盤面には、戦闘要員のミニオン・置物のシステムミニオン・一時的に配置しているだけのバフミニオンなどがいます。戦闘で勝つために、次のターンにバフミニオンを置くスペースがなくなるほど盤面を強いミニオンで埋める(盤面をロックする)と、長い目で見ると動きにくくなります。そうならないためのコツを解説します。
「盤面をロックする」とは
盤面に売れるミニオンがなく余白がない状態が、ロックしている状態です。
上の図で、《メタルトゥース・リーパー 》を配置した後、それを売って最後に《ボルヴァー・ドラゴンフレイム》を配置したとします。そうすると盤面には戦闘用のミニオンとトリプルを組むためのペアのみとなり、次のターンに《メタルトゥース・リーパー》のようなバフミニオンを置くスペースが残りません。
こうなると、《ハジキロボ》を除く2つ抱えているペアの残りパーツを探してトリプルにするか諦めるか、配置してから1回の戦闘でしか使っていない《ボルヴァー・ドラゴンフレイム》を売るかしない限り、スペースが空かないのでバフミニオンを使えません。
ペアを諦めるのも、買ったばかりの《ボルヴァー・ドラゴンフレイム》を売るのも、コインにロスが生じる勿体無い動きです。こんな風に、盤面をロックすると盤面に置いておきたいミニオンを売らなければならなくなるリスクが発生して、バリューを失いやすくなります。
盤面をロックしない方法
ペアの片割れは手札に持っておく
先ほどの図で盤面をロックすることになった原因の一つが、2つあるペアを両方とも盤面に配置していることです。そこで多くのスペースを使ってしまっています。ペアの片割れは、スペースが問題になりそうであれば手札に持っておく方が良い時もあります。強いミニオンであったとしてもスペースの問題で後々売ることになれば、トリプルを組む機会がなくなってコインも損をすることになりますから。
次の戦闘に全力を注がない
全力を注いで盤面の強さを最大にしようとすると、戦闘要員となる強いミニオンを多く配置することになって盤面をロックしやすくなります。そこまでして少し強くなる程度であれば、盤面をロックしないことを優先する方が良い場合もあります。つまり強いミニオンを手札に抱えたまま、戦闘フェイズに入るんです。上の例だと《ボルヴァー・ドラゴンフレイム》を出さずにターン終了するようなプレイです。
戦闘は何度も続くので、長い目で見て最大に強くなるように動いていくことは大切です。残り体力が多いプレイヤーほどこの傾向は強くなります。体力が少なくなって次負けたら死ぬような状態であれば、こういったプレイをせずに次の一戦を乗り越えるために盤面を強化する重要性が高まります。
買うミニオンを厳選する
先ほどの図の少し前の盤面です。
《ボルヴァー・ドラゴンフレイム》を買って盤面をロックする困った状況になるのなら、そもそも買わなければいいんです。確かに《ハジキロボ》と相性が良い《ボルヴァー・ドラゴンフレイム》は強いですが、だからといってすぐに飛びついてはいけません。盤面をロックしかけている状態では、それを解決すること(この場合だと、2つあるペアの残りパーツを探してトリプルを達成すること)の重要性が高くなります。
そんなわけで盤面がロックしかけているならば、そうならないように通常よりも厳しく買うミニオンを選定しないといけません。この場合だと、ロックしないためには買ったばかりの《ボルヴァー・ドラゴンフレイム》を手札に抱えるしかなくなります。《ボルヴァー・ドラゴンフレイム》の強さは、「手間がかからない割に即戦力になれる」ことなのにそれを活かせません。それならばリロールするなり他のミニオンを買うなりするのもありです。
トリプルを組めそうなら、盤面をロックしても良い
盤面をロックしても良い状況もあります。トリプルを見つけて酒場を凍結し、次のターンにトリプルを組むようなときです。この場合だと次のターンに必ず盤面が空くため、そのターンは盤面をロックしても問題ありません。