レート7000を超えるとマッチングの上限がなくなるようで、レート10000を超えるトップランカーとも対戦するようになります。6000代までの時より明らかに対戦相手のレベルが上がっていて、驚いたり学んだりします。そんな彼らの強さを紹介します。
序盤からとにかく盤面が強い
こちらが全力を尽くして盤面を強くしていても「なぜこんなに強いの?」と感じさせるような盤面の強さです。強い盤面を良く知っていて、《群れのリーダー》+《ネズミ軍団》のコンボなんかは多用してきます。あとは序盤〜中盤の攻撃力が高いミニオンからぶつけて行くような段階で強化した《有徳の守護者》を置いたり。《ダンシン・ダリル》で通常より早めのターンに踊って巨大な「聖なる盾+挑発」のミニオンを置いたり。対戦相手に良く効く予想外のトラップのような盤面を作ってきます。
このように序盤の一戦一戦を勝ちにくるプレッシャーを感じます。勝つか負けるかの微妙なラインでこちらの上を行くような強さを保ってくるので、接戦を制されます。多くのプレイヤーがそんな感じなので、「接戦だけれども勝てない」という戦闘が続き、気づけば連敗になったりします。
中盤以降ももちろん強く、失敗せずそこそこの部隊(これまでであれば3位以上いきそうな手応え)を作れても6〜7位に沈んだりします。こちらがある程度良い部隊を作ってもその上を行く強さを用意してきます。
配置が完璧で、致命傷を与えにくる
ミスが少なくこちらのミニオンを効率よく殲滅できる理想的な配置にしてきます。ですので少しでも全体のサイズで負けていると、相手のミニオンがほぼ全員生き残ってこちらが全滅のような結果になり、大ダメージを受けます。序盤から強い盤面を作ってこれを行ってくるので、負け続けていると気がつけば死にかけている状態です。4位以上が確定した後もほんの少しの配置の差で負けることが多いです。
またこちらの配置やミニオンを良く覚えており、こちらのシステムミニオンを見たら次の対戦ではすかさず《ザップ・スライウィック》を投入してくるなど「やられた・・・!」と感じるプレイをしてきます。
簡単には死なない粘り
序盤からどんどん体力を減らして知らない間に下位で死んでいるようなプレイヤーがほとんどいません。特に致死圏内に入ってからが粘り強く、最後の一撃を入れることがなかなかできません。盤面をすごく強くするというよりはなんとか生き延びようとする動きがうまいです。例えば《手動操縦のシュレッダー》のような将来的に微妙なミニオンを強化して並べだしたり。みんなが粘るので中盤以降は6人程度のプレイヤーが全員ライフ5程度というような状態によくなります。
ユニークなプレイヤーがいる
枠にとらわれず自分で考えて軸を持ってプレイしている人も見ます。例えば、ヒーロー《ダンシン・ダリル》や《エドウィン・ヴァンクリーフ》で2ターン目に酒場グレードを2に上げない人、《ダンシン・ダリル》でずっと酒場グレード2のままで戦う人、5コインや6コインの時に酒場グレードを3に上げる人など。「えっ?」とこちらが思うようなプレイをしてきます。定石にとらわれて知らない間にプレイが固定化している部分があることに気付かされます。自由に考えて最前の一手を考えなければいけませんね。