方向性となるミニオンが登場するグレード3の特徴・配置の解説です。グレード2までで作った受けに応じて盤面が強くなるようにしつつ進める方向性を意識してピックします。
グレード3のミニオンは、獣関連4種・ドラゴン3種・マーロック3種・悪魔関連3種・メカ3種・海賊3種・エレメンタル3種・キルボア4種・その他3種の合計29種。各ミニオンのコピーはプールに13体。
インゴウインコ
「断末魔」と相性が良い獣。これをトリプルに《ヨミガエラガラヘビ》で「蘇り」を付与するのが《バロン・リーヴェンデア》系部隊の1つのゴールです。
特に相性が良い「断末魔」は、《メカーノ・エッグ》のようなミニオンを召喚するタイプではなく何らかのバフをかけるタイプです。と言うのもこのミニオンは倒される前に攻撃せねばなりませんが、それで左端に配置すれば、ミニオンを出すタイプの「断末魔」の場合そのスペースがまだ空いていないからです。本来バフタイプは死ねない場合に困りますが《インゴウインコ》がいれば即座に発動して大変相性が良いです。
強いバフをかける「断末魔」はグレード6にいます。したがって《インゴウインコ》を早い段階で買っても使いにくいです。このミニオンを買うのは、高グレードの方向性となるキーミニオンを手に入れた後にグレート5を回ってパーツとして《バロン・リーヴェンデア》と一緒に集める時です。キーミニオンが手に入る前にこのミニオンを買うのは順序が逆です。例えば《母熊》部隊を組んでいる時に《巨狼ゴルドリン》がいないのにこのミニオンを買っても役に立たずしばらくの間コインが腐ったことになります。注意点としては、《インゴウインコ》の起点とする「断末魔」に「挑発」は付与しない方が良い場合があることです。先に倒されると作戦が崩壊しますから。
《取憑鬼スター》とも相性が良く「猛毒」と合わせてコンボ部隊が組めますが、これを育てるのは難しくあまり進む機会はありません。《乗りカエル》コンボ部隊でも使用します。
ヒーロー《アラキア》とは相性抜群で、バディと組み合わせて使うだけでとても強いです。
ネズミ軍団
《愛鳥家》《母熊》《白いクロコリスク》と組み合わせると強力なミニオン。頭数が多いので「仇討」とも相性が良いです。《愛鳥家》と組み合わせて2体配置している場合、トリプルで合体させると盤面が弱くなるので注意です。《乗りカエル》コンボ部隊には1体入ります。
愛鳥家
ゲーム中で最強クラスのテンポを持ちます。グレード3に留まらず、グレード4、5、6にもこれを上回るテンポを持つミニオンはそうそう存在しません。例えばグレード6の《巨狼ゴルドリン》よりも劣っているとも言い切れません。あちらは全体+5/+5ですがこちらはそれを上回るバフも可能です。グレードの低さと強さのコスパが非常に優れています。強さを発揮するのに盤面全てが獣でないといけないわけではなく、むしろ重要なのは「挑発」と「断末魔」などの頭数です。それらが多くあるなら獣は仮に1体でも早い段階なら十分に強いです。もちろん《ネズミ軍団》がいれば最高です。
それほど優れているので、このミニオン自体が方向性と言えて《愛鳥家》部隊を組めます。したがってこのミニオンの受けとなるグレード1や2の獣には獣というだけで価値があります。《愛鳥家》部隊は速攻型でトップ4を狙う耐える目的でも組むことが多いです。不利な状態でグレードを上げる余裕もない時、救ってくれるのは《愛鳥家》ぐらいしかいない、という状態になったりします。パーツは以下です。
- 《愛鳥家》2体かそのトリプル。
- 《クトゥーンの侍祭》のような頭数を持つ「挑発」
- 《ネズミ軍団》2体
- 空いたスペースに《下水ネズミ》《サバンナ・ハイメイン》《白いクロコリスク》
注意点としては《母熊》《巨狼ゴルドリン》は必要ないことです。《母熊》はそれを先に配置してから獣を配置することで価値を発揮するので、それを手に入れる前に先に獣を配置してしまう《愛鳥家》部隊には必要ありません。《巨狼ゴルドリン》は頭数がなくて《愛鳥家》と相性が悪いですし《愛鳥家》の強さを上回りにくいので必要ありません。それらとは別のコンセプトの部隊です。《母熊》《巨狼ゴルドリン》系も速攻型で終盤の発展勝負についていきにくいという特徴は《愛鳥家》部隊と同じなので変化する意味がないというのもあります。このように《愛鳥家》部隊を組むと決めたらトリプル報酬にそれほど価値がない(《白いクロコリスク》のみ良い)ので適当にグレード5を「発見」して流してグレード4でパーツ集めに専念します。完成していないのにグレード6「発見」をすると一気に崩れたりするので要注意。
変化する対象として適正があるのは、《乗りカエル》コンボ部隊です。《愛鳥家》の速攻型で終盤の発展勝負についていけない点を《乗りカエル》コンボはカバーできます。パーツはほとんど同じなので自然に変化できます。《愛鳥家》部隊が完成したなら、秘密裏に《乗りカエル》《インゴウインコ》《アルガスの守護者》を集めたりグレード5に上げて《バロン・リーヴェンデア》を探したりします。
猟犬使い
獣専用の「挑発」付与、合計スタッツは6/5相当と早い段階では悪くないです。《巨狼ゴルドリン》の「断末魔」を安定させたり、《下水ネズミ》に使って2回攻撃を受けられるようにしたりします。それ以外では、獣には《腐肉食いのハイエナ》《ネズミ軍団》《母熊》《洞窟ヒドラ》のような「挑発」を付与したくないミニオンが多く使いにくいです。獣にはバフミニオンが少なく育てるのが難しいので、とにかくサイズを大きくするために《洞窟ヒドラ》に使用することが稀にあります。
2体に「挑発」を付与できる《アルガスの守護者》の方が優秀なので、複数に「挑発」を付与したくて差し迫っていない場合、急いでこれを買わずに《アルガスの守護者》を待つのもありです。《乗りカエル》コンボのパーツを集めている時など。
ブロンズの番兵
屈指の戦闘力、4回も2ダメージをばらまくのは序盤では強いです。方向性のことは考えずテンポ目的で買う機会が多いです。貴重な「聖なる盾」を持っていて、混成部隊で強化していくのには理想的なドラゴン。さらに「蘇り」もあるので戦闘で接戦になった場合の最後の一押しになったりします。《宝石割ルボア》の起動や《錆きの聖者》のバックアップとしては2回「聖なる盾」を失えるので優秀。
トワイライトの使者
育てにくいドラゴンのバフミニオン、6/6相当の悪くないスタッツ。単体+2/+2のバフは効率が悪く中盤以降は基本的に買いません、序盤の盤面を埋める際に本体のスタッツが有効な時だけです。《ブロンズの番兵》をバフできれば強めです。
ドラコニッド・エンフォーサー
何度も「聖なる盾」を失える《ハジキロボ》や《ブロンズの番兵》と相性が良くメカ部隊の即戦力。どドラゴン部隊でも《赤のナディーナ》かいれば強いです。スタッツで見ると「聖なる盾」1回を失った場合4/6、2回で6/8。グレード3の時点では2体「聖なる盾」がいないと即戦力として微妙です。育てるのが難しく将来性はありません。
フェルフィンのナビ
マーロックの中盤を支える全体バフミニオン。「猛毒」がなく体力が高いだけのマーロックはトレード能力が低いですが、これは攻撃力も高めます。
コールドライトの予言者
強力な全体バフを持つマーロックの強さを支えるミニオン。体力を大きくバフする効果は「猛毒」を持てるマーロックと相性が良いです。《ブラン・ブロンズビアード》と合わせると強力で、マーロック部隊では最後まで買い続けます。
マーロックは中盤を乗り切る力が不足していて安定しません。ですのでグレード2までの段階で進んでマーロックを買うことはなく、《コールドライトの予言者》を受ける機会はあまりありません。序盤からマーロックを大量に並べている場合は盤面を強化するために買ったりします。ただその場合でも《コールドライトの予言者》を買ったからと言ってマーロック部隊に進むと決めるのは危険です。《ブラン・ブロンズビアード》がない状態では発展性が十分ではなく、中盤以降に一気に削られますから。なのでこのミニオンを早い段階で買うのはあくまで盤面の強化、テンポとしてです。
ムキムキフィン
マーロックには珍しく攻撃力が高いです。マーロックが「猛毒」を持つのは《SI:セブリ》を配置してしばらくしてからと遅く、「猛毒」があまり必要ではないこのミニオンはそれまでの盤面を支えます。《SI:セブリ》を配置したら「挑発」を付与して「仇討」の補助にします。
マーロックのバフミニオンと同時に配置する時、配置の順番に注意。《フェルフィンのナビ》《コールドライトの予言者》>《ムキムキフィン》>《キング・バガァグル》の順です。《コールドライトの予言者》に関しては《ムキムキフィン》に新たに+0/+2するよりも先に配置してマーロックの頭数になって新たな+2/+1となる方が良いです、マーロックにとって序盤は攻撃力の価値が大きいため。
カスラナティール
悪魔のトレード能力を高めます。「断末魔」でトークンを生み出す悪魔を多く配置している場合、即戦力として悪くありません。「仇討」を使っている時やマシンガン型の悪魔部隊を組んでいる時など。《憤怒の織屋》軸では終盤まで使って最後に抜きます。なので育てる意味はあまりありません。
魂喰らい魔
悪魔がいればタダでスタッツ3/3を得られます。ただし「断末魔」による頭数目的で配置している悪魔の場合、そのままにしておく方が良い場合もあります。トリプルを組む場合、複数の悪魔を食べますが最後に最も大きな悪魔を食べるように順番に注意。またそのターンはコインのカウントで時間が不足するので、細かいことは気にせずとにかく早めの操作です。悪魔部隊ではこれをサイクルできると効率が良いので、食べられない強い悪魔ばかりで盤面を埋めず盤面に余白を残しておく方が良いです(バフミニオンを配置する場所とそれを食べるためにこのミニオンを配置する場所)。
巨大な《貪るウルズール》を使っている場合、最後にこのミニオンでそれを食べて「挑発」を消して「猛毒」から守るのはとても大切です。相手からすると「猛毒」が有効に働く配置が真逆になるので翻弄されます、これが使われそうと読めても対処しづらいです。
ソウル・ジャグラー
悪魔がいれば強烈なテンポを持ちます。3点というダメージはミニオンが育っていない序盤では大きく相手を壊滅させますが、中盤以降はその強さが急速に落ちます。序盤で取れれば強いテンポで体力を守りながらグレードを早上げできます。複数の悪魔を召喚する《ねっとりインプ》《禁固番》などとセットで使います。ダメージの出力効率はグレード4の《メカーノ戦車》より上。悪魔がいなくともグレード3のスタッツとしては悪くありません。
《ソウル・ジャグラー》・《メカーノ戦車》・頭数のある悪魔をグレード4でひたすら集める部隊は超速攻型で勝負から降りて耐えたい時に重宝します。ヒーロー《灰枝》であれば特に強いです。ただし将来性はなく5~6位で沈みやすくトップ4に入れないことも多いのでなるべく避けて早上げから別の方向性を探す方が良いかもしれません。
《憤怒の織屋》軸では必要ありません。
ハジキロボ
メカ部隊のキーミニオン、何度も「聖なる盾」を使えるのでサイズが大きくなれば強いです。《鯖きの聖者》とは相性抜群。メカはグレードを上げることに拘らなくても早い段階から強さを持つ(グレード4で十分)早熟型で安定しているのが強みです。2つの異なる方向性で使えます。
メカキルボア部隊は高い攻撃力と「聖なる盾」で戦います。キルボアをサポートに使い、《宝石割ルボア》《地響き使い》で攻撃をバフしてこそ強く、なしでは弱いです。したがって早い段階でこのミニオンを買ってこの方向性に進むにはキルボアがBANされていない確認が必須。戦闘中にメカを召喚するバックアップに加えて、「《ハジキロボ》が攻撃→バックアップ効果が起動」という順序が正しく機能するよう、敵ミニオンに途中で攻撃を挟まれないようになるべく《クトゥーンの侍祭》のような「挑発」を配置します。これでトリプルを組んで合体させると盤面は弱くなるので大抵止めた方が良いです。2体が十分に育っていなくて大した仕事ができない場合や、他に《錆きの聖者》のような強力なミニオンがいてスペースを空けたい場合は合体させることもあります。
《オメガバスター》型でも優秀なバフ先で、「挑発」を付与して何度もリフレッシュをかけたりもします。どちらかと言えば《ケンゴーの弟子》型ではなく《インゴウインコ》型でほぼ必須のパーツです。《オメガバスター》が手に入った後に集めます。
《ダンシン・ダリル》《エドウィン・ヴァンクリーフ》《サウルファング元帥》などであれば強化の対象として優秀。
メカ部隊については以下で詳しく書いています。
自己増殖型メナス
メカ部隊のパーツ。メカを戦闘中に召喚して主力の《ハジキロボ》をバックアップになりつつバフにもなります。単体としての戦闘力も高め。
本体も中身も必ず死んで頭数が4つもあるという点で「仇討」と相性がとても良いです。その場合は素置きで、《マジウザ・オ・モジュール》で「聖なる盾」「挑発」を付与できると最高。そうすると長く使えて、例えば仮に《閃光のライトスポーン》を抜いた後だとしても《溶岩》のような下手な「挑発」よりは仕事をします。2回攻撃を受け止めますからね、その後もトークンが散らばって相手の「聖なる盾」を妨害します。
《ハジキロボ》軸で使う場合、《ハジキロボ》や《錆きの聖者》などに仕込んでお互いのバックアップにします。全てに《自己増殖型メナス》が入っていれば相当厄介です。普通のバックアップがおらず差し迫っている場合は、素置きもしくは《グリースロボ》のような適当なメカに付けます。それ以外だと終盤の《不安定なグール》の完全な対策となり、その場合は「超電磁」せずに素置きします。こうすると先行でも後攻でも《不安定なグール》が起動した瞬間に即座に死んで《ハジキロボ》が完全に守られるのでそれを先頭に置いても問題なくなります。
《オメガバスター》軸の場合、獣がBANされていなければ《インゴウインコ》型に進むかもしれず、これを使うとその道がなくなる点に注意。《ケンゴーの弟子》型であれば問題なく使えます。
ヒーロー《デスウィング》《灰枝》《カートラス・アッシュフォールン》《サウルファング元帥》などと相性が良いです。
スクリュージャンク・クランカー
地味な単体バフ。本体も含めたスタッツ換算で4/7相当とグレード3としては強めです。ただし単体+2/+2バフは効率が悪く中盤以降に買うことはありません。序盤の盤面を埋める段階で本体のスタッツが有効な場合に買います。もしくはメカ部隊で上位を狙わず耐えたい時、とにかくコインを損失なく使いたくてリロールせずにそのページで動きの数を出したい時に買います。
老練略奪屋
高めのスタッツで、海賊部隊で発展性のあるミニオン。同じく発展性のある海賊《義足の義賊》と比べると、こちらは海賊のみであり、手に入れるカードは何でも良い《義足の義賊》の方が発展性は上。
発展の効率は、普通に海賊を買った場合に1コインごとに+0.5/+0.5とすこぶる悪く、《ホガァァァ船長》が1体いて1コインごとに+1/+1とこれでも悪いです。これがトリプル(もしくは2体)になっていても1コインで+2/+2と良くないです。《ホガァァァ船長》が2体もしくはトリプルになって海賊がタダになってこそ、これを育てるために海賊を買う価値が強く出ます。そうでない状態でマニュアルで海賊をコツコツ買って育てるのでは十分ではない発展速度です。
しょっぱい商売人
経済性のあるミニオン。次のターンに売るならその利用料は1コインなのでトークンミニオンと同じ、2ターン配置し続ければタダです。早い段階であればスタッツも悪くなく強いです。海賊とはあまり関係ありませんが、《義足の義賊》の能力は起動できます。
南海の剛腕暴動者
海賊部隊を組んでいる時の強力なバフミニオン。他に海賊を買っていない状態でも2コインで+2/+2とよくある単体バフミニオンと同じ性能です。
バリバリサイクロン
「聖なる盾」を持ち、《閃光のライトスポーン》軸・《多重現実の支配者》軸・混成部隊で育てる対象として最も優秀なエレメンタル。「疾風」も強く、早急に相手の頭数を減らしたり「挑発」を抜いたりシステムミニオンを狙ったりできます。獣やメカといった《バロン・リーヴェンデア》系に良く刺さります。《ハジキロボ》が攻撃する前にバックアップを倒してリフレッシュを防げます。ドラゴン部隊にも《赤のナディーナ》で「聖なる盾」のリフレッシュがかかる前に1体倒せて効きます。
スモッガー
高めの効率を持つ単体バフミニオン。グレード3で使っても1コインごとに+1.5/+1.5と他の単体バフの+1/+1を上回ります。グレード6だと1コインごとに+3/+3と《ミナジェリのジャグ》と同じ効率。ひどくはないのでコインを無駄なく使ってバフミニオンを回したいときに買います。
停滞のエレメンタル
ちょっとしたリロール能力がついたエレメンタル。《多重現実の支配者》軸・《厨房の悪夢ノミ》軸を組んでいる時に便利。ただ《閃光のライトスポーン》で育てたエレメンタルを合体させる段階に入っている時は、仮に《リサイクル・レイス》がいても1体エレメンタルを出すのに1コイン消費となってあまり買う意味がなく普通にリロールした方が良いかもしれません。
ブリストルバックの無頼漢
発展性を持ち、買ったターンからすぐに7/7とグレード3にしては強いです。キルボア部隊では、これを大きく育てて最後に《死霊祭司》で「聖なる盾」や横薙ぎ攻撃を持つミニオンにスタッツを入れ替えます。トリプルする時は、ペアの状態でそれぞれの能力を起動した後、合体させれば新たに能力を起動できるようになります。
8コイン目あたりの早い段階で来れば強いテンポ目当てで買いますが、キルボアは良い方向性ではないのにこれを買うと依存して止まれなります。それよりも遅い場合はどのみち良い方向性ではなく買ったターンのテンポの威力も下がっているので見送るのはありです。
バナーボア
キルボアのシステムミニオンでミニ《チャールガ》。これと他のキルボアや《ダイナミック・デュオ》を並べるのキルボア単部隊。もしくは《アッゲム・ソーンカース》の混成部隊でも最後に配置するミニオンとしてその隣に置いたりもします。
これのトリプルの両脇に《地響き使い》を置いている場合、《チャールガ》よりも劣っているとは言えない時があります。この状態だとターン終了時に《バナーボア》なら全体の攻撃力を8上げます。対する《チャールガ》は全体の攻撃力を4+1で5上げます。瞬間の攻撃力だけで見ると《バナーボア》の方が高くなります。どちらかを切り捨てないといけない状態で差し迫っていたら《チャールガ》を切るのはありです。
荊使い
《バナーボア》と違って種族に関係なく使えて汎用性があり、使い捨てのバフミニオンとシステムミニオンのハイブリッドのようなミニオン。次のターンに売るとしてもスタッツ換算で6/5とグレード3にしては強め。
宝石割ルボア
グレード3で強い方向性を持つプレミアムなミニオン。「聖なる盾」がなくても取っても良いぐらい強いです。このミニオンを受けとしてキルボアがBANされていないなら《ワンワンロボ》に価値が生まれます。
最も良く進むのは《ハジキロボ》《地響き使い》と組み合わせるメカキルボア部隊です。これは速攻型で安定した方向性です。メカとセットなのでメカがいない場合このミニオンの価値は少し下がります。盤面で最も弱いミニオンが《宝石割ルボア》になるので、最終戦では抜いて《ハジキロボ》のバックアップとなる《マイクロマミー》などと入れ替えます。こんな風に結局売ることになるので《ミナジェリのジャグ》などで育てる意味はあまりありません。
《アッゲム・ソーンカース》の混成部隊でも使い、トリプルになれば「聖なる盾」の数次第で《フラットタスク隊長》と比べても遜色ないほど「血の宝石」を獲得できます。それにこちらは盤面をロックした状態でも十分に働きます。
あまり手札が多いと「血の宝石」を獲得するスペースが足りなくなります。「血の宝石」が重要で失いたくなくて盤面をロックしかけている場合、なるべく余計なミニオンを買わず、手札が増えたら盤面が空いた瞬間にどんどん捨てる必要があります(トリプル報酬なども)。盤面が空く瞬間がトリプルを組む時ぐらいしかなくなる時があります。
大量の「血の宝石」を使うのには時間がかかるので、やることを早めに終わらせて「血の宝石」のための時間を残しておかねばなりません。10個だと5秒ぐらいはかかります。
ヒーロー《地獄のジョージ》とは非常に相性が良く、これが早くに手に入れば1位を狙えます。手札を圧迫するのでヒーローパワーでターン開始時にカードを加える《ロード・バロフ》《チケッタス》《ゲイルウィング》のようなヒーローとは相性が悪いです。
萌芽の栽培家
中立の「仇討」システムミニオン。グレード3でかなり強い方ですが、頭数のあるミニオンをすでに配置してセットアップができていなければ使えません。その他の「仇討」で体力が高い「魔女の翼の巣母」「終魔通予言者」などと相性が良いです。それらは無種族で本来育てにくいですが、このミニオンで育てて戦闘員にできますから。
キルボアを除いて無種族の「挑発」を持たないミニオンをバフする唯一の手段です。なので《バロン・リーヴェンデア》系の部隊を組んでいて《ザップ・スライウィック》の対策で使う場合があります。ただしこのミニオン自体も《ザップ・スライウィック》で狙われますし、そういった「断末魔」系の部隊にこれを入れるスペースはないので相当早めでないと有効に使えません。
ヒーロー《レノ・ジャクソン》のヒーローパワーの対象として悪くありません。《ヴァンダル・ストームパイク》のバディと組み合わせるとバフの攻撃力と体力のバランスが良くなって強いです。
帝国の腕
メカと相性が良いシステムミニオン。ただメカのサポートはキルボアの方が優秀でそれを置くとこのミニオンを使うスペースは残りません。なのであまり使う機会はありません。序盤で買うミニオンがいない、かつ《クトゥーンの侍祭》《禁固番》などの「挑発」がいる場合に、盤面を埋める用途でそれなりに強いので買うことはあります。
《ハジキロボ》に「挑発」を付与して何度もリフレッシュをかける部隊で使えます。《ハジキロボ》より左に《マイクロマミー》《ケンゴーの弟子》などのバックアップを配置します。この部隊は最初からリフレッシュを連打するので《不安定なグール》に強いのが特徴です。
それ以外では、「挑発」を付与した《ブロンズの番兵》《バリバリサイクロン》などに加えて《ヤシャラージュの戦士》《献身の英雄》を集める耐久目的の部隊で使えます。
カドガー
テクニカルなミニオンで、《野良猫》《マーロックのタイドハンター》といったトークンミニオン2体と組み合わせるとトリプルを組めます。ただし《カドガー》を含めて5つスペースが必要です。この受けを作るなら、トークンミニオンの片方を売る時にトークンではなく本体を売っておきます。《カドガー》自身がトリプルだったり2体いる場合、もしくは《ブラン・ブロンズビアード》もいる場合はトークンミニオン1体でトリプルを組めます。
「断末魔」や「蘇り」がいる場合は、即戦力としても強い時があります。特に《ヨミガエラガラヘビ》で「蘇り」を付与した《マイエクスナ》と組み合わせると複数の「猛毒」を出せて強いです。「猛毒」「聖なる盾」軸のミラー戦では有効です。
ヒーロー《ダンシン・ダリル》であればトークンミニオンと合わせて帽子の数を増やせて便利な時があります。《灰枝》とも相性が良いです。