なかなか勝てない・レートが上がらない人や初心者が意識すべきことについて説明します。具体的なプレイについては「テクニック」や「メタ」のカテゴリーで書いているので、ここではざっくりとした指針・基本的なシンプルなやり方です。ゲームに慣れてきたらその経験を元に臨機応変なやり方も可能になります。
よく考える、手なりでプレイしない
丁寧に一つ一つ考える姿勢が大切です。考えてプレイしていれば、プレイが良い方向・悪い方向のどちらに転んでも反省して学習できますから。その積み重ねが上達そのものです。考えようとせずにすぐ操作していれば、記憶に残らずそのプレイをした理由もないので学習効果があまりありません。「考えるうまさ」は、考える姿勢さえあれば後からついてくるので気にしなくて大丈夫です。
考えようとしない(考えられない)のは、そこが考えるポイントであると認識できていないからです。つまりもしかしたら「ここはこのプレイに決まっている」というような先入観を持っているかもしれません。どんな場面でも先入観を持たず、時間が許す限り毎回1から厳密に考えると「考えることを忘れる」事態を防げます。パッと見て操作を開始するのではなく、「第一感ではこうだけど、実際のところの最善手はなんだろう?」と一度立ち止まって考えてから動き出します。答えにすぐに飛びつくのではなく、ゆっくり楽しみながら思案しましょう。簡単そうに見える盤面ほど難しかったり、難しそうに見える盤面ほど簡単だったりします。
例えば、2ターン目に酒場グレードを2に上げた時、その酒場を凍結するかどうかについて毎回考えるようなことです。基本は凍結せず、新たにグレード2のミニオンを補充するために酒場を流します。ですが実際のところはどうでしょうか。トークンミニオンが絡んだ動きがあって、それは3ターン目(5コイン)の平均的な動きの強さを上回っているでしょうか。《マーロックのタイドハンター》と《ロックプール・ハンター》が並んでいる時など。
序盤は、売られている強いミニオンを買う
売られている強い・部隊の軸になれるミニオンを買い、それを元にアーキタイプを決めます。盤面が強くなるミニオンを買っていくんです。方向性を決めることよりもキーミニオンの入手が先です。
強いミニオンとは、例えば《ブロンズの番兵》《ハジキロボ》《メカーノ・エッグ》のような将来性があったりパワーが高かったりするミニオンです。
いつまで強いミニオンを買って、どのタイミングで方向性を決めるのかが分からない。
どのタイミングでゴーサインを出すかは、状況によるため一概には言えません。たくさんプレイして経験を蓄積し、それを元に判断します。
方向性を確定する
強いミニオンを手に入れたらそれに合わせて方向性を確定しましょう。そういった強いミニオンは、酒場で売られているものを見つける他にはトリプルを組んでその報酬カードから「発見」で手に入れることも多いです。酒場グレードが高いミニオンはより強く方向性となりやすいですから。この方向性を決めるまでが難しいです。なので方向性を与えてくれるトリプルを狙い、序盤はペアを積極的に保持します。
アーキタイプとしては、以下の通り。手に入れたキーミニオンを軸にアーキタイプを決めます。
アーキタイプ | キーミニオン |
獣(断末魔) | 《巨狼ゴルドリン》《バロン・リーヴェンデア》《洞窟ヒドラ》 |
獣(トークン) | 《巨狼ゴルドリン》《母熊》 |
ドラゴン | 《魔力のアスペクト・カレクゴス》 |
マーロック | 《ブラン・ブロンズビアード》+多くの残り体力とマーロック |
悪魔(ビッグ) | 《憤怒の織屋》《浮遊する番人》 |
悪魔(マシンガン) | 《ソウル・ジャグラー》《禁固番》《ヴォイドロード》 |
メカ | 《ハジキロボ》 |
聖なる盾 | 《鯖きの聖者》《ブロンズの番兵》 |
断末魔 | 《バロン・リーヴェンデア》《ケンゴーの弟子》《ブーマーロボ》《メカーノ・エッグ》 |
混成 | 《ブラン・ブロンズビアード》《光牙の執行者》《洞窟ヒドラ》《動物園の奇術師》 |
挑発 | 《ブラン・ブロンズビアード》《アルガスの守護者》《強殻のクズ拾い》 |
方向性が決められないなら、酒場グレードを上げる
部隊の軸になれる強いミニオンを見つけられておらず盤面にペアもなく、リロールしても方向性を決めるための発展がなさそうであれば、酒場グレードを上げます。酒場グレード5以上のミニオンは特にパワーが高いので、何かしら軸になれるミニオンを発見できる可能性が高まります。
一度方向性を決めたら、それに集中する
アーキタイプを決めたら、それに集中しましょう。アーキタイプを決めた後に、それと関係のない強いミニオンが売られていたとしても、必要ではなくアーキタイプの完成を遅らせるので買いません。例えば、獣や断末魔を組んでいる時に《ブラン・ブロンズビアード》を見つけてもそれは必要ありません。
ダメなパターンは、色んなミニオンに目移りして買ってしまって何の部隊を組んでいるのか分からなくなる状態です。2つアーキタイプが見えていて迷ったとしてもどちらかに決めましょう。大抵の場合、どっちを選んだとしてもどっちつかずのぐちゃぐちゃになるよりはマシです。
まとめ
- 先入観を持たずにじっくり考える。
- 酒場の流れに任せて、売られている強いミニオンを買う。
- 強いミニオンを元にアーキタイプを確定する。
- 決めたアーキタイプに集中して、それと関係ないミニオンは買わない。