【1/22アップデート後】バランス調整が素晴らしいから面白い【ハースストーン バトルグラウンド】

メタ

1月22日のアップデート後の現環境は何度プレイしても面白いと感じさせるほど、環境のバランスがよく取れています。これほど素晴らしい調整は、長くプレイしてきたカードゲームの方では滅多になかったほどです。どういう点でバランスが取れているのか、バランスが取れているから何が面白いのかについて書きます。

どんな種族でも十分に戦える

どんな種族の部隊であれ混成部隊であれ、十分に戦えます。ある程度の完成度に達すればトップ4に入れる程度の強さはどれも持っています。違うのは最大戦闘力と完成までの難易度です。上記の動画は良くまとまっていて、最大戦闘力は「マーロック>悪魔>混成>獣>メカ」で、完成までの難易度はそっくりそのままの順番になるとのことです。マーロックは完成させるのが難しい代わりに最強で、メカは組むのは簡単ですが最大の強さはそれには劣ります。

強さと難易度が綺麗に一致しているから、リスクを取って上位を狙うか手堅くいくかという選択が生まれます。選択が一つに絞られないように調整されているんです。

また新ヒーロー《ティリオン・フォードリング》の登場で今まで見向きされていなかった種族を持たないミニオンにも使い道が生まれた点も良い調整です。

貪欲なプレイと死ぬまでの猶予の調整が良くできている

体力40と戦闘で受けるダメージの量が絶妙です。負け続けていればあっという間に死にます。例えば体力40であっても貪欲になりすぎると3回ほど負けて死ぬこともあります。基本的に体力が多い場合は貪欲な上位を取りに行くプレイをしたくなりますが、「もしかしたら部隊の完成が間に合わずに死ぬかもしれない」と悩ませるようなバランスなんです。

このおかげで例えば《ブラン・ブロンズビアード》を選んで長期的な視点で行くのか、《バロン・リーヴェンデア》を選んで生き残れる即効性を重視するのかといった面白い選択肢が生まれます。視点の違いによって求めるものが変わってくるので幅広いミニオンが活躍できています。

毎回違った部隊構成になる

プレイヤーの選択肢が絞られないので、毎試合、個性豊かな部隊が見られることが多いです。以前はマーロック部隊同士の決勝戦になるのがお決まりのような環境もありましたが、現在は違います。組む難易度が低い順に使われる頻度は高いですが、全ての種族が活躍できています。

なので試合が始まると「今回はどんな戦略でいこうか?」とワクワクします。流れ次第でどうなるか自分でも分からないから、見たこともない景色が見られそうな気持ちになって楽しいんです。型にはめる作業のような感じではなく、毎回何か新しい物を工作するような感覚です。

ヒーローの種類が多くて毎回行う作業が異なる点もプレイに新鮮さを与えています。ちなみにヒーローに関してはもう少し調整が必要かもしれません(強いヒーローと弱いヒーローの差が大きい)。