死体を利用してきつい戦いをひっくり返そう【ハースストーン バトルグラウンド】

テクニック

劣勢のプレイヤーは既に死んだプレイヤー(死体)と当たりやすいです。死体は弱いので、マッチングしたターンは反撃の起点になります。つまり劣勢になることに不安定ながらもメリットはあり、立ち回りに影響するのでそれについて説明します。

死体とマッチングしやすくなる条件

ルールとして公式に定義されていないため、経験上の推測です。死体とマッチングするプレイヤーは以下のいずれかに該当することが多いです。最下位のプレイヤーが死体とマッチングできるとは限りません。

  • 下位にいる・他のプレイヤーよりも体力が減っている
  • 戦闘で負けて大ダメージを受けた(20点など)直後
  • 死体のプレイヤーとそのゲームでマッチングしていない
  • 前のターンに死体とマッチングしていない
最下位にいて、死体と当たります。
最下位でなくなっても当たります。

「体力の減り具合」については、序盤に減るほど大きく影響するかもしれません。例としては上記のゲームは通信切断で1人が最初から死体でそれに4回もマッチングしました。序盤(6コインのターンくらい)から大きく体力が削られて最下位を独走していると、「死体→他→他→死体→他→他→死体→」という風に往復しました。時間が経過して自分より体力が減っているプレイヤーが出てもマッチングし続けました。

劣勢のプレイヤーを救うシステムで、何もできずに死ににくくなりました。ミニオンの引きが悪くて序盤から戦闘で負け続けるゲームは何回かに1回はあって下位を取るパターンです。それが死体とマッチングして反撃の起点を得られるようになりましたから。

死体とマッチングしたターンのプレイ

死体は1ターン以上前の盤面のままで弱いことが多いので、自分は死体とマッチングしたターンに盤面をアップデートせずとも勝てたりします。なので負ける心配をあまりしなくて良いので長期的な視点(バリュー)を重視できます。結果として死体とマッチングした後のプレイヤーは他のプレイヤーよりも強くなりやすいです。

いつ死んだのかを確認する

スコアボードでいつ死んだのかを確認します。もし2ターン以上前ならほぼ勝てるので安心して長期的な視点でプレイできます。

逆に1ターン前に死んだばかりであれば要注意です。特に終盤になると1ターンのアップデートの有無は、部隊の強さへの影響度が相対的に小さくなるので油断できません。自分の部隊が弱くて自信がないなら盤面を強化します。死体との対戦を乗り切りさえすれば順位が上がりそうな場合もあります、そういう場合は全力を注ぎましょう。

酒場グレードを上げる

基本的には酒場グレードを上げるチャンスです。ただし酒場グレードを上げたとしても次のターンに使えるコインは10コインで変わらず、1ターンの行動回数(盤面のアップデート幅)には限度があって劇的に強くはなりません。したがって必ずしも酒場グレードを上げる方が良いとは限りません

それは酒場グレードを上げた後、次のターンまでのアップデートで他のプレイヤーと良い勝負ができる部隊の強さになるかを考えて決めます。ほぼ強化していないミニオンを並べているだけような貧弱な盤面であれば、酒場グレードを上げずに2ターンかけて盤面を強化する方が良いときもあります。

また酒場グレードは、より遅く上げる方がコイン効率は良くなります。時間が経過するほど上げるのに必要なコストが小さくなりますから(グレード5や6など、これ以上グレードを上げることを考えない場合)。

リソースを手札に温存する、盤面をロックしない

間違いなく勝てそうな死体相手なら「雄叫び」などを急いで使う必要はありません。次のターンのミニオンの引きを見てからなら、より最適なミニオンに使用できます。なのでそういった判断を先送りにして手札に温存しておけます。

また強力な即戦力ミニオンで盤面を埋める必要もありません。そうすると盤面がロックした状態になり、次のターンにバフミニオンを置くスペースがなくなって部隊をアップデートしにくくなります。例えば《ボルヴァー・ドラゴンフレイム》《赤のナディーナ》などは手札に抱えたりできます。

マッチングシステムを活かしやすいプレイとヒーロー

「劣勢プレイヤーほど死体とマッチングしやすい」システムと相性が良いプレイやヒーローを紹介します。ただし、狙って「体力を減らして死体とマッチングしてそこから逆転する」というようなプレイはリスキーです。うまく死体と当たれる保証がありませんし下位に沈むリスクがありますから。普通にプレイして体力を減らさないに越したことはありません。残り体力が多くあれば長期的な視点を持ってプレイできるので上位に入りやすいです。なのであくまで劣勢になることにも不安定ながらメリットがある、という程度です。

酒場グレードを積極的に上げるプレイ

酒場グレードを周りよりも早く上げたり、盤面が弱いのに上げたりすると大ダメージを受けます。そうなっても死体のプレイヤーとマッチングすることで逆転の目となります。なので序盤のうちは盤面が弱くても他のプレイヤーの上げるペースに遅れず付いていく方が良かったりします。よくあるのは以下のような場合です。

  • 5コインや6コインのターンにグレード3に上げる場合。そのままリソース不足になってリロールする余裕もあまりないのでミニオンの引きが良くなければ即死しやすいです。ただし弱いミニオンを買うくらいであれば酒場グレードを上げるのはありです。
  • 9コインや10コインのターン、劣勢のときに酒場グレード4に上げる場合。

これらは死体または死体になりそうな他のプレイヤーがいなければ意味がありません。自分が最も劣勢なら自分が1人目の死体になるだけに終わるかもしれません。特に通信切断で最初から死体がいるロビーなら有効です。

逆転型の部隊

  • マーロック部隊
  • ドラゴン部隊

これらは思い切って酒場グレードを上げて体力を犠牲にするターンが必要です。そこで大ダメージを受け次のターンに死体とマッチングすれば、そこで盤面を整えて勝ちゲームにできます。

逆転型のヒーロー

序盤に戦闘で負けやすい代わりに終盤に逆転するタイプのヒーローは死体を利用するプレイと相性が良いです。以下のようなヒーロー達。

  • 《アレクストラーザ》
  • 《シャダウォック》
  • 《無限のトキ》
  • 《エドウィン・ヴァンクリーフ》

ただし《リッチのバズィアル》はあまり死体と当たる印象がありません。体力は大きく減るものの戦闘では勝つからかもしれません。