人には人それぞれの状況があり、それに応じたそれぞれの戦いがあります。大切なのは、状況の良し悪しに関係なく最善手を探すこと、そうやってプレイ1つ1つの質を高めることです。その方法を紹介します。
プレイ1つ1つの質にこだわるのが大切
与えられる引きから常に最善の手を探せるのが理想です。プレイ1つ1つの質の高さ、長い目で見てその点数の積み重ねがレートです。プレイの質を高めましょう。
これを追い求める強いプレイヤーはどう見えるかというと、争点になっているところで競る、厄介な盤面を作る、相手にすると面倒なプレイヤーです。引きの良し悪し・部隊のパワーの高さ・最終順位に関係なく、常にそうです。ぶん回っているときはスタッツ勝負で競り負けないように引き離したり細かい配置が良かったり、微妙なときはごまかしたり中盤で有効打を与えたり、といった感じでプレイ1つ1つの質が高いです。
人それぞれの戦いがある
最善手を探すのは、どういう状況でも変わりません。引きが良いときも悪いときも同じです。引きが良いならきちんと1位を取れるかが課題になり、引きが悪いならいかに粘れるかが課題になります。人それぞれ、状況に応じた課題を抱えていてそれに挑みます。
プレイの質を高める方法
最善手を探す以外の余計なことを考える必要はなく、その無駄を削ります。
状況の良し悪しを気にしない
大切なのは課題に全力で挑むことであり、状況の良し悪しは重要ではありません。だから、
このゲームは引きが良くてワクワクする。
このゲームは引きが悪すぎて終わっている。もういやだ。
などと状況について一喜一憂するのは、最も大切なことをないがしろにしていて良くないです。引きが良くて勝つゲームも、ヒーローが弱かったり引きが悪かったりして粘るゲームも、プレイの質を最高にするという目標は同じで、平等に扱いましょう。
相手のことを気にしない
8人同じロビーで対戦しているものの実際はそれぞれに別次元の課題があるだけで、状況の違う相手のことを気にしても仕方がありません。だから、
この人は引きが良すぎる。運が良い。
この人の盤面はひどく悪い。
などと考えても意味がありません。それぞれのプレイヤーは状況に応じて頑張る、それだけです。例えば趣味でジョギングをしていて、陸上選手っぽい人を見て「自分より速い。」と感じたり、健康のために杖をついてウォーキングしている高齢者を見て「自分より遅い。」と感じたりすることに意味がないの同じです。それぞれ自分の目標に向かって頑張ることに意味があり、比べる次元が違います。
ゲーム後は、プレイのフィードバックのみをする
結果を見て、どういうプレイが良かったのか悪かったのか、それを反省して学習するのが大切です。勝って喜んだり負けて悔しがったりする必要はないです、特にそれをして何か得るものはありませんし。ミスプレイをしたら、どういう状況で何が原因で起こって何に注意すれば改善できるかを考えることに意味があります。簡単なプレイができなかったことを責める必要はないです、特にメリットがないですから。
まとめると、物事に好き嫌いがなくその評価・感想を持たず、大して何も感じない、明るくも暗くもない人になることです。