ゴールド目にグレード4に上げてからその動きをするのもありです。
《バンドマネージャーE.T.C》
スタンダードカーブで5ゴールド目から毎ターンヒーローパワーを使う動きは弱いです。なぜならそれは、無種族の方向性にならずペアにもしにくいという、パワーの低いミニオンを高い値段で買い続ける行為だからです。毎ターンゴールドを捨てているのに等しいです。だから当然どうしようもない盤面になります。
強いのはグレード3の《ビグルスワース君》《ブラン・ブロンズビアード》のバディです。だから5ゴールド目にグレード3に上げる方が良さそうです。