負け続ける悪いループではなく勝ち続ける良いループにする方法をします。休憩時間を減らして長くプレイし続けることで、負けやすい休憩明けの立ち上がりのゲームを減らせます。勝っているときに休憩することなくプレイし続けて、エンジン全開の状態を長くキープできるのが高レートのプレイヤーの特徴です。
立ち上がりのゲームは負けやすい
一日の最初のゲーム、もしくは食事・休憩明けのゲームは負けやすいです。どうしてかというと、まだエンジンがかかっておらず体が温まっていないからです。《ホガァァァ船長》を使うときのような高速のプレイができません。警戒心がなく勘が鈍く、どこかぼんやりとしたのん気な戦い方になりやすいです。なのでいきなり倒されたりします。体が温まってくると「これでは倒される、こちらが倒さないといけない。」といったような攻撃的で警戒心が研ぎ澄まされた安定した戦い方になります。
レートを上げるには、この立ち上がりの負けやすいゲームを減らすことが重要。つまり休憩や隙間時間(トイレなどの別の行動)をなるべく減らして、椅子に座り続けている連続プレイ時間が長くなるようにすれば良いです。そのためにはまず生活態度を工夫しないといけません。自分の連続プレイを妨げている行動を取り除きましょう。休憩してエンジンを止めて、またエンジンをかけて少し走って、を繰り返していては効率が悪いです。渋滞している車と同じ。
そして休憩が最も必要になるのは、たくさん負けた時です。
たくさん負けると休憩が必要になる
- たくさん負ける。
- 頭がクラクラしてドキドキする、自律神経が乱れる。
- 休憩する、何かを食べたりする。
- エンジンのかけなおし。
- たくさん負ける、以下繰り返し。
エンジンをかけなおした後の立ち上がりのゲームの後、数回勝てることもあります。ただそうするとたくさん負けた後にある程度勝ちを取り戻したことになり、それでほっとしてやはり休憩しやすいです。「今日はもうこれくらいで許して欲しい。」となるんですね。それがダメです。そうすると結局またエンジンのかけなおしになって立ち上がりの弱いゲームをプレイする回数が増えます。レートは上昇と下降を繰り返すだけでいつまで経っても上がりません。そこがレートが高い人とそうでない人の違いです。プレイし続けて勝ち続けるか、少しでも休んで負け始めるかのどちらかです。
かといってたくさん負けて頭がクラクラした状態でまともにプレイするのは難しいです。つまり、負けてはいけません。ずっと勝ち続けてプレイし続けないといけません。勝ってほっとして休んで、その後にポンと負けてはいけません。また頭がクラクラするようなたくさんの負けには、その拠点となるトラウマになるような負けがあることが多いです。そういう負けはほんのちょっとしたワンミスが原因だったりします。なので調子が良い時であってもそういった隙が一戦一瞬たりともあってはなりません。
では負け続けて休憩が多くなっている悪いループの状態をどう反転させられるかというと、簡単には抜け出せません。しばらく時間がかかります。少し休憩して精神状態が回復したら、悪いなりに耐えながらプレイしてチャンスをうかがいます。勝ちを拾いながら無心でプレイし続けていれば気づけばトンネルを抜けて良いループになっていたりします。その時、また悪いループに入らないように、どれだけひどかったかをよく覚えておきます。
配信を見ても自分でプレイしたことにはならない
休憩するとき、強いプレイヤーの配信を見て学習することが多いです。それは良いことですが、配信を見ても自分でプレイしたことにはなりません。リラックスできるのでつい見すぎてしまいますが、自分でプレイする時間もたっぷり持たないといけません。実際にプレイしている人の体験・学習と見ている人の体験・学習は違います。だから配信を見たからといって同じようにプレイできたり勝てたりはしません。素晴らしいスコアのプレイヤーを見ていた自分のスコアがひどかったとしても何ら不思議ではありません。自分でトレーニングをしておらず他人のトレーニングを見ていただけなのですから。車の運転は自分で運転しないとうまくなりませんし、助手席にいると道はいつまで経っても覚えられないのと同じです。
勝つときは勝ち続ける
- 勝つ。
- 楽しい。
- プレイし続ける。
- エンジンが常に全開で警戒心が強く動きも速い、強い。
- 勝つ。
- 自信を持って自由に創意工夫できる、以下繰り返し。
ちなみに動きが速い時はどういう感じかと言うと、
- 目がキョロキョロしている、時計・スコアボード・盤面・酒場を行ったり来たりしている。
- 常に状況を見ようと活性化している。
- 物事を頭の中で抽象的なまま、言葉を介さずに考えられる。モヤモヤした状態のまま認識できる。
- 頭の中がぐるぐる回っているイメージ。
- 手で机をタンタン叩いたりする。「早く、早く。」と急かすように、もしくは難しい盤面でどうしたらいいか答えを見つけようとしている。
レートが高い人はこの状態の連続時間が長いです。「レート1位になるまで、死ぬまでやる。永遠にやり続ける。」という意気込みで、バトグラの世界の住人のようになりましょう。住人であれば疲れるも何もなくプレイしている状態が普通です。やり切った感が出るまで、ヘトヘトになるまで出し切りましょう。「ちょっと疲れたな。」ぐらいで休んではいけません。そうするとその後ひどく負けることになるでしょう。それで負けてからまた本気になってやりだす流れがダメです。負けてから本気になるぐらいなら、最初から、失う前から本気でずっとやり続けること。