2/14アップデート 環境の変化【ハースストーン バトルグラウンド】

メタ

2月14日のアップデートでビッグデーモンのキーミニオン、《浮遊する番人》の酒場グレードが3から4に変更されました。アップデート後の環境で20戦ほどプレイして見られた環境の変化について書きます。

環境の変化

ビッグデーモンを組むのが難しくなった

《憤怒の織屋》《浮遊する番人》を軸としたビッグデーモンはかなり組みにくくなりました。どのくらい組みにくいかというと、以下のようなプレイをしてもうまくいかなかったりする程度です。

  • 1ターン目・・・《憤怒の織屋》を買う
  • 2ターン目・・・《憤怒の織屋》を買う
  • 3ターン目・・・悪魔を配置する

《浮遊する番人》がグレード4になったせいでそれに上手く繋げられません。今までは《憤怒の織屋》のトリプルから《浮遊する番人》にアクセスするのが勝ちパターンでした、成功すると即座に強い盤面を構築できて隙がなかったです。それがアップデート後は《浮遊する番人》にトリプルからアクセスしようとすると、酒場を凍結した状態で酒場グレードを上げるなどの工夫が必要になります。そうやって酒場グレードを上げるのに多くのコインを使うと、《憤怒の織屋》をバフするための悪魔が配置できません。《憤怒の織屋》を使うと最序盤の戦闘で負けて、さらに自傷でトリプルを作るまでに多くのダメージを受けています。そこからさらに盤面の構築を引き伸ばしてしまうと、もはやダメージを受けすぎていて《浮遊する番人》が活躍できるほどの体力が残っていなかったりします。

メカが強くて、多い

ビッグデーモンを組むことが難しくなったため、組みやすい種族というのは消去法的にメカくらいしかありません。マーロックはリスクが高く、獣は意識して組む種族ではなく自然に集まってきた時に組みますが頻度は高くないです。

メカ部隊にとって、ビッグデーモンはサイズでねじ伏せられてやや不利だったので、それが減って相対的に強くなりました。結果として以前にも増して《コバルトの守護者》を多くのプレイヤーが並べる環境になり、2体並べている部隊などは上位でよく見かけます。

メカ部隊に対しては《ソウル・ジャグラー》を軸としたマシンガン型の悪魔部隊は相性が良いので、組む意義が高まりました。今まではビッグデーモンに当たったら押し潰されていましたがその心配もありませんし。

マーロックが増えた

ビッグデーモンが多いとゲーム展開が速くなりがちで、マーロックにとっては厳しい環境でほぼ見ませんでした。マーロックは完成すれば無双の強さですがそれまでに時間がかかり、体力を犠牲にして酒場グレードを上げる隙を作るターンが必要です。その隙を作る余裕がないほど、弱い時間帯にビッグデーモンに大ダメージを受けることが多かったから厳しかったんです。

それがビッグデーモンが少なくなり、ゲーム展開がやや緩やかになりました。そのためかマーロックにチャレンジするプレイヤーをしばしば見かけるようになり、それで1位を取っているゲームも何度かありました。体力を多く残している状態で積極的に酒場グレードを上げているプレイヤーがいたら要注意かもしれません。

ヒーローの強さの変化

強くなったヒーロー

《ネファリアン》は、ビッグデーモンに対して効果が低い能力で苦しかったですが、アップデート後はメカが多くなり、その「聖なる盾」を剥がす破壊力が光るようになりました。

《ダンシン・ダリル》もビッグデーモン環境では苦しかったです。サイズで負けて体力が削られ、踊らずに「貯める」ターンが作れない後手後手の展開になったりしていました。それがビッグデーモンが減ってサイズで負ける相手が減り、ゲーム展開が緩やかになったので「貯める」余裕が生まれて使いやすくなりました。大きなミニオンを作った時に相手に刺さっている感覚があります。

弱くなったヒーロー

ビッグデーモンと相性の良かったヒーローは評価が落ちます、即勝てるパターンが減りましたから。

《A.F.ケイ》《大悪党ラファーム》《ティリオン・フォードリング》は弱くなりましたがあくまでアップデート前と比べた相対的なもので、元々強いヒーローなのでこれからもトップクラスであることには変わりません。

《パッチウァーク》を使う意義は大きく減ったかもしれません。ビッグデーモンを組みにくくロビーの展開が遅くなったので体力に余裕を持つメリットが落ちていますので。