レート10000に到達する攻略法:数をこなす【ハースストーン バトルグラウンド】

メタ

レート10000に到達するまでの知識やテクニックのまとめです。やることはレート9000までと同じで、後は数をこなして練度を高めるだけです。レート9000からは上がりにくく時間がかかりますので、停滞した時の考え方についても説明します。

メカが基本なのは変わらず

レート9000帯の戦績です。種族の分類は難しいですが、ある程度特定の種族に特化していたらそちらに分類しています。混成部隊にはうまく組めなかったり、何もできずに死んだゲームも含まれています。

メカの安定感

レート9000までと同じようにメカ部隊が安定です。179戦中の半分以上である100戦で使って6割勝てていて、8位はほぼ取っていません。メカは酒場グレードを上げなくても早い段階で強さを持つので、下位に沈みにくい安定感があります。メカを選んだ時点で3〜5位程度にはなり、あわよくば1〜2位を狙っていく堅実さがあります

主力の《コバルトの守護者》が酒場グレード3に入ってすぐ手に入ると大抵勝てます。手に入らなくても、《マジヤバ・オ・トロン》・《マジヤバ・オ・モジュール》を「超電磁」した《手動操縦のスカイ・ゴーレム》・《ボルヴァー・ドラゴンフレイム》など多くの「聖なる盾」を並べて強化していく雑多なメカ部隊でもそれなりの強さになります。完成度の高い部隊との対戦で負けるとしても、大敗はせずにヒーローの体力が大きく減らない(6〜8ダメージ受ける程度)ことが多いので死ぬまでに時間がかかります。

獣を組むならしっかり振り切る

獣はグレード2の時に《ネズミ軍団》《腐肉食いのハイエナ》などを買っていたら、そのまま盤面の強さを維持する流れで進むことが多いです。

獣部隊を組む時に注意なのは、しっかり振り切ることです。酒場グレード3に入った後2〜3ターン経過して獣ミニオンのペアを抱え始めたら、それ以降は《コバルトの守護者》《ブラン・ブロンズビアード》のような普段であれば買いたいミニオンを見かけても買わずにリロールします。スペース的にも強化する時間的にも中途半端で、結局3コインのロスになりがちですから。代わりに必要なのが《巨狼ゴルドリン》《バロン・リーヴェンデア》などです。

マーロックは組まない

マーロックは中盤耐えきる力がなく8位になるリスクが大きいので組みません。例外的に組むとすればトリプルの《ブラン・ブロンズビアード》や《温厚なメガサウルス》など、キーミニオンが先に手に入った後でマーロックに転向する時です。グレード6の「発見」で良いミニオンが見つからず、かつ余裕があるなら《温厚なメガサウルス》を選んで手札に持っておくと転向する選択肢を残せます。この転向プレイは1ターンの操作量が膨大になるので急がないと時間が足りなくなります。

悪魔を組める条件は厳しい

悪魔部隊の勝率は82%と良いですが、《憤怒の織屋》《浮遊する番人》の決まれば勝てるコンボが序盤で手に入ったゲームが悪魔部隊に分類されているので当然です。3〜5位には《ソウル・ジャグラー》を軸としたマシンガン型の悪魔部隊もカウントされています。トリプルの《ソウル・ジャグラー》の破壊力だけで下位を取らない強さはあるので、悪魔が多くなりだしたら意識します。

ビッグデーモンに関して注意なのは、組める条件が厳しいことです。最序盤で《浮遊する番人》が手に入るか分からない段階で《憤怒の織屋》と悪魔を買うのはリスクが大きいです。つまり、それをカバーできるヒーロー《大悪党ラファーム》か《A.F.ケイ》くらいしかまともに狙って組めません(だからその2つのヒーローは強いです)。

他の種族のミニオンを並べている盤面で、酒場グレード3に入った後にその2つのミニオンの組み合わせが売られていても、それはもう遅すぎです。

育つのがワンテンポ遅れているせいでサイズが十分ではなくて戦闘で負けたり自傷ダメージが重なったりして8位に沈むリスクが大きいからです。参入するタイミングが遅いと他のビッグデーモンにもサイズで負けます、その時間帯は《憤怒の織屋》のトリプルを作ったりしてもっと先に進んでいる頃です。ヒーローの体力がミニオンをバフするリソースになるので負けは許されません。

断末魔部隊はリスクが少なく強い

断末魔部隊を使う頻度はレート9000までと比べると増えていて勝率も84%と高いです。《バロン・リーヴェンデア》には即効性があり、《ブラン・ブロンズビアード》のように十分なバフを行う時間が足りずに下位に沈むリスクがありません。

グレード4の状態でトリプルを組んでグレード5のミニオンを「発見」する早い段階で手に入れると、《ン・ゾスの落とし子》と組み合わせるだけでしばらくは他を圧倒する強さです(通常は盤面が弱く、隙を作る動きです)。なのでそこから酒場グレードを先行して上げていけるので、パワーの高いミニオンやシナジーするミニオンを探して勝ちゲームにできます。

この強さを評価して、ミニオンを強化していく普通のプレイだけでなく、ミニオンの組み合わせで役を作るようなイメージを以前よりも重視するようになり、頻繁に断末魔部隊を組むようになりました。

序盤は、大きな《ネズミ軍団》を積極的に作る

序盤に4/4〜5/5程度の《ネズミ軍団》がいると、それだけで戦闘で負けにくくなるので積極的に作ります。ヒーロー《エドウィン・ヴァンクリーフ》《ダンシン・ダリル》《ワグトグル女王》などであれば作りやすいです。それ以外なら《動物園ロボ》でバフしても良いです。

獣部隊に進むかどうかやシナジーは関係なく、単純に盤面が強くなります。酒場グレード3〜4の戦闘で負けにくく、もし《群れのリーダー》も加わった場合はその2体だけで戦線を支えられるほどの強さです。そんな風に盤面が強いと、酒場グレードを先行して上げる余裕が生まれて勝ちゲームにもっていけます。ヒーロー《希望の終焉ヨグ=サロン》を使う時の試合展開と似た流れです。

レート9000からは上がりにくい

今までの各レート帯の試合数と勝率です。

レート試合数勝率
6000〜700083戦60%
7000〜8000115戦53%
8000〜900053戦58%
9000〜10000179戦60%

対戦相手のレベルはレート7000以降は変わりません。ただ7000を超えると最上位のプレイヤーともマッチングするようになります。なので7000〜8000ではそのレベルに適応するのに時間がかかってゲーム数が多くなっています。

9000〜10000では、8000〜9000の時と勝率は変わりませんが1位の割合は減っていて、3倍以上のゲーム数をこなしています。体感的には、4000から9000まで上げるの同じくらい9000〜10000のレート帯は時間がかかりました。疲れてしまうかもしれません。

上がりにくいのは、レートの上下幅が厳しくなっているからです。単独4位でもわずかに下がります。つまり今までは4位以上なら勝ちでしたが、それ以上でなければ採算が合わなくなります。10回やれば何回かは引きが悪くてどうしようもないゲームはあります。それを差し引くと、まともに戦えるゲームでは負けても5〜6位くらいには抑え、引きが良い時は勝ち漏らさずに1位を取りたいところです。

夢に出てくるほど、やり込む

対戦相手のレベルも自分のプレイ内容も9000までと同じです。なので後は多くのゲームをこなして練度を高めるだけです。夢に出てくるほどやり込んで、脳と体をバトルグラウンド仕様にします

ターン中の時間感覚

制限時間内にできる最善のプレイに近づくには思考に使える時間の感覚が大切で、やり込むことでその感覚を体で覚えていきます。プレイ中、リロールすると選択肢が枝分かれして増えていくので、早め早めのプレイをせねばなりませんが(例えばリロールした末にトリプルを発見しても時間的に間に合わなくなったりしますよね)、かといって雑でもいけません。その思考の速度と質のバランスを覚えていくんです。

そして残り時間的にやりたいプレイが間に合わない時は、そうと判断できることも大切です。間に合いそうもないなら凍結したり他のプレイをして紛らわせたりするアドリブにシフトします。こんな風に速度・適応力・瞬発力をたくさんプレイしてスポーツのように鍛えていきます。

ゲーム全体の時間感覚

やりたい行動は死ぬまでに間に合うのかという感覚も大事です。例えば、盤面にもよりますが残り体力10の致死圏内で《ブラン・ブロンズビアード》を買って使い始めるのはもしかしたら遅すぎるかもしれません。次の一戦を耐えてそこで他のプレイヤーが死ぬのを期待して、即戦力になれるミニオンを探してリロールする方が良かったりもします。残り体力と貪欲なプレイができる度合いは比例するので、そこを意識して貪欲度合いを調整します。

たくさん失敗して学ぶ

判断を間違えて手痛く負けるのは良い勉強になります。他のプレイヤーにうまくやられたら、それは強い動きなので覚えておき、プレイの引き出しを増やしていきます。そうすると酒場に出てくるミニオンに対して受けが広くなります。強い組み合わせに対するアンテナが広くなるんですね。学んだことは戦略も含めて全てこのブログに書いています。

勝敗に波が合っても動揺しない

戦績を見返すと、勝ち負けに偏りがあります。「2位、2位、1位、1位」になったり「6位、7位、8位、5位」になったりという風に。負け続けている時はイライラしたりもします。ですが後になって振り返るとそのまま負け続けることはなく、いつか勝ちの波が来ます。なので勝敗には波があることを理解して、精神的に大丈夫そうであれば数をこなし続けます。

ただし精神的に揺らいでプレイが雑になり始めたら、やめた方が良いでしょう。例えば、序盤から悪魔部隊を組もうとしたりすれば、判断力が鈍りだしています。

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