シーズン3で登場する新たな種族アンデッドの特徴とデュアル種族3種を含むミニオン19種のレビューです。
アンデッドの一覧と特徴
- 19種中、7種が「蘇り」、4種が「断末魔」を持っていて手数が多いです。
- 味方が「蘇り」したり死んだりすると反応する能力が多いです。3種が「仇討」。
- 横薙ぎ攻撃はなく、「聖なる盾」は1体だけ。
- バフは豊富。居場所を問わなかったり、戦闘中に行ったり、攻撃力と体力を別々にバフしたりする新しいスタイルが特徴。アンデッド用の永続バフミニオンのみの一覧。
ちなみにアンデッドと相性が良いヒーローは、トークンを活用できるタイプ。
グレード1 3種
Risen Rider
「蘇り」。弱い「挑発」を2体用意できます。グレード2にナーフされた《クトゥーンの侍祭》の種族あり版。《クトゥーンの侍祭》は便利で強いミニオンでしたが、グレード1でさらに種族ありで将来性もあってそれより優秀。序盤から終盤まで様々な用途で使えます。
- グレード1として高い戦闘力。
- 2体の「挑発」でアタッカーやシステムミニオンを長く守れます。
- 攻撃力が低いので《ザップ・スライウィック》の対策にできます。
- 「仇討」を受けられます。
- 終盤はテックカードとして使えます。相手の「聖なる盾」や《大暴走リロイ》を受けたり、《海の荒くれ》や《乗りカエル》を倒さないまま攻撃を通過させてコンボを妨害したりできます。
「仇討」を強力にサポートするので、アンデッドに加えてエレメンタルや悪魔がいる場合は「仇討」ロビーになるかもしれません。6コイン目までグレード1を回して7~8コイン目にグレードを上げてトリプルからグレード4「発見」です。クエストがなくなればグレード1回しは行いやすいです。ちなみに《魔女の翼の巣母》は退場します。
マイクロマミー
デュアル種族のメカ・アンデッドにリメイクされます。
Rot Hide Gnoll
戦闘フェイズのみ強くなるミニオン。爆発力のない《腐肉食いのハイエナ》で、《進化するクロマウィング》のように永続バフでもなくて弱いです。1/4はグレード1の戦闘力としては弱めで、能力次第ですがそれが弱いです。
グレード2 4種
Eternal Knight
《Eternal Knight》が死んだ分だけ場所を問わずに強くなります。《厨房の悪夢ノミ》のように未来に買う酒場の仲間をバフできて、常に効果を発動しているオーラタイプなので戦闘中にも仲間が死ねばバフされます。グレード6にこれの親玉がいて、これに特化した戦闘中に《Eternal Knight》を生み出しつつ発展していく部隊が強いです。それに進むには《Eternal Summoner》が重要で、必ずしもこれを早い段階から置いている必要はありません。グレード2で買ってテンポとして使う場合、毎ターン+1/+1ずつ成長して強いです、最初の弱いターンもトレード能力はありますし。
Scarlet Skull
「蘇り」。「蘇り」と「断末魔」が全て機能した後の合計スタッツは+4/+8とグレード2としては破格。味方にアンデッドがいて、それよりも先に死ぬ必要があるという、制限の大きさがネック。さらに実際は本体1/2の2体分は有利トレードされるだけで、有効なのは+1/+2の2回分の味方へのバフ。これは強かった《ン=ゾスの落とし子》や《ユレール》に似ていて、グレード2の戦闘で少しでもサイズが上回れるのは強いです。
Nerubian Deathwarmer
アンデッドの発展性ミニオン(攻撃型)。自身もバフして実質2/3で、グレード2としては貧弱なスタッツ。盤面にアンデッドがいればテンポを持ちますが、それでも《メタルトゥース・リーパー》より威力は低いです。将来に投資するタイプで《チケッタス》の6コイン目の景品《あっ軽い人々》に近くて、たくさんアンデッドがいないと弱めです。その時間帯はもっとテンポがあるか、すぐに使えるものでないといけなくて、将来に投資する余裕はあまりありません。
Corpse Refiner
アンデッドと海賊のデュアル種族。グレード2として弱いテンポ。能力も使いにくいです。《二本牙のトニー》と同じ難しい「仇討」の割に効果は地味ですし。序盤でテンポで遅れるとずっと追いつけずにダメージを受け続けたりします。そのリスクを背負ってまで将来に投資するほど価値が大きくなく、しかも不安定です。まず使えないミニオン。
グレード3 3種
Jelly Belly
戦闘中のみ、味方が「蘇り」すると強くなるテンポミニオン。
Lich Doctor
マイルドな《シルヴァナス・ウィンドランナー》のヒーローパワーを自動で発動する一般的に使えるシステムミニオン。グレード3で自動の全体+1/+1は強いです、《ネザー・ドレイク》+《チビドラ密輸人》のコンボは強いですよね。ただし、効果は買ってすぐには出ずに次のターンからというのがネック。グレード3に触れるのはテンポの競り合いが激しい8コイン目あたりの時間帯です。そこで弱い3/2を置いて、一度ダメージを受けて次のターンから回りだすという、少し悠長ですが回りだすと強いです。
Ghoul of the Feast
《愛鳥家》のような戦闘フェイズのみバフするテンポ型で、かつ《動物園武闘伝》のように混成を推奨しつつ攻撃力のみを高める一般的に使えるシステムミニオン。バフ幅は大きいので「仇討」のために頭数を意識して用意する必要はあまりありません。それよりもバフを受けられる種族の多さです。《ワンワンロボ》《タフ・タスク》《ブロンズの番兵》のような「聖なる盾」は相性が良さそうに見えて必ずしも必要ではありません。それらは死ににくいですし、別に「聖なる盾」なしの適当な種族でも十分に強いからです。
決まれば強く、これで盤面を安定させられたら一気にグレードを上げられます。中盤で強いテンポを出せるミニオンで、序盤で「仇討」のセットアップをする理由になります。
グレード4 3種
Soulsplitter
「蘇り」。戦闘中のみ一時的に「蘇り」を付与します。本体も含めて「蘇り」を2つ用意でき、シナジーの起点になります。本体を含めてテンポも十分で、強いです。最も「蘇り」させたいのは、パワーカードである《Eternal Summoner》。これに確実に「蘇り」を付与するために、余計なアンデッドは売る必要が出たりします。
Handless Forsaken
「蘇り」を生み出します。《サバンナ・ハイメイン》《火の輪くぐらせ嬢》と同じグレード4でトークンを2体分出すミニオン。その割に本体のスタッツが貧弱。
Possessive Banshee
アンデッドの発展性ミニオン(体力型)。アンデッド専用の手動バフで、バフ幅が大きいです。同じグレード4の《用心ストーンボーン》と比べると強力。バフの攻撃力と体力のバランスが良くて、有利トレードを狙えます。
グレード5 3種
シンランナー・ブランキー
「蘇り」。強化元として優秀な獣とアンデッドのデュアル種族。《グロースケイル》で「聖なる盾」を付与すると強いです。
飢餓れしもの
頭数の多いセットアップができていれば巨大になれるミニオン。何かする度に+1/+1というのは《義足の義賊》《晩暮の暴れん坊》などがいるグレード4によくある能力、成長速度はそれらを上回りやすいです。グレード5なのでそれらより遅く、しかもスタートラインのスタッツは低いです。「挑発」で守る必要があって不安定で、大きくなっても先頭には置きづらく配置が悪くなります。
Anub’arak, Nerubien King
アンデッドの発展性ミニオン(攻撃型)。「断末魔」なので戦闘中に発動する効果ですが、未来の酒場や盤面のアンデッドに永続のバフがかかります。戦闘中に召喚されるアンデッドにも適用。グレード5のテンポとしては弱いシステムミニオンで、盤面に多くアンデッドがいればそれが緩和されます。
《Titus Rivendare》と組み合わせるとアンデッドの攻撃力はやたら高くなってトレード能力は十分になりますが、体力は低いままです。そうするとトークン型の獣部隊などに弱くなります。
グレード6 3種
Eternal Summoner
強力な《ガストコイラー》のような感じで、かつさらに発展していくというパワフルさ。シーズン3でのトップメタになりそうで、ナーフされそうなほど非常に強いミニオン。これに《Soulsplitter》で「蘇り」を付与したり、《Titus Rivendare》で「断末魔」が追加で発動するようにしたりすれば爆発的に《Eternal Knight》を強化できます。《Soulsplitter》の方が確実で強く、《Soulsplitter》と《Titus Rivendare》はどちらかで良いです。どちらもいてもスペースが不足して効果が全て出にくいですからね。トリプルからのグレード6「発見」でこのミニオンから《Eternal Knight》部隊を組めます。
これが強いので、これを創造できる《ピュートリサイド教授》も強いです。グレード6「発見」やグレード6に上げるプレイも強くなります。
太陽の巨像
「蘇り」。巨大な《ブロンズの番兵》で、育てるミニオンとして優秀。アンデッドで唯一の「聖なる盾」、グレード6の即戦力としても強いです。《Anub’arak, nerubien King》などで永続の攻撃力バフがかかっていれば、「蘇り」した後の攻撃力も高く強力。
Sister Deathwhisper
アンデッドの発展性ミニオン(体力型)。戦闘中に大量の永続体力バフをかけるアンデッド。これ以外のアンデッド用のバフは「雄叫び」による手動であったり、攻撃力のみであったりしてあまり強くありません。盤面に多くの「蘇り」とアンデッドが必要。「蘇り」するのはアンデッドでなくても構いません。
「仇討」のような感じで安定せず、《Risen Rider》などの「挑発」で守る必要もあってセットアップに手間がかかります。配置も「仇討」用になって、横薙ぎ攻撃に弱くなります。グレード6を配置した直後のテンポとして不安定な全体+1/+3というのは微妙で、《儀式用ダガー》に近いかもしれません。つまり入手の早さが鍵。
《光牙の執行者》や《腹減りフェルバット》のような一度配置したら後は手がかからないパッシブタイプ。このタイプは《茶人シオター》のような手動で回すアクティブタイプよりもバフ量が小さくなって十分ではなく、何か別の軸に変化する必要が出たりします。だから手がかからない利点を生かして《献身の英雄》《マンティッドの女王》のような猛毒系統のパーツを集めることになるかもしれません。
入手が遅いとバフ量が微妙であまり強くないので、ずっと置いたままにするのではなく一時的なバフミニオンとして使ってアンデッドの体力を補強するような使い方もありです。主に《Eternal Summoner》が《トンネル爆破係》で死なないようにするため。もし《Soulsplitter》がいるなら、効果を吸ってしまわないように売る必要が出たりします。