新しく多くのミニオンが追加されたのでその評価や使い方などを紹介します。退場したミニオンの影響についても書きます。
新しいミニオン
おねむのチビドラゴン
新しい「挑発」シナジー持ち。戦闘力が低く受けもあまりなく弱いです。唯一のメリットは成長性ですが不安定で、1ターン目に相手もこれを買っている場合は育ちません。ドラゴンは良い方向性ではないですし、テンポがあるならまだしもテンポがないのなら買う理由がありません。ちなみに《チビドラ密輸人》で戦闘中だけ体力が回復していく状態にできます。
辛抱強い斥候
5コイン目に最速で取れると強いです。それ以降に1/1を新たに買って盤面にキープする余裕はあまりありません。《タッド》と同じく、全て売れば2コイン返ってくる経済的ミニオンです。なので《闇睨の長老》でコインを循環させたいとき、買ってすぐに売れます。そういう風にコインを温存する目的でグレード1を「発見」したいなら、買ってすぐに売らないといけません。このミニオンがいるので4コイン目にグレード2に上げるスタンダードカーブの価値が大きいです。買うターンと売って各グレードを「発見」できるターンは以下の通りです。
5コイン目に買って配置 | 6コイン目に買って配置 | |
---|---|---|
6コイン目 | グレード2 | グレード1 |
7コイン目 | グレード3 | グレード2 |
8コイン目 | グレード4 | グレード3 |
9コイン目 | グレード5 | グレード4 |
10コイン目 | グレード6 | グレード5 |
11コイン目 | グレード6 |
5コイン目に買って配置する場合の「発見」の早さは、トリプルから高グレードを「発見」するときよりも1ターン遅くなるのが目安です。最速のトリプルからなら8コイン目にグレード5、9コイン目にグレード6。それよりさらに遅くなってしまう、6コイン目に買って配置するというのは遅すぎてそこまで引っ張れません。
体力次第ではあまりグレード5~6に拘らない方が良いです。1/1を置いていたら盤面が弱くて大ダメージを受けます。そうするとその後に高グレードを出してもそのポテンシャルを発揮する猶予もなく8位になります。この負け方はよくあるので要注意です。危険であれば8コイン目にテンポでグレード4を「発見」したりします。体力的にグレード5「発見」が限界な場合が多いはずです。
巨猪の預言者
新しい「挑発」シナジー持ち。1ターンに1回という制約がなくなった代わりに、スタッツが悪くなって「挑発」を持ちました。この2/3という有利トレードされるスタッツ+「挑発」というのが最悪の組み合わせで、5~6コイン目に出すミニオンのテンポとしては大きく落ちました。
ミナジェリのマグ
使いやすいバフが復帰して、《ブラン・ブロンズビアード》が少し使いやすくなりました。
ブリスルメインの叩き直し職人
新しい「挑発」シナジー持ち。退場した《宝石割ルボア》の代わりですが、全く関係のない使いにくい能力。使い道がありません。
無貌の門弟
トリッキーに高グレードを入手できます。相手がトリプルしていなくても、これがある以上、予想外のミニオンが出てくるかもしれません。手札に抱えておいてグレードを上げてリロールして「雄叫び」から高グレードを入手したりします。《マリゴス》+《ガラクロンド》のような感じ。
自分の盤面のミニオンにも使えます。酒場に使う対象がないときは自分の盤面に使ってアップグレードしましょう。
ミニオン団子
グレード3から4に移動した《悪夢の融合体》。《貪り喰らうものミュターヌス》と同じ能力で売ることになってもスタッツを失いません。また、買ってすぐ売ればランダムな+5/+5のバフとしても使えます。このバフ効率は意外に高く、+6/+6する《ミナジェリのジャグ》に近いレベルで、グレード5の《スモッガー》と同じです。
このミニオン自体に「聖なる盾・猛毒」を付与して育てる以外にも、大きく育ててから売って強力なアタッカーにスタッツを移し替えることもできます。《洞窟ヒドラ》《エネミーリーパー4000》《錆きの聖者》《ブリストルバックの騎士》など。APM海賊や《腹減りフェルバット》を使っているときに有効。
これのおかげで《厨房の悪夢ノミ》《帳簿の改竄》は強化されました。
用心ストーンボーン
新しい「挑発」シナジー持ち。《スパーリング・パートナー》に加えて2つ目の「挑発」付与。《アルガスの守護者》よりも使い勝手は悪いですが、バフ量が大きいです。《取憑鬼スター》と相性抜群。
ヴァネッサ・ヴァンクリーフ
《悪辣提督イライザ》の一部を切り取った永続効果。買う機会はあまりありません。というのも、海賊は良い方向性ではなくてそれで盤面を埋めることはあまりなく、セットアップができていないからです。また、+2/+1という成長速度は遅くて微妙です。ただし《盗んだ黄金》で使えば強いです。
尋問官ホワイトメイン
新しいテックカード。トリプルからの「発見」であればハズレ枠。終盤の読み合いを複雑にします。効果的に使うにはピンポイントでターゲットを狙わないといけないので使いにくいです。盤面を6体に減らしたりして、相手のミニオンの数と偶数奇数でズレるように配置することで、対面する2体に「挑発」を付与できます。
連戦でもしこちらの配置が自由なのであれば、こちらの盤面を一度見た相手がこれを使ってくることを警戒してランダムに入れ替えておくと良いです。最も大きなミニオンは狙われるので守ります。
用途はいくつかあります。
- システムミニオンを狙います。通常なら右端。相手が横薙ぎ攻撃を警戒するのであれば右から3番目です。盤面を6体に減らして右端に置くことで、相手の右端と右から2番目を狙えます。これで狙われやすいので《バロン・リーヴェンデア》系統が弱くなりました。《乗りカエル》コンボ、《巨狼ゴルドリン》《オメガバスター》《悪辣提督イライザ》など。警戒するなら《バロン・リーヴェンデア》などの配置を中央付近にずらします。そうすると横薙ぎ攻撃に弱くなったり配置が変になったりするので、板挟み状態です。
- 相手の横薙ぎ攻撃を狙います。左から1~3番目。
- こちらの横薙ぎ攻撃を通します。中央あたりに無理矢理「挑発」を作ります。これと「聖なる盾・疾風」の薙ぎ払い攻撃を育てる部隊が新たに誕生しました。グレード4に留まって横薙ぎ攻撃を育てながらグレード5「発見」でこれを入手する流れ。《バロン・リーヴェンデア》系統はこれをされると崩壊します。
歩く要塞
新しい「挑発」シナジーの主軸。成長速度はゴールデン《光牙の執行者》くらいで強いです。ターン終了時の効果なので《不気味な仮面》の新たな対象。ただこれの受けを作るのは難しいです。というのも、むやみに「挑発」を増やすと解除はできず横薙ぎ攻撃に弱くなってデメリットが大きいですし、わざわざバフで「挑発」を増やすのはコストがかかりすぎますからね。だから適当な「挑発」が多い盤面でトリプルから来たら使うという感じになりそうです。
退場したミニオン
ン=ゾスの落とし子
《盗んだ黄金》や《バロン・リーヴェンデア》のセットアップが減りました。《ユレール》と合わせてグレード2で置いておくだけで全体バフを繰り返すミニオンがなくなり、《殺人凶器の発見》が使いにくくなりました。ちなみにベースラインは減りました。
ユレール
序盤の強烈なテンポと混成部隊のセットアップが減りました。代わりにマイルドな《ミナジェリのマグ》が復帰。
宝石割ルボア
メカキルボア部隊がなくなり、メカキルボアロビーがなくなりました。強かった《宝石割ルボア》《地響き使い》+《ハジキロボ》のコンボはもうありません。だから5コイン目のグレード3上げが強くなるパターンが減りました。これからメカはメカで、キルボアはキルボアで組むしかありません。どちらも進路が狭くなりました。ちなみにこれを苦手としたマーロックは活躍しやすくなりました。
メカは、主に《オメガバスター》系統。もしくは《鉄の師匠》に加えて《ウォーギア》などの「超電磁」をペタペタ張り付けるマニュアル的な部隊。これは《血まみれの手》や《明らかな凶器》などの補助が必要です。
キルボアは、《ダイナミック・デュオ》《チャールガ》《闇睨の長老》などの純キルボア。これはあまり強くないです。受けが狭くなりますし、「聖なる盾」や「猛毒」が少なく、「断末魔」も横薙ぎ攻撃もなく、グレード6に即効性がないからです。
メカキルボア部隊と相性の良かったクエストやヒーローの評価は落ちます。
- 《鏡の盾》
- 《地獄のジョージ》
- 《A.F.ケイ》
- 《エドウィン・ヴァンクリーフ》
- 《カートラス・アッシュフォールン》
- 《キャリエル・ローム》
- 《キング・ムクラ》
- 《ケルサス・サンストライダー》
- 《ゲイルウィング》
- 《コックのクッキー》
- 《サウルファング元帥》
- 《ミリフィセント・マナストーム》
- 《ロカラ》
- 《ヴァーデン・ドーングラスプ》
- 《ヴォルジン》
悪夢の融合体
グレード4の《ミニオン団子》に変わりました。
礁の探検家
シナジーを持つミニオンを使いにくくなりました。
- 《オメガバスター》部隊で《インゴウインコ》を探しにくくなりました。
- 《ブラン・ブロンズビアード》
- 《茶人シオター》
- 《魔力のアスペクト・カレクゴス》
- 《闇睨の長老》
戦利品詮索屋
海賊には代わりにグレード5に《ヴァネッサ・ヴァンクリーフ》が追加されました。