8位を取る盤面は、綺麗な割にスタッツが小さかったり、クエストを活かしていなかったり、方向性自体が弱いものだったりします。その特徴を具体例を交えて紹介します。加えて勝てる人はどういったプレイをしていてどこが違うのかについても書きます。
綺麗だけれどもスタッツが小さい
方向性となるミニオンやペアが揃っていて綺麗な盤面でもスタッツが小さいと弱いです。これはそういうミニオンを使いだすのが遅い場合に多く、間に合ってないのに使い始めるとこうなりやすいです。それは避けて生き残れるテンポのあるミニオンを買わないといけません。間に合っているかどうかが分かることが大事で、それがないと方向性が分かりません。
間に合っていないミニオンを選ぶもう1つのパターンは、方向性となるミニオンと相性が良いミニオンを遅い段階で買い始めるパターンです。この例だと《ブリストルバックの無頼漢》と相性が良いからと言って即座に強いわけではない《ダイナミック・デュオ》に手を出しています。こういう間に合っていない盤面はスタッツがスカスカで弱いです。必要なテンポを見誤ると負けます。ではどうやったら間に合っているかどうか分かるのかというとこうして8位を取ると間に合っていなかったと分かるわけです。
グレード5に上げてから《アッゲム・ソーンカース》を使い始めた盤面です。《アッゲム・ソーンカース》はグレード4で使うミニオンであって、グレード5で使い始めるのは遅いです。スタッツが全体的に低くて弱い盤面。
最速のグレード6「発見」をする
クエストを早くに達成し、報酬のセットアップをしてそれで強い盤面を作るのがシーズン2。クエスト関連のプラン立てが大切。それをせずにクエストを無視してグレード6「発見」すると負けやすいです。この盤面は、クエストの達成が遅い上に《不気味な仮面》+《放縦のレイザーゴア》のセットアップもしておらずポテンシャルを活かせていません。
特定のミニオンを探してハードリロールする
来ているカードで戦わず、それを蹴って理想とする方向性やミニオンを探そうとすると酒場がそれに応えられないことがあって安定しません。来ているテンポが方向性。これは《死霊祭師》を探してハードリロールした盤面。全ての「血の宝石」を《ハジキロボ》に集めて《邪悪な双子》で分身させるのが当初からのプランで、それだけが救ってくれるミニオンだという判断です。したがってセットで来ていた《宝石割ルボア》《地響き使い》などは蹴りました。ただ1ターン《宝石割ルボア》を置いて戦闘で負け、その次のターンから《地響き使い》を使う動きはありだったかもしれません。その動きは必ずできますし保険になります。見えていない《死霊祭師》に全てを賭けると来なければ負けます。
弱い方向性に進む
元々良くない方向性に進むと負けるのでグレード2あたりの序盤のミニオンを選択する段階から極力避けるべきです。例えば《パーティ・エレメンタル》《溶岩》系統は大きなミニオンが1~2体だけとなって脆く大抵負けます。この場合グレード2でその方向性をリードする《パーティ・エレメンタル》を避けるべきです、進み始めると止まれません。後は《母熊》《愛鳥家》系統も3~5位あたりが多くレートが増える方向性ではありません。
勝てる人の部隊は、王道を行くスタッツの大きな部隊
大体上記のような盤面は、《潮の貴婦人アジッサ》2体+《哨蛸オルゴゾア》のようなぶん回っている盤面に為す術もなく負けます。《愛鳥家》《メカーノ戦車》のようなテンポ部隊に倒されるわけではないんです。勝てる人はどういう部隊を組んでどういうプレイをしているのかについて書きます。
プレイはとても自然
必死に生き残ろうとしてテンポ部隊に成り下がるようなことはなく、どっしりと構えて、普通で、かつ王道を行く強い方向性に進んでいます。環境を覚える時、こんな風に勝てて1位を取れる部隊を知ってそれに行けるようにプレイを寄せられると一気にレートは上がります。
- 《ホガァァァ船長》4体のAPM海賊。
- 《ブラン・ブロンズビアード》《刻み刈り獲らん》のマーロック。
- 《闇睨の長老》2体。
- 《共に行く友》。
こういった高いバリューを持つパワフルな部隊なので、競り合って負けることがありません。《細部の宿る悪魔》や《シオターのパラソル》のようなテンポ重視の部隊ではありません。
短期視点でプレイしすぎていない
短期視点でプレイしている間にゲームが終わることはなく、長く続きます。その長いゲームを戦い抜いています。短期視点で見すぎてしょぼい方向性に進んでいると勝てません。それは結局トップ4に入るまで耐えられません。テンポ重視の見切りの早いプレイスタイルというのは、見方を変えれば初心者のような近視眼的なプレイです。
プレイもバリュー重視
簡単にはシステムミニオンを切り捨てず、コインを綺麗に使ってスタッツを限界まで伸ばします。盤面をロックして《大暴走リロイ》のような即戦力ミニオンに入れ替えるような見切りは、遅めです。生き急いでテンポを出し過ぎて息切れしないように注意。じっくりと強欲にプレイするのが良いかもしれません。
それでいて、次の対戦相手に合わせて最も必要なもので盤面をチューニングしています。それは後で意味がなくなるものだったとしてもです。《乗りカエル》コンボ相手なら《洞窟ヒドラ》《ウーサー・ザ・ライトブリンガー》、メカ相手ならさらなるスタッツと言った具合。ロビーに強いマーロックがいていずれスタッツに価値がなくなると分かっていても、その時その時で必要なことを行います。
それでもし体力が減って危険な場合は、テンポの割合を増やして生き残れるラインまで引き上げます。それでとりあえずトップ4に入り、そこから粘り合いに持っていく流れです。悪くても4位なんですね。