強力な横薙ぎ攻撃を持つミニオンは《洞窟ヒドラ》と《エネミーリーパー4000》の2体。そのうち《洞窟ヒドラ》に「挑発」を付与して育てる動きが実は強いので紹介します。《洞窟ヒドラ》に「挑発」はできれば付与したくはないですが、付与すると育てやすくなって実用的になります。ちなみに《エネミーリーパー4000》にも大体同じことが当てはまります。
「挑発」を付与することで大きく育てられる
「挑発」を付与しないままだとバフできるミニオンが少なく、大きく育てるのは難しいです。主なバフミニオンは以下の通り。
使いやすいのは《ヴァーメンの師匠》くらいです。《動物園ロボ》《動物園の奇術師》《光牙の執行者》などは対象がランダムであり、他に獣がいる場合に使いにくいです。「挑発」を付与しない場合、バフミニオンの数が多くないので大きく育てるのは難しいんです。微妙なサイズでは安全に横薙ぎ攻撃をできたとしても大した威力にはなりません。
「挑発」を付与するなら、《猟犬使い》の他にも《アルガスの守護者》と《強殻のクズ拾い》が使えるようになり、3体バフミニオンが増えるので育てやすくなります。
《ブラン・ブロンズビアード》の混成部隊と相性が良い
バフミニオンの受けを広く持って動いていく《ブラン・ブロンズビアード》の混成部隊と特に相性が良い育て方です。
早い段階で「挑発」を付与すれば、その分「挑発」に対応したバフミニオンを受ける機会は多くなりメリットが大きくなります。《ブラン・ブロンズビアード》を有効活用しやすくなりますし、《洞窟ヒドラ》が大きく育ちます。「挑発」を持った獣種族というのはかなり多くのバフを受けられますから。
《ブラン・ブロンズビアード》を手に入れる時というのは盤面が弱くなりがちです。その時に《洞窟ヒドラ》を《猟犬使い》などで急速に育てることで盤面の弱さをカバーできる点でかみ合っているんです。
逆に遅い段階ですでにある程度の大きさに育っていればデメリットを受けてまで「挑発」を付与する価値は低くなります。
「挑発」を付与するデメリット
配置が左端に固定されて、効果的な横薙ぎ攻撃をしにくくなる
「挑発」を付与すると相手のミニオンに優先して攻撃されるので、倒される前に一番に攻撃せねばなりません。つまりほとんどの場合、配置は左端になります(サイズが相当大きくなった場合、リスクはありますが2番目に置くことは可能です)。
ただしそうするとその横薙ぎ攻撃は効果的ではなくなりやすいです。戦闘開始直後の盤面では相手は横薙ぎ攻撃を対策した配置にしているからです。大抵は右端に1体だけ「挑発」がいてその左に弱いミニオンを横薙ぎ攻撃に対する緩衝材として配置されています。そうすると最初の横薙ぎ攻撃は大した効果を持ちません。
本来横薙ぎ攻撃は、相手の「挑発」ミニオンを他のミニオンで突破した後、ガードが開いたところに中央付近に打ち込めるのが理想的です。それをしようとすると攻撃順は3〜4番目と遅めになりますが、「挑発」を付与するとそれほど遅い順番には置けません。
2回目の攻撃ができなくなる
「挑発」を付与していない横薙ぎ攻撃ミニオンの利点は、遅めの攻撃順が可能なこと以外に、2回目の攻撃ができる可能性があることです。横薙ぎ攻撃ミニオンは倒される前に攻撃したいのでなるべく攻撃順は早めになる点は「挑発」を付与する場合と同じです。したがって左端に配置する場合もありますが、「挑発」を付与した場合と違って集中攻撃を受けないので2回目の攻撃順が回ってくる場合があります。
大きなサイズの横薙ぎ攻撃ミニオンの場合、2回目の攻撃は致命的な被害を与えることになったりします。もしくは相手の部隊次第では2回目の横薙ぎ攻撃を行うことが戦闘で勝つために必須である場合もあります。特にドラゴン部隊やマーロック部隊のような上位の部隊が相手の場合など。
「挑発」を付与すると集中攻撃を受けて2回目の攻撃を行うことはほぼ不可能になります。残っているプレイヤーの部隊を確認して、余裕があるのなら「挑発」を付与しない選択が必要になる(「挑発」を付与すれば負けが確定する)場合もあります。
相手に対処されやすくなる
「挑発」ヒドラを一度見た相手は「猛毒」や高い攻撃力を持つミニオンを左端に配置して、先に倒そうとしてきます。また横薙ぎ攻撃を受けるのに対応した配置にもしてきます。最初に《洞窟ヒドラ》が攻撃してくると分かっていれば対処しやすいのです。
これに対抗するためには、なるべく他にも「挑発」を立てて相手のターゲットを分散させます。《ブラン・ブロンズビアード》を使っているなら味方のミニオン全てに「挑発」を付与する場合もあります。全てのミニオンに「挑発」を付与すれば、全てのミニオンは「挑発」を持っていないのと同じになります。