断捨離で全てを捨て去って学んだこと、その感想

生活

断捨離をした経緯

1年前に引越しをした時にある程度物の整理をしました。しかし、大事な思い出・いつか使うだろうという物・捨てるけど高く売れそうな物は捨てませんでした。

それから1年。押入れにはそれらが全く使われないまま居座っていました。さらにここ半年はロードバイクに集中していたこともあり、押入れの中はぐちゃぐちゃ。使っていない物にスペースが圧迫されて、物の出し入れが大変になっていました。

そんな時にロードバイクの修理が必要になりトレーニングを中断することになったので、良い機会なので一度全ての物を整理しようと思い立ちました。そこから断捨離完了まで2週間くらいかかりました。

ミニマリストしぶさんの考え方を参考にしながら作業すればスムーズに進みました。この記事のほとんどはしぶさんの考え方から学んだことです。

ミニマリストしぶのブログ
少ないモノで暮らす「ミニマリストしぶ」のブログ。全持ち物リストや愛用アプリ一覧から、これからモノを減らしたい人に向けた「捨て方」「残し方」「思考法」をまとめています。

どんな作業だったか

ひたすら「それは今必要な物?」と問いかける作業

ひたすら「それは今必要な物?」という問いかけを自分に繰り返す作業です。今まで大切にしてきた物・好きだった物(過去)、いつか使うだろう・売るだろうという物(未来)は処分します。それらの物は実際に使うことはなかったにも関わらず、近くに置いていた物。現在するべきことを見えにくくする、ノイズとなっている物です。そういう選ぶことのない選択肢が消えるとやりたい選択肢が見えやすくなります。

使うことがないのに置いているのは、その物と「思い」が結びついているからです。自分の場合はその昔の思い出にとらわれて現在が見えにくくなっていました。その「昔の思い出」がこれからの自分の未来を良くするわけではないと感じるなら、それらと結びついている物はノイズでしかありません。なので小学校から大学までの全てのアルバムと思い出の品を捨てました(大学の学位記も中身だけ抜き取ってケースは捨てました)。これらは買い戻せませんが、捨てた後悔は少しもありません。あんな大きな重いものを一生背負っていくのって大変すぎるでしょう。

物を捨てるのは、かなりエネルギーを使う

捨てるか考えるのは頭を使う作業で、かなり疲れます。考えることは、過去や未来の自分と向き合う作業でもあるので逃げ出したくなったりします。2時間ほどやると、ロードバイクのトレーニングと同じくらい、スポーツのごとくへとへとに疲れます。整理中の漫画やネットに逃げたりしてなかなか進まなかったり。あとは物を動かす物理的な仕事にもエネルギーを使います。

捨てると決めた物は、一刻も速く家から出したくなりますが、それを捨てるのも大変。ゴミ捨て場に持って行くのは一苦労です。捨てられない粗大ゴミは収集してもらうか処理施設に持って行くしかありません。その手続きも、考える作業で疲れている状態ではしんどいです。

特に面倒だったのが、ギリギリ粗大ゴミになるサイズのポリプロピレンのケース。切ることも潰すこともできずどうしようもありません。これから粗大ゴミのサイズになる物を買うときは慎重にしようと誓いました。ゴミを処理するというコストは大きいと気づきます。

捨てると判断するラインが上がっていく

最初迷うことなく絶対必要と判断していた物にも疑念を抱き始めます。今使っていない物は捨てるわけなので、その判断基準で言えば捨てることになる物だったからです。「気に入っている物」だから絶対必要と判断していたわけですが、実は最近使っていないんですから正確に言えば「気に入っていた物」です。

自分の場合は親友やサークルの写真、お気に入りの漫画と小説です。これらの大半は最初に捨てましたが、そこで捨てなかった厳選された物が残っていました。しかしそれすらもいらないと考えるように変化していったんです。これからの未来の助けになる物ではありませんでした。最終的に全部捨てました。

今まで大切だった物が、これからも大切だとは限らない

今まで大切にしていた物は、もう十分にその物の価値を絞り尽くしている物かもしれません。それなら「ありがとう」と言いながらお別れをして、次に進んでいくことができます。使わないのに、実際に選択することはないのに存在していることで、自分の進む未来を見えにくくしている・・・無駄にスペースを取ることで「今」が少しでも疎かになっているのなら、その物はもはや大切な物ではありません。

自分を見つめ直して成長する濃密な時間

過去に気に入っていた物も捨てたいと感じ始めます。つまり過去にとらわれるのでなく、現在に集中したいと考えるようになっていきます。こんな風に自分との会話を繰り返していくと考えがどんどん変わっていきます。物の取捨選択を通じて、自分の過去や未来を整理できます。物と一緒に繋がっている「思い」も整理できるんですね。自分と向き合う、濃密な時間を過ごすことができます。

捨てても大抵の物は買い戻せる

捨てた物を万が一買い戻さなければならなくなったとしても、案外大した値段ではなかったりします。それに対して捨てなかった場合、スペースというコストを確実に払い続けることになります。いつかのためにコストを払い続けるのではなく、「今」に目を向けて不要な物を捨てます。「今」最大のパフォーマンスを発揮できる環境を作るのです。

例をあげると、すごく気に入っている自分にとって聖書のような小説があり、また読み返すかもしれないので捨てるか迷っていました。そしてふと古本屋に寄って同じ本を探してみると100円で売っていました。仮に捨ててもすぐに買い戻せる物だったのです。その後あっさり捨てられました。結局、漫画や小説は全て捨てましたね。

断捨離には3段階ある

まとめると断捨離が完了するまで3段階ありました。整理するとこんな感じ。

初期:悩み、無駄な物と絶対に必要な物を分けて、無駄な物を捨てる段階。
中期:初期の「絶対に必要な物」の認識が変化していく、自分が成長して価値観が変わっていく段階。
末期:成長した価値観で残す物を厳選し、ギリギリまで絞り尽くす段階。

捨てるテクニック

  • 売ろうと考えず全部捨てます。売るという作業は大変すぎて難しく、結局捨てずに放置することになります。不要な物を捨てずに放置してしまうよりは、捨ててしまった方が良いです。物が減れば売る余裕も生まれますので、まず捨てます。
  • もし後で必要になれば買い直せば良いと考えます。
  • 迷った物はしばらく放置して様子を見ます。あとで見返して使ってなかったら捨てます。
  • 消耗品なら見える所に出しておいて強制的に使うようにします。それでも使うのに抵抗があれば捨てます。
  • 掃除用品などの消耗品はその場で使い切ります。
  • 収納用具を捨てます、ダンボールなどですね。あるとそこに物を詰め込もうとしますし、それ自体もストックしたりするので不要な物が溜まる温床です。

断捨離した後、どうなったか

気持ちがすっきりした

極限まで削っていくと最終的に、「今使っている物」と消耗品のストック少量以外は全て捨てました。全てを消し去り、まっさらの1からの状態。過去や未来に縛られず「今」にビシッと焦点があった状態。無駄を削ぎ落とし、自分を見つめ直せた状態。とても清々しい気分です。落ち込んだり停滞したりしている人は、色々考えるのではなくとりあえず物を捨てるところから始めましょう。見える「物」を通じて手を動かしながら、頭の中の見えない「考え」を整理できるんです。

部屋がおしゃれになって掃除が簡単

物が少ないだけと余白が多くなるので、何も飾らなくてもすっきりとした空間でおしゃれになります。あとは床に物がないので掃除機をかけるストレスがなくすぐに終了しますし、溜まった埃を払う作業も少ないです。物の管理にかかるコストって大きいですよね。

新しい物が入ってきて、それに集中できる

過去と未来の物がなくなり余白ができて、自分が今まで良いと分かっていた物にもこだわらなくなるので、新しい物に挑戦できるようになります。例えば、お気に入りの小説は全て捨てたので、新しい本を読んでみようという感じです。すでに良いと分かっていた物以外にも、良い物は多くあるということを実感します。

また「今」に焦点があっているので、自分がやりたい・やるべきと思ったことに素直に手が伸びるようになります。心が身軽というか。選択肢を絞ったことで、自分がやりたい・やるべきことは何かはっきりと見えるようになります。無駄な物を極限まで削っているので、ノイズによって集中力が妨げられることがありません

例えば、自分の場合だとブログをやりたくなり、気に入ってた漫画を読み直すという選択肢がないので、こうしてブログを書くことに集中できるわけです。

「ほんの少し」を許さなくなる

ゴミや余計な物はほんの少しした気の許しから入ってくるということを理解するので、そのほんの少しを許さなくなります。ゴミを見つけたらすぐ処理したり、やるべきことがあれば先延ばしにせずに先にそれをやるようになりました。物が少ないおかげで物をそのまま置くスペースがあり、押入れなどの収納スペースのような見えない所に隠したりもしないので、汚れややるべきことを見逃さなくもなります

物の量と位置で、行動をコントロールできる

断捨離の作業を通して深く物について考えていくと、物によって行動が支配されているということを実感します。物があるからそれをやるわけで、なければしません。それを利用して、あえて邪魔なところにやるべきことに関係する物を配置したり。ついつい無駄に行ってしまう行動があれば、それに関する物を見えない所や手の届きにくい所に配置したり。物の配置で自分の行動をコントロールするのがうまくなります。例えば、掃除用具はすぐに手の届く所にあるかどうかだけでやる頻度は大きく変化します。

まとめ

断捨離では、物を通して自分と向き合い成長する濃密な時間が過ごせます。終了後はすっきりと考えがまとまって、地に足が着いていない状態ではなく、根を張って「今」に焦点を合わせた状態になれます。さらに物の扱いがうまくなり、自分の行動を上手にコントロールしやすくなります。停滞気味の人はごちゃごちゃ考えずに、とりあえず物を捨てましょう。