序盤特化型のヒーロー《シンドラゴサ》の解説です。序盤が強いことには大きな価値があり、それだけでピック優先度は高くなります。やることがシンプルで使うのがとても簡単なヒーローです。
特徴
ヒーローパワー:凍気剛臨 常動型
自分のターンの終了時、全ての凍結中のミニオンは+1/+1を獲得する。
序盤に特化している
使い方としては、1ターン目から酒場を凍結し続けて、5コインのターンや6コインのターンに能力によってバフされたサイズの大きなミニオンを並べます。1ターン目に酒場に並ぶミニオンは何が出ても凍結するので選択の余地はありません。考えることが少なく簡単です。
グレード1には将来性のあるミニオンはあまりいないので、結果としてサイズが大きく盤面は強いけれどもそこから繋がる展開は見えにくい状態、一時的に盤面が強いだけの状態になります。4ターン目以降はほとんどヒーローパワーを活かせなくなります。なので序盤に強い盤面を作ってヒーローの体力を守ったアドバンテージを中盤以降にどう活かしていくかが重要。
序盤が強くてなぜ良いのか
序盤が強いとヒーローの体力を守れて、そこから長期的な視点を持ったプレイができて有利な展開を作れるからです。それ以外にも下位に沈むリスクを回避できる利点もあります。これについては《希望の終焉ヨグ=サロン》の記事で詳しく書いています。
具体的な動き
1ターン目(3コイン)
《シンドラゴサ》の主軸は、5コインのターンや6コインのターンに配置するバフされた強力なミニオン達です。それらを買うために1ターン目に買ったミニオンは売ることになります。なので5〜6コイン目以降に長く使いたいミニオンは1ターン目に買わずに凍結して残しておきます。したがって最も弱いミニオンを買うこともあり、トークンミニオンがあればそれが理想です。ここが他のヒーローと違う点は注意です、他のヒーローは売られている最も強いミニオンを大抵は買いますから。
1ターン目に買うミニオンは2回戦闘しますが、そこでもなるべく勝ってヒーローの体力を守りたいです。その場合は2/3など強いミニオンを買うこともあります。その場合、3〜4ターン目のために残しておくミニオンもある程度強い必要があります。3〜4ターン目で勝てるラインを維持しつつ1ターン目からの戦闘にも戦力を回して、1ターン目からずっと戦闘で勝ち続ける理想的な展開を狙います。
4コインのターン
1ターン目から凍結してあるミニオンをそのまま凍結させ、酒場グレードを2に上げます。
5コインのターン、6コインのターン
凍結しておいた強いミニオンを買って配置していきます。《シンドラゴサ》は初手で弱いミニオンを買う傾向があるせいで最序盤の戦闘では負けやすいため、これ以上は欲張らずに解凍して使っていく方が良いです、そうでないと体力が減りすぎます。《有徳の守護者》であれば「聖なる盾」を持っていてサイズを大きくする価値が大きいのでさらに凍結を続けるのもありです。逆に序盤で《シンドラゴサ》を相手にするときは巨大な「聖なる盾+挑発」が立ちはだかっていることがあるので配置に注意です。
5コイン目以降は必ずしも酒場を凍結するとは限りません。凍結しておいた目ぼしいミニオンを全て買ったなら凍結しないこともあります。次のターンに+1/+1のバフが載ることを考慮して、リロールされた場合に新たに並ぶグレード2のミニオンとのスタッツを比較して決めましょう。
もし酒場に2つの空きができてそこに新たにミニオンが補充されるような場合、ある程度のスタッツ(3/3程度)のミニオンがいるなら凍結するのは堅実です。そうすれば少なくとも悪くない選択肢が残り、完全にリロールして全てハズレミニオンが並ぶリスクを避けられます。
最初のターンから買うミニオンを選択できないせいで《憤怒の織屋》を買うことになってそのままビッグデーモンを組む場合もあります。このヒーローであればスタッツが大きく盤面が強いので体力が減りすぎるリスクを抑えられて組みやすいです。
中盤以降、ヒーローパワーがあることを忘れない
中盤以降はほとんど役に立たず意識しなくなるヒーローパワーなので存在を忘れてしまいがちです。凍結するミニオンにバフが載ることを忘れないように注意です。例えば《ハジキロボ》《マジウザ・オ・モジュール》のようなミニオンは凍結してバフを載せたいですし、逆に《スクリュージャンク・クランカー》のようなバフミニオンはバフしても仕方がありません。なので酒場を凍結して2ターンに渡ってミニオンを買う場合はその優先順位に注意です。
普通(中の中)
序盤が強いために安定感があり、簡単で気軽にプレイできるヒーローです。ただし上位を狙うパワーはやや不足気味。序盤で取ったアドバンテージをうまく活かせるかどうか次第です。