素早く決断するコツ

テクニック

このゲームでは大まかな舵取りから細かいプレイ1つ1つまで大小様々な決断がありますが、どれもはっきりと、なるべく早い時期に、スピーディーに決断するほど良いです。素早く決断するコツは、自信を持つことと悩ませるような難しい問題は飛ばすことです。それについて詳しく説明します。

決断の種類

決断には、大まかな舵取りをするような方向性を決めたり勝負から降りるかどうかを決める決断と、細かいプレイ1つ1つの決断があります。

方向性の決断

序盤は受けを広く見ますが、方向性を決めるべき時がきたらはっきりと決断してそれに突き進むのが重要です。「あれもいいかも、これもいいかも」と様々なものを手を出して右往左往すると、よく分からない盤面(なんの受けもなく助かる方法・勝ち筋がない)になったり、方向性が浅い弱い盤面になったりして、8位になる危険が発生します。部隊の方向性には深みがない、強さとしての進捗が進んでいない状態では弱いです。ですのでなるべく早い段階で何でも良いので何かの方向性に突き進むべきです。

何かを選ぶのなら、何かを諦めることになります。例えば、《閃光のライトスポーン》を取るならば、《魔女の翼の巣母》は必要ありません。どちらもパワーの高いミニオンですが両立はしませんし、どちらかに集中せねばどちらも真価を発揮できません。どっちつかずではいけません。

勝負から降りるかどうかの決断

ヒーローやミニオンの引きが良くない時や戦闘の当たりが悪く体力が減り過ぎた時は、自分が勝ち組ではなく8位になるかもしれない側で、負けに近づいていると認識します。そういった危険を察知したらもうそのゲームは諦めて全力で逃げる、つまりテンポ重視で体力を守ることに終始する決断が必要になる場合があります。そのゲームは適当な順位で流して、また良いヒーロー・ミニオンの引きに恵まれて自分に有利な時に勝負をすれば良いのです。死にかけてから手を打っても遅く、早い段階で見切りをつけないと逃げられません。逃げるためにはテンポ的な部隊を組みますが、それは終盤になると発展性のある部隊に追い抜かれるので、強みのある序盤のうちに体力を保っておく必要があるからです。

例えば、《A.F.ケイ》で5コイン目にトークンが来なかった場合、その時点でかなり負けに近づいていると言えます。悪いヒーローで最低限の引きができていない状態で、良いヒーローで良い引きをしているプレイヤーと戦うのは無謀です。そういう時は《ソウル・ジャグラー》や《愛鳥家》などのテンポ部隊の完成度を高めてそれ以上は求めず、ひたすら耐えて4位を狙ってそのゲームは終わりにするのです。

各ターンのプレイ1つ1つの決断

各ターンでは制限時間が限られているので手を動かしてどんどん作業を進めることが大切です。ターンの途中でミニオンを買うかどうか・グレードを上げるかどうかなどの1つ1つの決断で考え込んで詰まってしまうと、時間不足になりやすいです。そうするととても簡単で自明な作業ができなくなる場合があります。例えば時間ギリギリの最後のリロールで《原始フィンの見張り番》が来たりする場合です。《ブラン・ブロンズビアード》がいたら当然買ってマーロックをプレイするのは考えなくても分かるほど簡単なことですが時間がないとできません。それだけでなく、その酒場を凍結することすらできなかったりします。あと1秒あればできることが時間不足のせいでできません。

素早く決断する方法

自信を持つ

悩むぐらいなのだから、それはどちらを選んでも大差はない。もし重要な差があるのなら、悩むことなくそちらを選ぶはず。

思い切って決めた方向性に突き進んで勝負する、それで負けたら負けただ。

と考えるぐらい自信を持てば素早く決断できます。負け続けているとプレイも悪くなるのは、自信を失うからです。ひとたび自信がなくなると、何を選んでも負けそうな気がして浮足立っていつまで経っても決断ができません。フリーズしてしまって、ふと気が付けばどんどん制限時間が過ぎています。そうならないように、このゲームはスポーツのようなもので、自信を持って積極的に決断していくべきです。

これだとダメかもしれない。こちらでもダメかもしれない。

自信持ってよ、あとは自信だけだよ!

分からない問題は飛ばす

このゲームは筆記テストのようなもので、途中のよく分からない難しい問題で考え込んで詰まってしまうと最後のほうにある簡単な問題を解けず高得点を取れません。分からない問題は飛ばして次に行くのが大事です。

悩ませるほどの問題はどちらを選んでも大差がないほどの僅差なのでどちらを選んでも大きな影響はありません。であれば、考えても時間を消費するだけです。そういう問題では正解を見極めようとするのは重要ではなく、どちらでも良いからとにかく早く選んで次に進んで時間の消費を減らすことが重要です。

ですので、考え込んでいるな、手が止まっているなと感じたら、どちらでも良いので気分でもぱっと決めましょう。例えばグレード5に上げるかどうかで悩んだ時、悩んだ末に上げて時間ギリギリでリロールしたりしないようにしましょう。悩ませるほどなら際どいのでどちらでも良く、とにかく素早くです。

やってみて、どうなるか見てみる

このゲームでは、そもそも正解ははっきりと分かりません。自分のその後の引きや相手の部隊構成など多くの要素が絡まっていますから。分からないならやってみて、どうなるか見てみて、反省があれば次は別の選択を試してみます。科学実験のつもりで気軽に選択すれば、素早く決断できます。