ヒーロー《ティリオン・フォードリング》の解説です。無種族のミニオンをたった1コインで全体バフする能力。無種族のミニオンを並べてヒーローパワーを連打しているだけで下位を取らないのでかなり強いヒーローです。
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ヒーローパワー:名誉の戦団 コスト1
種族を持たないミニオン全てに+1/+1を付与する。
能力の特徴
バフ効率は非常に高い
通常よくある「雄叫び」で+2/+2バフを行うミニオンは、3コインで買って効果を使った後売ると1コイン返ってきます。つまり2コインで+2/+2していて、通常のバフ相場は1コインで+1/+1です。
《ティリオン・フォードリング》の能力は、盤面の7体全員に使った場合、1コインで+7/+7と破格の効率の良さです。仮に1体にしかバフできなかったとしても、通常の相場の通りで悪くありません。「種族を持たないミニオンを集める」という条件さえクリアすれば、非常に強力です。
無種族のミニオンは人気がないから手に入れやすい
《ティリオン・フォードリング》が集める中盤までの無種族ミニオンは、他のプレイヤーにあまり人気がないミニオンが多いです。例えば《有徳の守護者》《ファランクス指揮官》などは通常あまり使わないミニオンです。なので酒場に売りに出る確率が高いので集めやすいです。他のプレイヤーはメカや悪魔といった競合する種族でミニオンの取り合いをしますが、《ティリオン・フォードリング》はそれとは離れた別軸で欲しいミニオンを独占できるのは利点です。
注意点
トリプルを発見した時、合体する前にヒーローパワーを先に使うか後に使うかはよく考えましょう。トリプルの報酬カードから《ザップ・スライウィック》のような強化したいミニオンがいる場合は後でも良いですが、そうでない場合は先にヒーローパワーを使わないと1体分バフを損します。
普段から先に「発見」を見ようとして、《メタルトゥース・リーパー 》《強殻のクズ拾い》のような全体バフを合体後に使って損するミスはやりがちなので注意です。
具体的な動き
1ターン目から無種族のミニオンを集めていき、毎ターンヒーローパワーを使います。最初の2ターンで無種族ミニオンを引けるかどうかは運で、理想的な動きができない場合もあります。
序盤
グレード1の無種族ミニオンは《有徳の守護者》《献身の英雄》《憤怒の織屋》。特に《有徳の守護者》は「聖なる盾」を持っていて強いので早い段階から2体並べて強化していきたいミニオン。トリプルにして合体させると盤面としては弱くなるので、それをするのは終盤にスペースが不足してからです。《献身の英雄》は将来性は高いですが早い段階から育てすぎると死ねなくなって能力が発動しにくくなるのでこれも合体させるのは終盤です。《憤怒の織屋》は主力となるミニオンで、グレード3に上げるタイミングでトリプルを組み、そこから《浮游する番人》とのコンボを狙います。このようにしてビッグデーモンに繋げやすいのも強みです。無種族ミニオンが4体程度は集まるまでグレード1に滞在し、その後はヒーローパワーを使いつつ一気にグレード3や4に上げます。
グレード2で無種族なのは《ン=ゾスの落とし子》のみ。大きく育ちすぎると《献身の英雄》と同様死ににくくなるので、《アルガスの守護者》で「挑発」を付与する一手間が必要になるかもしれません。
逆に《ティリオン・フォードリング》と戦う場合は、最序盤から大きな「聖なる盾+挑発」が立ちふさがっている可能性があるので小さなミニオンをバンパーとして先にぶつけると良いです。特に《マーロックのタイドハンター》は1/1を左に置きます。
中盤
グレード3で強いミニオンはいません。《花形選手》は無種族ですが、無種族部隊では「雄叫び」をあまり有効に活用できないため大きく育ちません。
グレード4では《ボルヴァー・ドラゴンフレイム》が特に強く《ブギーモンスター》も元々のスタッツが高いので悪くないです。《憤怒の織屋》を配置していれば《浮遊する番人》も欲しいミニオン。
終盤
終盤は《バロン・リーヴェンデア》でトリプルの《献身の英雄》《ン=ゾスの落とし子》の「断末魔」を倍増させたり、強化した《ザップ・スライウィック》で相手のシステムミニオンを刈り取るのが強力です。無所属部隊の最終形の強さは完成度の高いシナジーを持つ部隊に比べたら控えめなので、システムミニオンを封じやすい《ザップ・スライウィック》はぜひ欲しいミニオンです。
また、《ブラン・ブロンズビアード》《アルガスの守護者》《強殻のクズ拾い》の組み合わせで、全てのミニオンに「挑発」を付与して強力な全体バフをかけていく動きも強いです。
最高に強い(上の上)
無種族のミニオンを順調に並べていけると強く、それだけで下位を取らず2位には落ち着く程度です。中盤以降に良い動きがないデッドターンになってただヒーローパワーを毎ターン使うだけになったとしてもそれなりに戦えるレベルです。+7/+7というバフ値は、通常の1ターンのプレイでもそれくらいになることはあるので納得です。ビッグデーモンに繋がると1位を狙えるポテンシャルになります。