《エリーズ・スターシーカー》の解説【ハースストーン バトルグラウンド】

ヒーロー

腐らず使いやすい能力で安定感のあるヒーロー《エリーズ・スターシーカー》の解説です。酒場グレードを上げるたびに「発見」で質の高いミニオンを手に入れられます。ミニオンを探すのが得意で、酒場の引きが弱くて下位に沈むリスクが低いです。

特徴

常動型ヒーローパワー:探検隊長
ボブの酒場をアップグレードした時「人材募集地図」1枚を得る。

「人材募集地図」は3コインでアップグレード後の酒場グレードのミニオンを「発見」できるカードです。トリプルの報酬カードと同じ。ただしトリプルの報酬は酒場グレードが1高いミニオンを「発見」しますが、「人材募集地図」はその時の酒場グレードのミニオンを発見します。

質の高いミニオンを「発見」できる

「酒場グレードを上げた直後から質の高いミニオンを「発見」できます。「人材募集地図」は、アップグレード後のグレードのミニオン3体の選択肢の中から選べるので質が高いです。通常であればリロールしてもなかなかそのグレードのミニオンが出ない場合もあります。

さらに特定のミニオンを探しやすいので、特化型の部隊(獣部隊など)を組みやすいです。通常ならリロールしてもそのアーキタイプのミニオンが出るとは限らないのでなかなか振り切れませんが、このヒーローは信頼性が高いので挑戦しやすいです。

酒場グレードを上げるのを補助する

通常、酒場グレードを上げる時は一時的に盤面が弱くなってリスクが生じます。それがこのヒーローの場合、即座に一定の価値を見出しやすいのでグレードを上げやすいです。

特にグレード5や6に上げる時に顕著です。その頃には体力が減ってきていますし、グレードを上げても強い動きに繋がらない可能性があってリスクが大きめだからです。

無料で1回リロールしているのと同じ場合もある

通常であれば、酒場グレードを上げてもリロールしなければそのグレードのミニオンを買えません。つまり合計4コイン必要になります。対して「人材募集地図」は即座に3コインで手に入れられます。もし、そのターンにそれ以外に動きがない場合、次のターンには酒場は入れ替わっています。つまり無料で1回リロールしたのと同じような状態になるので、1コインを得しているとも捉えられます。

使う順番と使い忘れに注意

売り場に買いたいミニオンがあるのなら無理に「人材募集地図」を使う必要はなく、次のターンでも大丈夫です。逆に買いたいミニオンがいない場合や微妙な場合は「人材募集地図」を先に使い、それに応じて残りのコインで売り場のミニオンを買います。「人材募集地図」で得られるミニオンは質が高いので、それによって部隊の進路を決めていく感覚です。

「人材募集地図」は、非常に使い忘れが多いので注意です。酒場グレードを上げてすぐに売り場のミニオンに飛びついてしまって「人材募集地図」の存在を思い出すことのないようにしましょう。

《ブーマーロボ》を2つ買って「人材募集地図」は次のターンに使います。

具体的な動き

2ターン目に酒場を凍結することがある

1ターン目に強いミニオンを買っていて2ターン目にトークンミニオンが出た場合、凍結するのもありです。次のターンは「トークンミニオンを買う、売る、人材募集地図を使う」というプレイがありますから。そうでないと次のターンにトークンミニオンが出なかった場合、1ターン目のミニオンを売ることになります。その場合はグレード2のミニオンを2体買います。ここで前者のプレイをした場合の「2/3+2/1」は大抵のグレード2のミニオンよりは強いですし、売った時の換金率も良いです。なので前者のプレイは堅実です。

グレード3の「発見」が特に強い

5ターン目の7コインのターン、「4コイン払ってグレードを上げる、3コインでヒーローパワーのカードを使う」というプレイがあります。グレード3からは部隊の方向性になり得る強いミニオンが登場し、それらを「発見」という高確率な手段で探せるのが強いです。

他のプレイヤーよりも一歩早くプールを漁れるので、すでに良いミニオンが取られている可能性は低いです。他のプレイヤーはそのターン、「グレードを上げる、グレード2のミニオンを1体買う」というプレイになりますからね。

このタイミングで一歩早くグレード3を「発見」できます。ただしこの盤面では《ン=ゾスの落とし子》のペアを買って次のターンに使っても大丈夫です。

グレード5

グレード5には部隊の進路を決めてくれるような強力なミニオンが多くいます。そのため、グレード4に上げてからトリプルの報酬カードでグレード5のミニオンを「発見」するプレイはよくあります。

《エリーズ・スターシーカー》であれば能力を使ってそれに近い動きができます。《ブラン・ブロンズビアード》のようなシステムミニオンは早い段階で欲しいです。その目的で早い段階で行う場合は、8コイン程度でグレードを5に上げて、ミニオンを売って3コイン捻出して「人材募集地図」を使います。その場合、盤面がかなり弱くなるので、体力に余裕がある時に行いましょう。

グレード6

通常、グレード6に上げられるプレイヤーはほとんどいません。高いコストに見合う価値を得られるまで生き残れる保証がなく、踏ん切りがつかないことが多いですから。

このヒーローの場合、すぐにパワーの高いグレード6のミニオンを「発見」して盤面を強化できます。その後は質の高いグレード6の酒場をリロールできるようにもなり、とても強いです。

中堅の強さ(中の上)

このヒーローが持っているのは、《希望の終焉ヨグ=サロン》のような序盤の強さではなく、《エドウィン・ヴァンクリーフ》のような盤面に大きな影響を与えるものでもありません。「ミニオンの質」という見えにくい価値です。安定したピックができるので引きが悪くて何もできずに死んでしまうことが少ないです。上位のヒーローのように派手に何かを得られるものではないですが、腐らない能力で使いやすいです。上位ヒーローが選択肢に出なかった時はピックする機会が多いです。