バトルグラウンドのアンフェアな仕様を問題と捉えて、それがない別のフェアなゲームを探している人に、原点回帰のハースストーン スタンダード(新しいカードのみを使う構築フォーマット)がおすすめなのでその紹介をします。
レートやランキング機能のある真剣勝負がしたい。将棋やオセロだと少し味気なく感じる。
このような感じで、ゲームで工夫・発見・挑戦をしたい、真剣勝負に没頭したい、それができれば大体どんなゲームでも良いというタイプの人にハースストーン スタンダードはおすすめです。
ハースストーン スタンダードの優れている点
軽く、ゲーム向けではないコンピュータでも動作する
バトルグラウンドの代わりとなるようなプレイヤー人口が多いオートチェス系のタイトルは重いゲームが多いです。ゲーム用ではないコンピュータでは「Teamfight Tactics」などは厳しいです。それに比べるとハースストーンは設定次第でとても軽くなる点で優れています。
アンフェアではない
ゲームは大前提としてフェアでなければなりません。スタンダードではゲーム中のプレイヤーのリソースはバトルグラウンドと違って平等です。制限時間がプレイ環境によって問題になるほど変化しないのでタスクキルを行う必要がありません。勝つにしても負けるにしてもゲーム外から大きな影響を受けません。ですので安心してゲームだけに集中できます。
ワイルド・闘技場・デュエルでも良いですが、スタンダードは資産があまり必要なくレート・ランキングが分かりやすいので手軽です。バトルグラウンドと同様にレート(表示はランクや順位ですが)があるので、目標を目指して挑戦できます。
シンプルに見えて、考え出すと奥が深い
ハースストーンはシンプルな見た目とシステムが特徴です。そんな風に見た目はシンプルで簡単なのに、考え出すと奥が深いところが魅力です。見た目が複雑なゲームは覚える時点でやる気を削がれますから。初心者も簡単にプレイできて、そこから上達する余地がたくさんあります。
バトルグラウンドが好きな人は、色々と工夫をしたり今まで気づかなかった作戦を発見したりするのが好きかもしれません。それらはスタンダードでもできます。また、プレイボタンを押すだけで遊べるバトルグラウンドと違ってデッキを組んだり選択したり調整したりするのが面倒と感じるかもしれません。その場合、1つ強そうなデッキをネットで探してそれだけを何も考えずずっと使い続けると楽です。そうすればバトルグラウンドと同じようにプレイボタンを押すだけになります。それで十分に工夫することや発見があって遊べますしレートを上げることもできます。奥が深いので1つのデッキのポテンシャルを最大限に引き出すには相当時間がかかるからです。
バトルグラウンドのプレイヤーは参入しやすい
久しぶりに新鮮なゲームをプレイするのは楽しい
バトルグラウンドがメインのプレイヤーの中には、2019年末にバトルグラウンドがリリースされて以降それに集中してカードゲームのことはすっかり忘れていて興味を失っている人もいるかもしれません。そういう人は当時カードゲームモードしかなかったためそれにマンネリ気味で、バトルグラウンドが新鮮で楽しく感じたはずです。
それから1年以上経った状態だと、逆にカードゲームが新鮮になっています。まるで新しいゲームソフトをプレイしているかのようにワクワクして楽しめます。見たことのないカードがたくさん出てくる、デッキからドローする、手札のカードをプレイする、どれも新鮮です。身近なところにこんなに面白いゲームがあったんだと気づきます。
基本的な知識・下地があるので楽
完全に新規ではなくバトルグラウンドと共通の部分もあって、基本的な知識・下地があるので学ぶ労力は少なくて済みます。わざわざ情報収集をしなくてもプレイして相手のデッキに驚きながら十分学べます。
以前よりも上手くなっているかもしれない
バトルグラウンドでは常に時間が不足気味でそれに対応するために、素早い思考や操作・時間配分などが鍛えられます。つまりテキパキ作業を進める力が身に付きます。
これに比べてスタンダードでは時間に余裕があります。バトルグラウンド以前にスタンダードをプレイしていた頃であればぼんやり過ごしていた時間を、時間がリソースである意識が強くなっているのでより有効に使えます。常に忙しなく作業を進める癖がついているからです。こんな風にバトルグラウンドで使っていた技術を活かせます。1年以上ブランクがあっても、むしろ以前よりも上手くなっていると感じるかもしれません。