ヒーロー《炎の王ラグナロス》の解説です。弱いヒーローですが、最下位でもないため選択肢が全て弱い場合に使う機会はあります。《炎の王ラグナロス》は正しく使えば下位を取らないくらいまでには戦えますが、間違っていると一気に最下位に落ちますので、そこを詳しく書きます。
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ヒーローパワー:死ね、虫ケラども! 2コスト
次の戦闘の開始時ランダムな敵のミニオン2体に8ダメージを与える。
毎ターン撃つとは限らない
ヒーローパワーは8点という大ダメージを2体に与え、中盤までであればミニオンを一撃で倒せる威力です。ただしコスト2と重く、気軽に使える価格ではありません。威力を活かせる早い時間帯に2コストを使うとリソースが枯渇します。特に序盤や中盤には撃てる機会はあまりありません。2コストというのはあと1コスト足せばミニオンを買える価格で、ミニオンを売ってそれを捻出して新たにミニオンを買って盤面を強化する方が良いこともあります。2回リロールしてプールを掘り進めるのも効果は大きいです。
《炎の王ラグナロス》は弱いヒーローだし下位を取りたくないからと言って序盤からヒーローパワーを連打していると、リソースが枯渇して本当に下位を取ります。ヒーローパワーを使えばそのターンはどうにか勝てるかもしれませんが、その分ミニオンの回転率が落ちていて盤面を強化したり良いミニオンを探したりできず、根本的な盤面の強化ができません(そもそも盤面が強ければヒーローパワーを使う必要がないんです)。それゆえに次のターンにもまたヒーローパワーに頼る、リソースが枯渇する、という悪循環になります。普通のプレイヤーと比較すると、毎ターン2コインずつ盤面に注ぎ込めているコインに差が開いていくわけですからね。
この中盤までにしか効果が大きくないのに中盤まで打てる機会があまりないというジレンマが、《炎の王ラグナロス》の弱さで、非常に使いにくいです。使い所としては、10コイン使えるようになって1コインに対する重みが減ってから、酒場のミニオンの売り買いで強い動きがなさそうな時に打つイメージです。あくまでミニオンを買って盤面を強化する方が大事なので、難しそうなら撃たないのもありです。ヒーロー《ネファリアン》であれば中盤以降毎ターン撃ちますが、《炎の王ラグナロス》はそうとは限らない点は注意です。
小さなダメージを連射する型の悪魔部隊なら下位を避けやすい
《炎の王ラグナロス》をピックする弱い試合は、なんとか下位を避けて終われれば上出来です。上位ヒーローとは能力の使いやすさが違い過ぎますから、勝つのは難しいです。そういった方向性と合っているのが、《ソウル・ジャグラー》《ヴォイドロード》《禁固番》を軸としたマシンガン型の悪魔部隊です。1位を取れるパワーを持つ《憤怒の織屋》《浮遊する番人》軸のビッグデーモンとは異なる、古くからあるタイプの部隊です。
この部隊の特徴としては、中盤に非常に強いので下位を回避しやすいことです。勝つ時は相手に大ダメージを与えたりするので、自ら他のプレイヤーを倒せます。この下位回避の性質が《炎の王ラグナロス》をピックした時の方向性と一致しているので、《炎の王ラグナロス》を使っていて悪魔が集まりだしたら積極的に組みます。ヒーローパワーでも《ソウル・ジャグラー》でもダメージを飛ばすので、相手のシステムミニオンや「聖なる盾」に対して特に強いです。
非常に弱い(下の下)
威力を活かせる早い時間帯ではコストが重すぎて使いにくいので最低レベルの強さです。《海賊パッチーズ》と似ていますが、あちらは1コインで気軽に打てるのであちらの方が上です。2コインと1コインの差は非常に大きいです。ただし能力を使える機会がないわけではないので《ジャラクサス》よりは上です。