《乗りカエル》コンボでのテックカードへの対策と配置

種族

相性の良いクエスト報酬が出て大きく強化された《乗りカエル》コンボ。コンボのシステム、進み方、相性の良いヒーロー・クエスト報酬に加えて、特にテックカードへの対策・配置を重点的に紹介します。

コンボのシステム

スタンダードな形。

《乗りカエル》の「断末魔」を《バロン・リーヴェンデア》で増殖させて大量の巨大なトークンで戦うコンボ部隊。コンボが決まった時のパワーは最高レベルです。マーロックやメカのような真正面から来る相手には強いです。ただし《ザップ・スライウィック》《トンネル爆破係》《ヴォイドロード》などで対策されると弱いのが問題点です。

必須パーツは、《バロン・リーヴェンデア》《乗りカエル》《インゴウインコ》《下水ネズミ》2体です。それらにできる限り《ヨミガエラガラヘビ》で「蘇り」を付与。《下水ネズミ》から大量の「挑発」トークンを出しつつ《バロン・リーヴェンデア》を守ります。常に「挑発」が守っている状態をキープするのが大切。《乗りカエル》はゴールデン1体で良いです、それで充分ですしそれ以上置くスペースがありません。ちなみに《ネズミ軍団》《サバンナ・ハイメイン》などは必須ではありません。余計な「断末魔」を置くと《インゴウインコ》で「挑発」を出せずガードが開きます。組み始めた段階では置いたままでも良いですが最終的には抜けやすいです。理想としてはトークンは《下水ネズミ》だけで、「挑発」がついていないものに「蘇り」がついていると良いです。それで充分な頭数になります。

「挑発」は《乗りカエル》と《下水ネズミ》1体に付与します。《乗りカエル》に「蘇り」がついていなければ《下水ネズミ》に「挑発」は必須ではありません。盤面を6体などに減らせば後攻ですぐに《インゴウインコ》が「挑発」を生み出す、という形でうまくいきます。こうやって攻撃順をコントロールして常に「挑発」が立っているようにするのがポイント。《乗りカエル》に「蘇り」がついていればその「蘇り」が攻撃する瞬間にガードが開くので、そこを守る他の「挑発」が必要になります。なのでもし「挑発」が《乗りカエル》だけの時に《ヨミガエラガラヘビ》が来たら、先に《インゴウインコ》もしくは《下水ネズミ》に「蘇り」を付与します。

テックカードを警戒する

特にゴールデン《バロン・リーヴェンデア》までできたりすればコンボのパワーとしては十二分で、コンボ自体の強さ、トークンの多さはあまり必要ではなく、それよりも正常にコンボが機能するためにテックカードへの対策が重要です。

《ザップ・スライウィック》

《バロン・リーヴェンデア》に《ウーサー・ザ・ライトブリンガー》を使います。「血の宝石」や「呪文錬成」でも良いですが、それだと十分でない場合があります。《ザップ・スライウィック》を2番目、3番目に遅らせて置いてくることがあるからです。普通は対策をしているので先頭に置いてもあまり刺さりません。なので先に《乗りカエル》を発動させて獣をある程度大きくさせて《バロン・リーヴェンデア》を《ザップ・スライウィック》の射程に入れてから攻撃させる作戦です。こういうことがあるので《バロン・リーヴェンデア》のサイズは大きければ大きいほど良いです。

《儀式用ダガー》タイプに刺さるテックカード。「断末魔」が大きくなりすぎて対策しにくいです。《盗んだ黄金》タイプにも刺さります。《シオターのパラソル》タイプには刺さりません、《バロン・リーヴェンデア》の体力が高すぎて受けきられます。

《トンネル爆破係》

相手が《バロン・リーヴェンデア》と組み合わせて全体6ダメージを与えてきたら盤面は崩壊します。「蘇り」は「断末魔」より後に発動するので、全ての「蘇り」が出ず《下水ネズミ》のトークンだけで盤面が埋まることもあります。対策としては、現実的には「血の宝石」をグレード5で買い集めることです。これは《トンネル爆破係》1体だけなら何とかなりますがそれ以上は厳しいです。それ以外では、グレード6に上げて《ウーサー・ザ・ライトブリンガー》をそれぞれに使うことですが、そこまで余裕がありませんしそんなには引けないので難しいです。

もしくは部隊を組む時に《母熊》を置いておくと簡単に対策できます。《乗りカエル》のサイズまで大きくなるのは問題ですが、《トンネル爆破係》は最も簡単に使われる対策なのでこれを警戒する価値の方が高いです。《巨狼ゴルドリン》《ガストコイラー》なども加えた普通の獣とのハイブリッドタイプもスタッツが大きくなって《トンネル爆破係》に耐性があって強いです。ただし《巨狼ゴルドリン》で《バロン・リーヴェンデア》を《ザップ・スライウィック》の射程に入れないように注意。《乗りカエル》コンボを純粋に完全に決める必要はなく、ソフトに決めるだけでも十分に強かったりします。そういったごちゃごちゃしたハイブリッドタイプは隙が少なく相手からすると対策しにくいです。これは《海の荒くれ》《悪辣提督イライザ》コンボでも同様です。

《盗んだ黄金》《シオターのパラソル》タイプに刺さるテックカード。《儀式用ダガー》タイプには刺さりません、「断末魔」のサイズが大きすぎます。

《ヴォイドロード》《マジウザ・オ・モジュール》など

「挑発」を弱いミニオンのみにして、《乗りカエル》の攻撃をすからせて倒さないようにする作戦です。《乗りカエル》の攻撃順が過ぎ去って「蘇り」が攻撃できず置き去りにされたままバックラインまで攻撃順が進めばコンボが失敗します。

これに対しては、盤面の数を減らして相手に先に攻撃してもらうことです。これは相手も同じことをしてきてお互いが相手に先に攻撃させようとする状態になることもあります。《乗りカエル》を先頭に置かないのもありです。複数回攻撃できる弱いミニオンを先頭に置いて《乗りカエル》の攻撃順までの時間を稼ぎます。

《洞窟ヒドラ》《エネミーリーパー4000》《山火事のエレメンタル》

横薙ぎ攻撃に対しては、《下水ネズミ》の「断末魔」トークンで《乗りカエル》や《インゴウインコ》の「蘇り」が消されないように配置します。頭数を減らすことで同時に倒された時にトークンで盤面が埋まらないようにできます。それに完成したら盤面のスペースは余っているので、もし横薙ぎ攻撃でなかったとしても余計なミニオンを置くよりもこうすることで《下水ネズミ》のトークンが消えることなく出る方が良いです。「挑発」トークンの方が新たに置く6番目、7番目のミニオンよりも良いということです。

加えて横薙ぎ攻撃でこちらのトークンを出す「断末魔」を根絶やしにされないようにしないといけません。本来は《インゴウインコ》は「挑発」《下水ネズミ》よりも前に置きたいミニオンです。というのも後ろに置くほど《乗りカエル》の「断末魔」をより増殖できて強力ですが、それよりも絶え間なく「挑発」トークンを出し続けたりきちんと攻撃できることの方が大切だからです。しかしそうやって《インゴウインコ》を「挑発」《下水ネズミ》よりも前に置けば「挑発」が中央にあることになって「断末魔」を根絶やしにされます。なので大抵は《乗りカエル》、「挑発」《下水ネズミ》、《インゴウインコ》の順です。

逆に相手に横薙ぎ攻撃がないのなら、《インゴウインコ》を先頭に置くのもありです。そうすれば「挑発」が消える瞬間をなくしやすいですし、《インゴウインコ》が確実に攻撃できます。《乗りカエル》の「断末魔」を増殖させられないかもしれませんが、うまくいくときも多いです。ゴールデン《インゴウインコ》と《バロン・リーヴェンデア》ならほとんどの場合《乗りカエル》を起動できて、むしろ安定感のある配置かもしれません。

《バロン・リーヴェンデア》が来てから組み始める

部隊が完成するまでが弱すぎるので簡単にはパーツを集め始められません。例えば、《オメガバスター》部隊であれば《バロン・リーヴェンデア》がなくてもそれなりに強いですが、《乗りカエル》部隊では天と地の差があります。なので一番大切な《バロン・リーヴェンデア》が来てから組み始めます。トリプルからの「発見」で盤面にコンボパーツがある時に選択肢になるわけです。最初から《乗りカエル》コンボを組もうとして、弱い《インゴウインコ》や《乗りカエル》は集められません。《バロン・リーヴェンデア》がこの部隊に進むことを許すキーミニオンであって、それらはキーミニオンではなく進む理由になりません。

大抵は《愛鳥家》のテンポ部隊から進みます。この部隊は《下水ネズミ》《ネズミ軍団》などと組み合わせて中盤で強いテンポを持ちますがその後パワー不足で困ったことになります。そこで終盤に強い《乗りカエル》コンボ部隊にシフトするのは自然で合っています。トリプルから《バロン・リーヴェンデア》を見つけることもありますし、テンポがあるのでグレード5に上げて売られているものを見つけることもあります。グレード4でやることがなくなりやすいですし。

後は、《バロン・リーヴェンデア》が来る前の《ヨミガエラガラヘビ》は《乗りカエル》以外のテンポのある獣に使うこと。《母熊》《白いクロコリスク》《サバンナ・ハイメイン》などです。《インゴウインコ》は少しテンポとして弱いですが《巨狼ゴルドリン》に進んだ時に使えるのでマシです。テンポがあれば時間を稼げるので《乗りカエル》コンボに進んだとしても腐ることはありません。加えて、もし《バロン・リーヴェンデア》が来なかった場合、普通のテンポ獣部隊に逃げられます。《乗りカエル》に使ってしまうとテンポを失って《乗りカエル》コンボにオールイン状態になり、結局売ることになって腐る可能性が出て安定しません。

早い段階で決め打ちして即死するパターン。

《バロン・リーヴェンデア》が来る前からパーツを集めるとグレード5に上げても来ないとそのまま死にます。7~8コイン目に《乗りカエル》《狂暴なサウロリスク》の盤面から、グレード3で《インゴウインコ》《下水ネズミ》などを買い集め、そこからトリプルでグレード5「発見」も失敗、グレード5に上げてリロールするも何も来ずに死ぬパターン。グレード3あたりでテンポがあるからといってこれをすると体力はすぐになくなります、10ダメージ→30ダメージなど。

何度も経験している負けパターンを繰り返さないこと。即死コースに近づくのではなく、もっと丸いやり方で戦うべき。

《ネズミの王》の《帳簿の改竄》《洞窟ヒドラ》、《ミルハウス・マナストーム》の《被害者の亡霊》《茶人シオター》《山火事のエレメンタル》に負け。良い部隊を組んでいる人に順当に負けます。コンボを完成させるまでに時間がかかる上、何も対策をされなくても横薙ぎ攻撃やそれがなくても当たり次第で負けたりします。その上さらにテックカードを入れられても負けます。こんな風に《乗りカエル》コンボは勝つためにクリアしないといけないハードルが多すぎて、良い方向性ではないです。

相性の良いヒーロー

《ン=ゾス》は、ヒーローパワートークンが強く、特にトークン「断末魔」は《下水ネズミ》だけで良いです。ただこのヒーローパワートークンは育てるのが難しく、これに依存しすぎて綺麗な形を作りすぎると《トンネル爆破係》に弱くなりやすいので注意。相手が使ってきそうなら《サバンナ・ハイメイン》のようなサブトークンがあった方が良いかもしれません。このヒーローで決め打ちする場合、すぐにグレード5に上げて《バロン・リーヴェンデア》を狙わない方が良いです。《ン=ゾスの魚》がいれば《乗りカエル》コンボパーツもそれなりのテンポを持つので、グレード4をじっくり回って盤面を安定させてからグレードを上げましょう。

《灰枝》は、《下水ネズミ》が必要ありません。《ネズミ軍団》《サバンナ・ハイメイン》のトークンも「挑発」を持てるのでそれで充分です。ただし《インゴウインコ》の「蘇り」も「挑発」を持ってしまう点がマイナス。

獣がいるロビーでは《乗りカエル》コンボを使う人が出やすいので《テス・グレイメイン》で追跡するのもありです。

相性の良いクエスト報酬

組み合わせると止められないほど強いクエスト報酬。これらはテンポがあるので、《バロン・リーヴェンデア》を入手する前から《乗りカエル》コンボを積極的に狙ってパーツを集められます。《愛鳥家》《メカーノ戦車》などがあれば十分に強く、それでコンボパーツを集めたりグレード5に上げたりできるわけです。《シオターのパラソル》なら、《下水ネズミ》は必須ではありません。《バロン・リーヴェンデア》は既に守られていますからね。余裕があれば早い段階で《バロン・リーヴェンデア》以外の獣をバフしておくと、後々《トンネル爆破係》の対策が必要なくなって楽になります。

相性の悪いクエスト報酬やヒーロー

《バロン・リーヴェンデア》が分身してスロットを埋めてしまって、意図的に盤面を減らせなくなります。デメリットが大きいので避けるべきです。

《オズマット》も同様にスロットを埋めてしまう点が悪いです。