グレード4には方向性や高いバリューを持つミニオンが多いです。BANによってはグレード5よりも価値があり、トリプルからあえてこちらを「発見」することも多いです。グレード5に上げるコストが高く少なくとも数ターンはこのグレードに強制的に留まることになりますし、場合によってはゲームが終わるまでずっと留まります。長い時間を過ごすゲームでメインとなるグレード4の扱いは大切で、その特徴・配置解説です。
グレード4のミニオンは、獣2種・ドラゴン4種・マーロック1種・悪魔関連3種・メカ4種・海賊3種・エレメンタル関連4種・キルボア4種・その他4種の合計29種。
洞窟ヒドラ
強力な横薙ぎ攻撃を持っています。これ以外の横薙ぎ攻撃は《山火事のエレメンタル》《エネミーリーパー4000》。混成部隊であれば獣枠として最も優秀。
主に《巨狼ゴルドリン》《インゴウインコ》《バロン・リーヴェンデア》タイプの獣部隊で使います。2体欲しいミニオンで、トリプルで合体させると横薙ぎ攻撃が減って弱くなります。
《母熊》《白いクロコリスク》タイプのトークンを並べる獣部隊ではあまり必要ではありません。《ネズミ軍団》《サバンナ・ハイメイン》の強さを上回るのが難しく、トリプルで合体させてようやくといったところです。ただ合体させるには盤面にスペースが必要で、1体ですぐに強い「断末魔」を優先するのでそこまで集める余裕がありません。
ヒーロー《エドウィン・ヴァンクリーフ》なら毎ターン強化できるので勝ち筋になるほど強力。ヒーロー《ダンシン・ダリル》でも欲しいミニオン。
それ以外でも最終盤面で最初に攻撃する「聖なる盾」剥がし要員として優秀なので余裕があればキープします。また、使いにくくなりますが「挑発」を付与して大きく育てることも稀にあります。
サバンナ・ハイメイン
高い戦闘力と頭数を持ちます。「仇討」と相性が良く、《愛鳥家》《母熊》の受けもあります。グレード1回しからの「発見」で第一希望が来なかった時に優秀なのでピックする機会が多いです。《火の輪くぐらせ嬢》と似ていますが、こちらは「挑発」を持っていない代わりに「断末魔」の中身は安定して2体出やすいです、「仇討」との相性は一長一短。ただし獣は悪魔より良い方向性です。
ドラゴン・スケイルベイン
発展性を持っていて悪くない戦闘力ですが頭数がなく受けもないので、即戦力の用途でしかピックしません。グレード4に入った直後で盤面が埋まっていない時にとりあえず買うレベル、ロールして何も来なかったら困りますからね。「聖なる盾」が多いと相性が良くなります。
動物園の奇術師
混成部隊のキーミニオン。混成部隊は各種族の数を絞って狙ったミニオンをバフできるので相性が良いです。ドラゴン種族が追加されて効果が活かしやすくなり、混成部隊に進む割合も増えているので買う機会は増えました。3体をバフできると合計+6/+6相当で通常の3倍の効率。これは《ブラン・ブロンズビアード》がいる時に+2/+2のバフミニオンを使う時よりも強い動きです。
狙ったミニオンをバフしたいなら余計なミニオンは売りましょう。例えば《洞窟ヒドラ》をバフしたいなら《ネズミ軍団》や《ガストコイラー》のような他の獣を売ったり、《ブロンズの番兵》がいたら他のドラゴンを売ったりというように。
メカーノ・エッグ
戦闘中にメカを召喚する《ハジキロボ》の優秀なバックアップ。合計体力が13もあるのでメカが苦手とする《ソウル・ジャグラー》への耐性が上がります。トリプルは中身が16/16となるので特に強力。断末魔部隊でのキーミニオンでもあり、《バロン・リーヴェンデア》《ケンゴーの弟子》と《メカーノ・エッグ》のトリプルが揃えば最大8体もの16/16を召喚できます。
メカ部隊や断末魔部隊でなくとも酒場グレード4の段階で8/8というスタッツは十分強いので盤面の強化として買ったりトリプルの報酬カードから選択したりします。
マジヤバ・オ・モジュール
貴重な「聖なる盾」を付与できるバフミニオン。+2/+4のバフとも考えることができ(バフミニオンと違って使った後売って1コイン得られませんが)、大抵のバフは+2/+2なのでそれ以上です。多くの「聖なる盾」ミニオンが削除されて希少性が高くなった上に「超電磁」ミニオンは売りに出にくいので見かけたら早めに確保したいミニオン。「聖なる盾」が不足していれば「超電磁」せずに素の状態で配置するのもありです。
「超電磁」先の候補としては《メカーノ・エッグ》《刈入れゴーレム》《鉄の師匠》など。横薙ぎ攻撃を持つ《エネミーリーパー4000》に合体するのも悪くないですが配置が固定されて2回目の攻撃もできなくなるので一長一短。《警備ローバー》に合体すると大きく体力をバフするので悪くありませんが、同時に「挑発」が付いて早い段階で敵アタッカーの攻撃対象になってしまうので一長一短。
また最終盤面では、相手の「聖なる盾」剥がし要員の小型ミニオンの攻撃を受け止めるダミーとしても有用で、この場合は「超電磁」せずに単体で配置します。このミニオンは「聖なる盾+挑発」で相手の攻撃を2回引きつけるので便利です。最終盤面では《ブラン・ブロンズビアード》のようなシステムミニオンを売ってこういった戦闘で役に立つミニオンに入れ替えるのを忘れないようにしましょう。同じく複数回攻撃を引きつけるミニオンは《有徳の守護者》《ヴォイドロード》。
ヒーロー《ダンシン・ダリル》であれば踊る対象として素晴らしいです。これを強化して新しい巨大な「聖なる盾+挑発」ミニオンを作ったり、中盤に作ったサイズ的に微妙になってきたメカをアップグレードしたりできます。
アルガスの守護者
2体に「挑発」を付与しつつバフもできるミニオン。+2/+2バフは堅実で本来買うべきなのですが、2体に分散するせいでインパクトは弱めです。バフのためというよりは「挑発」を付与して敵ミニオンの攻撃をコントロールしたい時に買います。「挑発」が多くなりすぎると横薙ぎ攻撃をケアできなくなる点は注意、特に獣部隊を相手にする時など。《ブラン・ブロンズビアード》がいるなら+2/+2バフを2体に行う堅実な動きです。
「挑発」ミニオン全てを+2/+2バフする《強殻のクズ拾い》とのコンボが強いです。横薙ぎ攻撃には弱くなりますが手当たり次第に「挑発」を付与して《強殻のクズ拾い》をぐるぐる回してバフをかけていくのもありです。《ブラン・ブロンズビアード》がいれば特に強烈なので「挑発」が多いなら酒場グレードを5に上げてこの動きを狙ったりもします。
また《ブラン・ブロンズビアード》《光牙の執行者》《鉄の師匠》のようなシステムミニオンに「挑発」を付与するのもありです。これは味方に1〜2体だけの巨大な「聖なる盾+挑発」ミニオンがいる場合に特に有効。相手の「聖なる盾」剥がし要員の攻撃対象となるダミーの仕事をさせられます。その場合こちらの「聖なる盾」剥がし要員としてはバフミニオンを使います。逆にすでに多くの「挑発」がいる場合は、「挑発」を付与せずに「挑発」の隣に置いて横薙ぎ攻撃に対する緩衝材として使う方が良いです。
「挑発」については以下で詳しく書いています。