シーズン4の新ミニオンレビュー【悪魔編】

ミニオン

シーズン4での悪魔の一覧と新ミニオンのレビューです。退場するミニオンの一覧とその影響や、全体の印象、新しい自傷シナジーによる成長の流れについて詳しく書きます。部隊の軸となれるほど自傷シナジーが強化され、手動型の全体バフが加わった上に経済性も良くなり、弱かった今までの悪魔とは一味違います。

新ミニオン6体
退場ミニオン6体
バトルグラウンド シーズン4が始まるぞ!
バトルグラウンド シーズン4では「バトルグラウンド」モード全体が大きく変わり、新ヒーローに新キーワード、55種類以上の新ミニオンがやってくるんだ!

グレード1

自分が悪魔を手札から使用した後、自分のヒーローに1ダメージを与え+2/+1を獲得する。

《憤怒の織屋》は、元のスタッツが1/4に大きくなり、成長ペースが+2/+2から+2/+1に弱体化。自傷シナジーが強化されるのでその調整です。何度でも自傷を繰り返せるのが優秀で、それができるのはグレード1でありながらこれだけです。しかも成長します。悪魔が強化されたおかげで、それに進む入口になる良いミニオンとなり、早く欲しいです。序盤はこれの争奪戦になるかもしれません。

グレード2

《Soul Rewinder》・・・魂を巻き戻すもの

自分のヒーローがダメージを受けた後、それを巻き戻してこれに体力+1を付与する。

《カスラナティール》の代わりで、グレード2と入手が早く簡単です。自傷シナジーを使うために必須で、これがないとあっという間に体力は尽きるでしょう。あくまで「巻き戻す」であって「無敵」ではないです。したがって一瞬ダメージを受けるので、それに反応するグレード3の《Keyboard Igniter》やグレード5の《Tichondrius》を阻害しません

ヒーローの体力を守りながら自身も成長していく強いミニオン。

2体配置しても、自傷するたびにそれぞれが成長します。

装甲があっても機能します。

致死量の自傷をして一瞬体力が0以下になったとしても、巻き戻されて死にません。

《Backstage Security》・・・バックステージの警備

自分のターンの開始時、自分のヒーローに1ダメージを与える。

グレード2で強いスタッツとデメリット効果。毎ターン1回自傷できます。これを買うことによって戦闘で勝てるなら、失う体力以上の体力を守れるので買う価値があります。

ゴールデンになっても1ダメージを1回のままです。2ダメージには増えません。

グレード3

自傷できる利点が加わって強化されました。

《Malchezaar. Prince of Dance》・・・ダンス王子マルシェザール

毎ターン、「入替」2回はゴールドの代わりに体力を消費する(あと2回!)。

「入替」2回を2ゴールド分とするなら、本体は1ゴールドで売れるため、合計で3ゴールド分の価値。したがって、体力2を消費する代わりにタダでサイクルできる経済的なミニオン。長く配置すればそれ以上の価値で、《リサイクル・レイス》のグレード3版ようなパワーカード。毎ターン2回自傷できて、《宝の探索者エリーズ》とも相性が良いです。

  • 2体配置して「入替」する場合、まず片方の使用回数が減り、もう片方は使用回数が減らないまま待機します。つまり合計「入替」4回に体力を消費します。
  • 既にこれを配置して「入替」2回をし、その後もう1体新たに配置した場合、再び「入替」2回に体力を消費します。
  • ゴールデンは「入替」4回。

《Keyboard Igniter》・・・キーボード照明係

「雄叫び」:前のターン以降に自分がダメージを受けていた場合自身を除く味方の悪魔に+1/+2を付与する。

全体+1/+2はグレード3として強い全体バフ。早い段階で入手できる、2体いる自傷に反応して全体バフをする悪魔のうちの1体で「雄叫び」による使い切りタイプ。直前の戦闘で負けていたり、そのターンに自傷したりすれば起動します。

「前の雇用フェイズ」の自傷は含みません。つまり、「前のターン」とは「前の雇用フェイズ」のことではなく「直前の戦闘フェイズ」を示しています。

グレード4

「雄叫び」:自分のヒーローが失っている体力1につき体力+2を獲得する。

グレード4に移動して、攻撃力が3に弱体化。

《アニヒランのバトルマスター》は、《Soul Rewinder》を引けなかったりして体力が減ったときに早い段階で駆けつけてくれます。また、悪魔とは関係なくピンチのプレイヤーにとって地味に心強い助けになりそうです。グレード5の入手はトリプルが必要だったりして難しいですが、グレード4は自力で探せますし。

グレード5

《Tichondrius》・・・タイコンドリウス

自分のヒーローがダメージを受けた後、自身を除く味方の悪魔に+1/+1を付与する。

自傷シナジーのメインエンジンで悪魔の新しい軸。自傷に反応して全体をバフする悪魔2体のうちの1体で、繰り返し使えるタイプ。本体は育たない点が問題で、2体置いてお互い育て合えているならトリプルで合体させないのもありです。

毎ターン何度でも手動で起動できる点が優秀で、これがスタッツ勝負に挑むときに必要な要素であり、今までの悪魔に不足していた点です。例えば、自動型である《光牙の執行者》や《腹減りフェルバット》の成長は手動型である《茶人シオター》には及びませんでしたよね。

《Imposing Percussionist》・・・印象的な打楽器奏者

「雄叫び」:悪魔1体を「発見」する。その酒場グレードに等しいダメージを自分のヒーローに与える。

カードを手札に加えるバリューの高いミニオンで、自傷できます。《Soul Rewinder》がいない場合は、ダメージが痛くて使いにくいです。

グレード6

自分のターンの終了時、自身を除く味方の悪魔はそれぞれボブの酒場のミニオンを食らい、その攻撃力・体力を獲得する。

自身は食べられなって弱体化

退場するミニオン

《ヴォイドロード》という、複数の弱い「挑発」を立てるテックカードが消える影響は大きいです。「聖なる盾」を受けたり、《乗りカエル》のような相手の倒したくないミニオンを置き去りにしたり、便利でした。

それ以外はあまり使われていなかった(悪魔自体が微妙でした)ので影響は小さいです。

自傷シナジーによる成長の流れ

グレード1~3のミニオンでテンポを得つつ、グレード5の《Tichondrius》の入手を目指す形になりそうです。メインエンジンとして、

《Soul Rewinder》グレード2自傷ダメージを巻き戻す。かつ成長
《Tichondrius》グレード5自傷ダメージで悪魔全体をバフ

が必要で、自傷するミニオンである、

《憤怒の織屋》グレード1悪魔を使用するたびに自傷して成長
《Backstage Security》グレード2毎ターン1回の自傷。
《Malchezaar. Prince of Dance》グレード3毎ターン2回、自傷してリロール。
《吸血フェルハウンド》グレード31ゴールド得つつ自傷。
《Imposing Percussionist》グレード5悪魔を「発見」しつつ自傷。

などを使い、《Tichondrius》で悪魔に+1/+1の全体バフを連打します。《憤怒の織屋》《貪るウルズール》がいれば悪魔をサイクルするたびにスタッツを得られてそれをする追加の理由が生まれます。

全体の印象

大きく強化されます。

  • 新しい軸となれる自傷シナジーと、それによる手動型を含む全体バフ2種類の追加。パーツが揃えば自傷カードを回してどんどん成長していけます。
  • 「入替」2回を体力で支払えるミニオン、カードを手札に加える「発見」ミニオンの追加によって経済性が向上。

自傷シナジー軸以外だと、酒場をバフしてそれを食べる《腹減りフェルバット》軸は弱体化されて使いにくそうです。

《リッチのバズィアル》は自傷シナジーと相性が良いです。ヒーローパワーは変わり、「1ゴールド消費:ボブの酒場のミニオン1体を自分の手札に追加する。その酒場グレードに等しいダメージを受ける。」になります。

《ロード・ジャラクサス》も悪魔が悪くない方向性なので強くなります。