レート9000に到達するためのテクニック・知識のまとめです。基本的にはレート8000に到達するまでにやることと同じです。よりはっきりと強い動きが判明したので、詳しく説明します。
基本はメカ
レート8000帯の戦績です。種族の分類は難しいですが、ある程度特定の種族に特化していたらそちらに分類しています。混成部隊にはうまく組めなかったり、何もできずに死んだゲームも含まれています。
レート8000までと同じくメカをメインに使用しました。53戦中、29戦と半分以上がメカで勝率が62%と高いです。3位以内の16回のうち、7回は《洞窟ヒドラ》を添えるメカヒドラ部隊です。《ブラン・ブロンズビアード》が手に入った時やヒーロー《エドウィン・ヴァンクリーフ》の時に積極的に育てています。メカは早熟型で大失敗しないので、負けるとしても5〜6位に落ち着きます。《コバルトの守護者》が手に入らなかった場合でも地道にバフしていけば、悪魔やマーロックを組もうとして失敗しているプレイヤーを倒して下位を避けられます。
獣・悪魔に関しては、積極的に組んでいるわけではなく、与えられるミニオンで強い動きがあった場合に自然に進んでいます。
マーロックは全く使用していません。中盤を耐え切るのが難しいので8位を取るリスクが大きいです。なので、なるべくマーロックは買わず、買ってしまったとしてもできるだけ早く手放します。
《大悪党ラファーム》は、ビッグデーモンを組みやすい
現環境(1月8日)で1位になれる強い部隊の1つが、《憤怒の織屋》と《浮遊する番人》を軸としたビッグデーモン です。ミニオンのサイズが50/50〜100/100程度になって、「猛毒」の少ないこの環境では強く、メカ部隊もねじ伏せる力を持っています。
ただし、狙って組むことは難しくリスクがあります。グレード3の《浮遊する番人》を見つける前から《憤怒の織屋》を買って受け入れ態勢を整える必要があるからです。酒場グレード1の時に《憤怒の織屋》と悪魔が売られているからといって飛びつくと失敗した時は即死します。
ヒーロー《大悪党ラファーム》であれば組みやすいので積極的に狙えます。まず、酒場グレード1の段階からヒーローパワーを使って多くのミニオンに触れられます。なので《憤怒の織屋》と悪魔ミニオンの組み合わせを揃えやすいです。さらにトリプルを組みやすいので、そこから《浮遊する番人》を探せます。
また、盤面がアグロ気味に強くなるので、《憤怒の織屋》を使用することによる最初の盤面の弱さをカバーできてヒーローの体力を守れます。ビッグデーモンは、ヒーローの体力がミニオンをバフするリソースです。にも関わらず《憤怒の織屋》は最序盤の戦闘で負けるので、体力が枯渇して身動きが取れなくなって死ぬパターンがビッグデーモンのリスクです。そのパターンになりにくい点も良いです。
このように決まれば1位の悪魔部隊を組みやすいので、《大悪党ラファーム》の評価は高まりました。
1位を取りやすい獣部隊の強い型
獣部隊で1位を取りやすいのは、《巨狼ゴルドリン》のバフを《バロン・リーヴェンデア》で倍増させて《洞窟ヒドラ》で強烈な横薙ぎ攻撃を行う型です(《母熊》を軸としたトークン型ではありません)。
《巨狼ゴルドリン》か《バロン・リーヴェンデア》のどちらかはできればトリプルが望ましく、《洞窟ヒドラ》は2体欲しいです。《巨狼ゴルドリン》には《猟犬使い》か《アルガスの守護者》で「挑発」を付与します。流行しているメカ系の断末魔部隊にこの横薙ぎ攻撃はよく刺さるので強いです。
このような獣部隊を組む流れを説明します。
- 中盤で《ネズミ軍団》《腐肉食いのハイエナ》《群れのリーダー》あたりが集まってきたら獣部隊を意識します。
- 積極的に酒場グレードを上げつつ同時にトリプルの報酬カードを使用し、《巨狼ゴルドリン》または《母熊》を探します。
- ヒーローの体力が守れている状態で、《サバンナ・ハイメイン》や《アイアンハイド・ダイアホーン》などで繋ぎながら酒場グレード5をリロールして残りパーツを探します。
- ある程度完成してきたら《母熊》《ネズミ軍団》などのトークン系が必要ではなくなります。そこから《洞窟ヒドラ》《バロン・リーヴェンデア》を軸とした断末魔系に移行します。
獣部隊を組める時は盤面が強くてヒーローの体力を守れていることが多いです。だから先行して酒場グレードを上げられます。
《母熊》は切り札というよりも一時的なバフミニオンで、他の《洞窟ヒドラ》などの獣をバフしたら、使い捨てても大丈夫です。《母熊》に拘る必要がなくなれば酒場グレード6をリロールしている時に見かけても買わないこともあります。代わりに《ガストコイラー》があれば買います。
《ブラン・ブロンズビアード》を手に入れた後の動き方
酒場グレード4に上げた状態で組むトリプルから得られる報酬カードは、部隊の進路を決めてくれるものです。ここで《ブラン・ブロンズビアード》を引けると強く、上位を狙えるのでその時の動きを詳しく説明します。マーロックが弱体化して《悪夢の融合体》がいなくなったとはいえ、早い段階で手に入れば非常に強力なミニオンです。
早い段階で入手する時は盤面が弱くなっているので急いで強化する
最速で酒場グレード4に上げてトリプルを組む時(9コインや10コインのターン)が、盤面は弱いです。グレード5のミニオンを狙うためにトリプルを見つけてもすぐには買わず、酒場を凍結させて先に酒場グレードだけ上げておいたりして準備をします(酒場グレード4のミニオンを「発見」しても微妙なことが多いですから)。つまり、この時にコインを盤面の強化に使えていないので弱くなっているんです。
ですので《ブラン・ブロンズビアード》を入手した直後はまず生き残るために「雄叫び」ミニオンを買って盤面を安定させなければなりません。この時にバフ先が将来的に使いたいようなミニオンではなかったとしてもとりあえず妥協します。
《洞窟ヒドラ》を見つけたら買う
《ブラン・ブロンズビアード》は獣や悪魔とは相性が良くないので、これを手に入れるのはメカ部隊を組んでいる時が多いです。この時に種族は違いますが、《洞窟ヒドラ》を見つけたら買います。メカだけだとバフミニオンの受けが狭いので《ブラン・ブロンズビアード》の能力を十分に活かせません。このブランメカヒドラ部隊は非常に強いです。
「挑発」を付与できればグレード5に上げて全体バフを狙う
その後は《アルガスの守護者》で積極的に「挑発」を付与します。ある程度酒場グレードを上げるのにかかるコストが減ってきたら酒場グレード5に上げて《強殻のクズ拾い》で強力な全体バフを行います。バフミニオン以外の6体のミニオン全てに「挑発」を付与して《強殻のクズ拾い》をぐるぐる回す動きは強いです。
この時に《コバルトの守護者》や《洞窟ヒドラ》のような本来「挑発」を付与したくないミニオンであっても付与して大丈夫です。他に「挑発」がたくさんいるので攻撃を受けにくい上に、攻撃をされても簡単には倒れない程のサイズに育ちますから。なので《ブラン・ブロンズビアード》がいる時は元から「挑発」を持っているミニオンの価値が上がります。
体力に余裕がある時は、酒場グレードを上げる
将来性がないなら、高い残り体力を活かして酒場グレードを上げて良いミニオンを探して部隊の骨格を作る必要があります。
残り体力の多さと盤面の将来性は必ずしも一致しません。体力に余裕があるのは、質の高いミニオンを引けている場合以外にも、短期的な視点でプレイして一時的に盤面が強くなっている場合もあるからです。《シンドラゴサ》のような序盤に強いヒーローによくあるパターンです。つまりミニオンのスタッツは高いけれども、将来的に育てていきたいミニオンではないような場合です。そういう盤面は、長期的な視点でミニオンを厳選しているプレイヤーに時間の経過とともに追い抜かれます。
残り体力が多くあってどんどん酒場グレードを上げているプレイヤーは、下位のプレイヤーからすれば余裕があるように見えますが、上位プレイヤーにも余裕はなかったりします。酒場グレードを上げないまま、他のプレイヤーに盤面の強さで追いつかれて体力を削られてからでは、もはや酒場グレードを上げるのが難しくなります。そうなると良いところなしです。