環境に合っているヒーロー、合っていないヒーロー Part2【24.2.2パッチ】

ヒーロー

パワーレベルの割に使いやすいヒーロー、使いにくいヒーローがいます。使いやすさはクエストとの相性の良さ。手札に呪文を追加したりミニオンをサイクルしたりするタイプのヒーローはクエストと相性が良く評価が高まります。逆に独自の勝ち筋を突き進もうとしてクエストと逆行するタイプのヒーローは本来の強さの割に評価が低いです。いくつか例を紹介します。

環境に合っているヒーロー

《サイラス・ダークムーン》

ヒーローパワーは弱いですが人気のヒーロー。呪文を経由して「発見」する動きで手札を稼げますし、品質はともかく多くのミニオンを扱える点でクエストと相性が良いです。ミニオンをサイクルするのでコインの循環が多いです。《スキャブス・カッターバター》と同じく《秘密の罪石》も使えます。この組み合わせは1位を取れるほどパワーが高いです。

《偉大なるゼフリス》

トリプルを組む動きでも、呪文を経由してからの「発見」で手札を稼げます。このヒーローはカジュアルにトリプルを何度も組めます。弱いヒーローパワーですが環境に助けられて少しマシなヒーロー。

ちなみに最初の2回はテンポで使った方が良いです、グレード4「発見」などですね。普通のヒーローのようにトリプルを大切に抱える必要がありませんし、そうするべきではありません。普通のヒーローはヒーローパワーに何かしらのテンポやバリューがありますがこのヒーローにはそれがないからです。もし引きの良いプレイヤーであればこのヒーローパワーがなくても同じ動きができますし。なのでトリプルを組んでそこからテンポを出さないと体力が持たないんです。コインを生み出す能力もないので高グレード「発見」をするのは難しく、コインカーブ的に無理なく使える時にどんどん使います。最後の1回だけは、もし余裕があれば《ブラン・ブロンズビアード》《献身の英雄》のような強力なトリプルを見据えて残す場合があります。

《スキャブス・カッターバター》

元々パワーが高めのヒーロー。あまり出ないですが《秘密の罪石》が引ければとても強いです。ヒーローパワーがペアになり、トリプルも組みやすく回りだすと止まりません。なので普通にプレイして普通にトリプルを組んでグレード5や6「発見」をするのではなく、先にクエスト達成を優先する方が良いです。わざわざ体力を削って自ら高グレードを探さなくても、クエストを達成しさえすればいくらでも手に入ります。低グレードを回って体力を守りながら強いクエストを活かす動き。

特に重いクエスト報酬で間に合うか際どい上、達成するターンはアニメーションで時間がなく、効果を使うのにも時間がかかるので要注意。ヒーローパワーで方向性となる良いミニオンが2体来たら、一気に部隊を変える判断を迫られることもあります。ちなみに特にナーガがいると強いクエスト報酬で、《哨蛸オルゴゾア》からぶん回せます。

環境に合っていないヒーロー

《マイエヴ・シャドウソング》

9コイン目にグレード6を投下するパワーの高いヒーローですが、この環境でその動きはできないので最も環境で大きなマイナス補正を受けているヒーロー。クエストを使わないといけないので以前までのような動きはできず、グレード5や4「発見」などになります。ただそのトリプルに、弱い序盤にダメージを受けてまで組む価値がありません。それをやるくらいならば普通にミニオンを買って盤面のテンポを維持しながらクエストを進める方が良いです。そうなるとヒーローパワーを全く活用しないヒーローになってしまうんです。つまり選ぶ価値のないヒーロー。

《レノ・ジャクソン》

グレード1回しをしてトリプルからのグレード5「発見」で勝ち筋を掴む強力なヒーローです。ただ他のプレイヤーがグレード2でクエストを進めながらテンポを出してくる時、7~8コイン目に棒立ちになってしまうので危険です。元々間に合うかどうか際どいですが、その間に合わない度合いが大きくなっています。それに加えて、クエスト自体に勝ち筋は既にあったりします。他のプレイヤーはそれを使います。にも関わらずこのヒーローはそれを活かさず独自の勝ち筋を突き進みます。クエストの勝ち筋とヒーローの勝ち筋で二重になっていて無駄が発生していて損なんです。無駄に体力を削ってもう1つの勝ち筋を探しに行っています。

そうならないパターンはグレード1回しをしないパターン、つまり良い経済的なミニオンを3~4コイン目に引けずグレード2に上げる場合です。その後は普通のヒーローと同じようにクエストを進めます。報酬が《シオターのパラソル》《細部に宿る悪魔》のようなテンポ型であればそれを活かしてグレードを上げ、ヒーローパワーは強力なバリューのあるミニオンに使ってそれを勝ち筋とします。逆に報酬が《共に行く友》のようなバリュー型であれば適当なテンポミニオン《愛鳥家》《メカーノ戦車》などに使ってしまっても良さそうです。

特別に相性の良いクエスト報酬が《不気味な仮面》+《光牙の執行者》もしくは《腹減りフェルバット》などです。この場合、トリプルなしで強い勝ち筋が手に入ります。安全に達成できさえすれば勝てますね。

《テス・グレイメイン》

トリプルから高グレードのミニオンを「発見」して出してくるプレイヤーがいません。皆、低グレードでクエストを進めて達成し、それを使って盤面を強くするだけです。なのでヒーローパワーを使う機会がなくとても不利です。